電子限定
松尾マアタ先生の初期短編集。
「Midnight Bellboy」2006
ベルリンのホテルで、有名モデルのワンナイト遊びに付き合わされてしまったベルボーイ。書いている小説も評価されないし…
でも状況は思ってるほど最悪ではなさそう⁉︎
「So Serious」2008
テロリスト集団に監禁されている青年のストックホルムシンドローム?
優しすぎるテロリストの別れの言葉はLOVE。
「Material Boy」2011
ポール&ジョナサンシリーズ番外編①。
高級自転車を物欲しそうに眺めるジョナサン。
「買ってあげようか」とポール。
だけどなんせ高価なので、買ってもらうなんて本当の愛人みたいでイヤだ。
数日後、急な呼び出しがあってちょっと期待しつつ行ってみると…
やっぱりポールって。嫌な性格…(笑っちゃうけど)
「My Type is」2018
ポール&ジョナサンシリーズ番外編②
レヴィとエンジェルのドーナツ屋さんは大繁盛。
そして今回なんとエンジェルとポールが顔を合わせてしまい…
なんかジョナサンだけがアワアワしてるみたい。
「Service」2010
ポール&ジョナサンシリーズ番外編③
2人の出会いは実は大学入試の最終面接。その頃から今みたいな駆け引きしてたのね。
「The Remains of Sunshine」2017
ポール&ジョナサンシリーズ番外編④
カンクンから帰った後勉強が忙しくて教授とも会わないジョナサンだけど、なんとステファン・ミルズの結婚式の動画がネットに上がっていて、ポールと一緒の自分も写ってる!学校中に、ポールの家族に、自分の家族に、知られたら…!
…と焦るけれど、というエピソード。
最後思わせぶりなポールだけど、アナタも大慌てだったじゃないですか!
短編の合間に素敵カラーイラストが10点。
ポールとジョナサンのモノクロイラスト1点。
「マンガ描きのはらわた」2011
マアタ先生ご自身の手術体験記。
わかる人にはわかる。わからない人にはグロいかも、なお話。
あとがきで先生ご自身での作品説明。
半分がポール&ジョナサンシリーズの番外編なので、やはり「嘘つきは紳士のはじまり」「あやまちは紳士の嗜み」は読んだ方がよいかも。
全体に抜け感のある洒落た作風だと思います。新作読みたいですね。