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きみの隣にいると、幸せが何かわかる気がした。
個人的にハズレの無いmimosaレーベル。
またしても、mimosaから神作が生まれましたよー!
【生活の為に身体を売る白木×家族思いで心優しい黒川】のCPです。
元ウリ専が攻めなので「攻めは絶対処女」派の方はご注意を。とはいえ、そんな地雷を吹っ飛ばす程の良作でした。
もう、めちゃくちゃ辛かった。
ほんわかした広島弁と有馬先生の優しい絵柄が凄く合っていて、超ヘビーな内容が際立っていました。
いつもニコニコしている白木君にはめちゃくちゃ辛い現実があって、それを偶然にも黒川君が垣間見てしまい放っておけずに一緒に逃避行するお話なんですが…もう……
未熟な子供達だけでいつまでも逃げられる訳もなく、たった3日間で終わってしまうんですよね。
その短い3日間だけでも、彼らにとっては人生を変える大切な3日間だった訳で…。切なくて胸が苦しい…
白木君を救えなかった事に罪悪感を抱いていた黒川君と、黒川君との3日間を支えに前向きに生きようとする白木君。大人になった2人が再会し、お互いに傷を癒していく緩やかな交流がじんわりと心に沁みます。
1人で強くなるしか無く「1人で生きていける」と言う白木君に「それって、2人じゃあだめ?」と、2人で全てを共有して生きていこうと返す黒川君。
白木君が「帰りたいよ…」と感情を露わにして泣くシーンで、ようやく長い逃避行から帰ってこれたんだなぁ…と胸が一杯になりました。
今後は、痛みも悲しみも嬉しさも愛おしさも全て2人「半分こ」で、いつまでも寄り添って幸せに暮らして欲しい…
白木君の辛い生い立ちに遣る瀬無さを感じましたが、ラストでの幸せそうな2人の笑顔で気持ちが救われました。
▶︎シーモア/白抜き ※シーモア限定特典…2P漫画
★カバー下のオラオラ(甘えん坊)黒川がカッコ可愛いくて堪りません!オラ川は誘い受けですか…⁉︎それとも…⁉︎
白木×黒川
平凡な高校生・黒川は、
生活のために身体を売り、客に怪我を負わせたクラスメイトの白木と二人きりの逃避行を・・・。
2人はそれきり関わなかったまま卒業してしまった。
数年後、大人になった2人は再会し、
大人としてどのように生きていくべきかを知った2人は、
もう一度向き合って恋人同士となる。
というお話です。
前半、
子供でもない大人でもない高校生の純粋さを見事に見せてくれました。
ーー子供ではないから模索。
ーー大人ではないから無力。
怖がって流れに乗らず現実から飛び出した黒川と白木にとっては、あの3日間の逃避行は、
きっと2人だけの世界だったに違いないでしょう。
何も捕まえることができなかったのように現実に戻ったが・・・、
実は白木の感情の半分はーー黒川が担っていくたこととなった。
後半、
大人になってから、好きな生き方で生きられる白木を見て、
大人とは、目の前の現実を受け入れて、自分をとりまく環境に乗り、幸せに生きてくることができ、考え方や行動などが十分に成熟していることだと思うようになりました。
前半と後半、高校生と大人の強烈な対比はこの作品に反映します。
高校生と大人の違いはーー大人は生きるための精神と力が身に付いたことです。
売春をさせられた貧困の残酷な家庭環境で育った白木は、
手を差し伸べて自分を守ってくれる、支えてくれる黒川と出会い、
苦しさも悲しさも半分を背負ってもらい、
心の痛みが和らげながら大人になっていって
本当に良かったです。
最終話、白木が黒川に言った
「ずっと
きみが
半分持っとって
くれたんじゃねぇ」は、
この作品のすべての意味だと思います。
ーー胸が熱くなるほど感動しました。
白木と黒川が逃避行で次第に心を通わせていく。
2人は信頼し合う関係である。
恋愛は2人にとってただ物理的な距離が近くなるための手段なのか?
でも、絶対2人にとっては大切なことなのだろう。
悲しさも楽しさも分かち合う幸せになるでしょう。
手をさしのべて、心から助けられていた
胸のあたりが暖かくなる作品でした。
黒川くんとのたった37時間の逃避行が、再会するまでずっと白木くんの人生を支えていたことを黒川くんは知らなくて、彼にとって白木くんは‘’救えなかった人”として傷跡みたいに残ってて・・・。
逃避行のあとも、客をとって身体を売っていたことを「自分で選んで」と黒川くんに責任を感じさせないようにするところが切なくて、苦しかったです。
白木くんの苦しみを半分背負ったままの黒川くんに言った、「これはおれのじゃけえ 返してね」、涙が止まりませんでした。
半分あげる。きっとこれから二人で苦しみも、有り余る程の幸せも、半分こしながら生きていって欲しいです。
作家買いです。
単話の表紙に心掴まれ、4話まで読み纏まるの待っていました。
黒が斜め下を向き、白がふんわりとした笑顔で前を向きながらも服をギュッと掴んで2人で林檎を握り合う…読了するとじんわり感じる所があります。
さすがの作画は細部まで丁寧で、繊細かつ美しく可愛らしい…けどストーリーはどシリアスで重く苦しい。
でも、このふわっと柔らかい作画と可愛らしい広島弁が、辛い境遇を超える少年のしなやかな強さと切なさに世界観がマッチしてる
母親にウリさせられてる高校生 白木と大家族の面倒見の良さ故か?事情を知ってしまい衝動的に白木を連れ出す黒川
白のいつもニコニコおっとりしているけど、どこか怖い事を悟る事が出来る感受性強い黒が、白の生活環境故か?情緒が育って無いのか?ズレた言動や行動に驚きながらも受け入れてる様を見ると涙が出てしまいます…白の母親かなり地雷過ぎる
高校生の彼らが、ずっと手を握りしめて逃げるんですよ現実から!泣ける!!
極限状態からの逃避行も白の黒への想いで自ら断つんだけど…白にとって黒はキラキラの王子様きっとずっと変わらない、たった3日が白の全てに変わったんだろうな…自立し大人になり再開してから淡々と語られる過去もキツイんだけど白は強かった!
救えなかったと悔いながら、その感情に蓋をしてきた黒が
自分の全てを受け入れてくれた事への驚きと喜び、そして帰りたいと真っ赤になって感情を剥き出して白が泣くシーン、涙が止まらない。
白のおそらく初めての偽りなき喜怒哀楽!辛い、切ない!
このレビュー書きながらも涙が出てくるのに心が暖かくなる不思議な読後感。
1つだけ残念なのは白の下がり眉、彼美形だと思うので、もう少し眉を上げて欲しかった。でもこれも仮面的笑顔をデフォルメする意図なのかな?
それとポジションですが、攻め受け、私はこれで満足
ウリじゃない!黒を心から想うからこそ体が攻めとなる!
と思いました。
その後の何でも無い日常が、尊くてまた泣かされる
こんな酷い境遇の子が現実に居ません様に…と願わずにはいられません。
心揺さぶらせた!ああ、ありがとう…有馬先生
これまであまり接点のなかった同級生の白木と黒川。クラス内での立場だけでなく、家庭環境も全然違うと思っている黒川はなんとなく白木が苦手だったけれど…
ひょんなことからいつもにこにこしている笑顔の裏で白木が抱えていた苦しみを知ることになり、彼を救うため逃避行をする、という展開に。
母親が連れてくる客に体を売り、物のように扱われ、したくないことをさせられて傷付いて…でもどこか諦めていた自分のことを救いたいと思ってくれた黒川の真っ直ぐな心にこそ、白木はとても救われたのだと思います。
逃避行はわずか3日で終わってしまうけれど。それぞれに違う意味を持ちながら、とても大切なモノとして心に残る時間になったことが切なかったしとても美しかったです。
逃避行から日常に戻るとまた距離ができて話すこともないまま卒業し、やがて大人になって再会したふたり。
離れていた間は白木がツライだけではなかったと知ることができて、白木をすべてから救うことができなかった黒川のモヤモヤは、少し晴れていき…
白木の抱える苦しみを"一緒に持つと"いうことを涙ながらに伝えるシーンはとても感動しました。
長い時間は経ったけれど幸せも悲しみもたくさんのことを分け合って、ふたりが一緒に居られる未来があって本当に良かったです。
テーマは重めだしその時々の彼らの心情がとても丁寧に描かれているぶん、苦しみに引っ張られてしまう部分もありましたが。そういうところも含めて惹き込まれる魅力のあった素敵な作品でした。