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獅子帝の宦官長 寵愛の嵐に攫われて

shishitei no kangancho

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表題作獅子帝の宦官長 寵愛の嵐に攫われて

ラシッド、38歳、ウルグ帝国皇帝(獅子帝)
イルハリム、27歳→29歳、東国ヒヌ出身、奴隷出身の宦官長

同時収録作品獅子帝の宦官長 寵愛の嵐に攫われて

タシール、軍政官
イルハリム、12歳、東国ヒヌ出身、宦官の奴隷

あらすじ

大人気“主従BL”が単行本化!
1万字超えの書き下ろしSSと、人気イラストレーター・兼守美行氏の美麗なイラストを追加収録。

金褐色の髪と瞳をもつ皇帝ラシッドは
ある夜、側女の失態を叱責するために宦官長のイルハリムを呼び出した。
皇帝の気性の荒さを知っていたイルハリムは恐怖に震えるが、
いつしかその逞しい腕の中で快楽の渦に溺れていく。

「駄目だ。余が満足するまで、今宵は寝かさぬ」

獅子帝からの寵愛は、愛欲か執着か、それとも――。
許されない身分違いの蜜月。主従関係のふたりが織りなす、甘くて切ない物語。

『第一回 fujossy小説大賞・秋』審査員特別賞受賞作!
※本作品は同タイトルの分冊版1~11巻に加筆修正を加え、書き下ろしSSとイラストを追加したものです。

作品情報

作品名
獅子帝の宦官長 寵愛の嵐に攫われて
著者
ごいち 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
MUGENUP
レーベル
エクレア文庫プチ
発売日
電子発売日
ISBN
9784434310447
4.1

(18)

(11)

萌々

(3)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
72
評価数
18
平均
4.1 / 5
神率
61.1%

レビュー投稿数7

えちえち度かなり高めの、身分差(皇帝×宦官)ラブ

読んでいてビックリの、エロエロ度。メインカプの絡みだけでなく、モブによるレイプシーン、後宮に入ったばかりのイルハリムを救い生きる術を教え込んだ青年なども含め、エロシーンがかなりの頻度で出てきます。

どなたかも書いていらっしゃるように、エロシーンかなり多めだけれど、”読み飛ばす”ことをさせないのがすごい。

エロシーンも含め、グイグイ引き込まれて最後まで一気読みでした。

傲岸不遜な皇帝・ラシッド(攻め)。その巨根のためほとんどの側女が彼を満足させることができず、今夜も泣き喚く側女についに怒りを見せたラシッドが腹立ち紛れに部屋を訪れた宦官長・イルハリム(受け)を抱くところから始まる、後宮身分差ストーリー。

俺様で傲慢な攻めによる陵辱からスタートする関係なんですが、読み進めていくと皇帝は皇帝なりの配慮や思いやりを(一応)見せていることが分かるのと、序盤と中盤以降の皇帝の変化っぷりに萌えます。

ただ、個人的には宦官→皇后となるハッピーエンドはちょっと無理あるかな、都合良すぎかなあ…、と思ったりも。ハピエン大好きなんですが。。
王宮の陰謀によって引き摺り下ろされるか暗殺される未来しか見えず、うーん。

最後の最後にそんなモヤモヤはあったものの、イルハルムに何度も訪れるピンチとそれを救う獅子帝のヒーローっぷり、傲慢だけれど溺愛するラシッドの姿に胸打たれる、後宮ラブストーリーでした。

0

No Title

正直に言って、さほど期待せず読み始めたんです。
あ、アンリミに入ってる、宦官かぁ読んだことないしな、くらいで。
レビューには「ほぼ房事での出来事」みたいに書いてあって。

それが!!!!いやぁ、面白かった!
奴隷と皇帝ですよ、身分差。
半分くらい読んだところでトップが故の孤独な皇帝の伴侶に収まったのは良いけれど、この先ひと悶着が無いわけない!と。

読者側としては絶対皇帝の気持ちはイルに向いてる!って思うのに、奴隷上がりのイルがなかなか諦念の域から抜け出せなくてヒヤヒヤしました。

性奴隷なところはつらいんだけど、皇帝の愛は深くて文句なしのハピエンだし、皇帝との閨もお道具もお風呂もエロエロで大満足です♡

2

勢いがある文章

色々規格外な王様×奴隷の宦官長

後宮の若い娘たちを震え上がらせる身体も声も何もかも大きな王様。夜伽が上手くいかない罰として宦官長の青年を呼び寄せては罰として抱く日々。…と、そんな感じでえっちシーンは非常に濃いかつ多い!なのですが、全く中弛みすることなく目を滑らせる事なく一気に読み切ってしまいました。タイトルに書きましたが、非常に勢いのあるイキイキした文章で読んでいて清々しかったです。

淡々とした態度の受が実は可愛らしかったり、荒々しい王様が受を実は溺愛していたりとキャラクターも好ましかったです。痛々しいところも出てきますがハッピーエンドなので安心して読んでください!

2

ひたすらエッチなのが読みたい時に!

体の全部が逞しい獅子王と、美しい宦官長(苦労も多い)の情事シーンがたっぷりの作品です。
完璧ながらも己れの大きさのせいで悩ましい閨事情を抱える攻めは苛立ちのあまり、受けに床の相手を強います。そこから二人はずぶずぶと互いにハマっていくのです。
文章の一文一文が短く書かれていて、疲れないで読み進められるのも私の好みでした。
官能ものが読みたい時にやたらと頭を使うようなストーリがくっついていると、いくら面白くても邪魔に感じてしまうことがあるので、その分この作品は受けと攻めの濃厚なイチャイチャシーンが主軸になっており大満足でした!

4

多い

兼守先生の挿絵なのでマストバイ。挿絵は大好きだったのですが、色事シーンがすごく多く感じられ、そちらにはあんまり興味がないので、申し訳ありません、中立にしました。皇帝の後宮舞台、本編260頁、紙限定の番外編26頁ほど+あとがき。

筆頭寵姫のアイシェがライバルたちをことごとく後宮から追い出したのに、自らは出産のため後宮を留守に。欲求不満が溜まってきた皇帝が、宦官長であるイルハリムで解消するようになり…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
アイシェ(寵姫、出産前後)、タシール(受けの昔の知り合い、貴族)、その他悪党少々。

++攻め受けについて

政治的に有能とか戦が強いとか、惚れるようなシーンは少なく、有り余る精力を受けにぶつけているだけという印象。きらきら金髪、押しの強い性格(悪く言えば傲慢?)で圧倒的俺様感、皇帝感。好きになっていたら良いんだけど、好きになる前からこの俺様っぷりだと、ちとツラい。お仕えしたいなあとはあまり感じず。

受けは何でかわからんが皇帝大事、めちゃ献身的にお仕えなさってます。凛々しいなあという感じはなかったです。喜怒哀楽少なく、ツライことを耐え忍びただただ皇帝の良いように…と頑張ってますねえ…しっとりしたお肌、黒い瞳、黒い髪、抱き心地良いんでしょうねえ。皇帝、えらくお気に召されて。

攻め受けともあんまり入れ込めなくて、お話も、お道具出てきたり凌辱あったり、どエロエロで、個人的萌ポイントをつくところがあまり無かったでした。アラブっぽい雰囲気は好きなんですけど、ちょっと残念だったかな。

5

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