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色んな意味でたくさん裏切られた作品でした!
普段獣人ものを好んで読まないのですが、この作品はすっっごく面白かったです。何となく惹かれて購入したのが大当たり!タイトルからは想像できない、心あったまる素敵なお話でした。
あと表紙ですね。
イカつい狼が目を引きますが、彼は臆病者で心優しい獣人ですので誤解しないで欲しいです(笑)
エロくて怖い系かと思ってたけど、そんなんじゃなかったのも嬉しい誤算でした。確かにエロ描写は濃厚だし、激しめですけど(首ガブッとするシーンは驚くかも)、エロがくどくないので読みやすい。発情を伴う無理矢理っぽいシーンがありますが、その後の桜紫狼のフォローとユキの態度によって嫌な感じは全然しなかったです。
心の描写メインの作品で、すごーく引き込まれました!読めば分かる、読まねば分からない素敵なシーンがいっぱいです。
物語の舞台は獣人と人間が共存する世界。獣人が人間より下に見られている設定です。
獣人であることにコンプレックスとトラウマを抱えた臆病な狼獣人の桜紫狼と、幼いときに両親からの虐待が元で耳が聞こえず喋ることもできないユキの、モフモフ純愛ラブストーリーです(*´꒳`*)
桜紫狼は人型になれない獣人で、苛められてきました。臆病だし積極的に自分の気持ちも伝えられなくて、1人で悩んで抱え込んじゃう性格です。
そんな桜紫狼が好きになったのが、桜紫狼が大好きな惣菜を作っているスーパーの店員のユキ。ユキは耳が聞こえないし喋れないけど、何故か桜紫狼にだけは、ユキの心の声が聞こえました。
惣菜繋がりで知り合った2人は、最初の出会いから惹かれ合い恋に落ちていきます。
も〜この出会いも素敵なんですよぉ!
茄子の鰹節がけの惣菜が2人のキューピッドなんて、ホッコリ過ぎる。ユキの桜紫狼への態度もニコニコで警戒心もないし、モフモフ〜とか言って可愛いんです♪
桜紫狼は獣人の自分は臭いんじゃないか、とか人型になれないから怖がらせてるんじゃないか、とか…過去のトラウマがあるだけにマイナス思考。それはユキに嫌われたくないからなんですけど、完全空回り…
ユキは桜紫狼の匂いも毛並みも全部が大好きなのに、桜紫狼はそれを逆に受け取って2人がすれ違ってしまうシーンもありました。
獣人が人に蔑まれてる作品ってあんまないかもですね。私は初めて読みました。
獣人はヒエラルキーの頂点にいるイメージだったので、この世界観は新鮮でした。その設定ゆえに、桜紫狼の苦悩や優しさや気配りが胸にズキズキと痛みますが、ご安心を。最後はハッピーな結末なので読後感良しです(^^)
あと、これすごいって思ったのが絵です。
特に桜紫狼の画力は素晴らしいです。毛質が繊細に描かれていて見惚れました。
そんでもって、桜紫狼が泣いたり笑ったりの表情の描きも抜群に上手いし可愛い!
獣人の表情は描くの難しいと思うのに、喜怒哀楽がしっかり表せるの凄いなと思いました。
切ないシーンも多いけど、それを上回る幸せホワホワシーンも多くて大満足!些細な所でクスッとするシーンもあったりして、見どころが多いです。
楽しいし、面白いし、切ないし、キュンとなるし、悲しくもなるけど幸せで温かい気持ちにもさせてくれる、色んな感情がてんこ盛りの作品でした(*´︶`*)
その後の2人の姿をもっと見たいなって思ったので、いつか見れたら良いなと期待しています。
初めての作家さまです。
獣人が大好きなので購入しました。
表紙を見た感じ、狼(桜紫狼)が強気な感じなのかな…?と思っていたのですが
ぜんっぜん違います!!!!!!!!!
この世界では、獣人に対する偏見がまだ残っており
そのせいでトラウマを抱えている桜紫狼。
ある日、スーパー店員であるユキに出会い、ユキに一目惚れする桜紫狼。
ユキは過去に合った出来事で、喋れなくなってしまったのですが
桜紫狼にだけはユキの声が聞こえます。
二人の距離は徐々に縮まっていくのですがー…。
桜紫狼が過去のトラウマや、現在進行形での偏見によってとても臆病なんですね。
表紙からは想像出来ないぐらいです。
そんな桜紫狼が、勇気を出して幸せを掴むお話だなぁと私は思いました。
桜紫狼はお医者さんとして働いているのですが
そこの院長先生は私は個人的に好きでした。
桜紫狼のことを理解していて、優しく見守ってくれてる感じがたまらなかったです。
ユキと桜紫狼の恋は少しずつ進んでいくのですが
もどかしさを感じつつ、初々しさが味わえてよかったです。
ユキはかなり桜紫狼のこと好きそうなのが読んでてわかるけど
桜紫狼にはなかなか伝わらず、その辺がもどかしかったです。
切なさもあるけど、ほっこりもするお話でした。
初めての作家様でしたが買ってよかったです!
桜紫狼が愛ゆえに泣く姿が私はとてもきゅんとしました。
表紙はインパクトありますが、大きい狼の医師シローさんと心優しい聾唖の青年ユキくんのキュートなお話です。
シローさんは人化しません。ユキくんの声は何故かシローさんだけには聞こえます。狼であるがゆえ差別されてきて、シローさんはユキくんに遠慮がちでした。
ようやくお付き合いが始まったとたんシローさんに発情期がきて狼の本能が目覚めてしまって...。
モフモフで体格の良いシローさんに包まれるユキくんが本当幸せそうで、大好きが溢れてます。
狼なのに表情豊かで、画力のある作家さんだと思いました。
さいっっっこうに面白かったです。
獣人要素がこれでもかと活かされていて、獣人と人の違いを感じながら読めました。獣人のお話を読んでいる!って実感できたので、これぞ獣人BLだなと思っています。
種族の違いを感じられる部分が良かったのはもちろんですが、2人の心のやりとりも癒されました。
攻めの身に沁みついていた人間への接し方が、受けに出会ったことにより柔らかく蕩けていくところが堪りません。
今までの経験がなかなかな抜けないためにすれ違ったりもしますが...
お互いが逃げずに会話をしてくれるので、辛くなることはありませんでした。
個人的な萌えシーンは、発情期後のひと時。
受けが横たわるベッドへ頭だけ乗せた攻めを、目を覚ました受けが撫でるシーン。
その喜び方と仕草が、あまりに獣人で可愛くて。お気に入りです。
獣人の毛並みを細やかに描かれているので、受けがもふっと感を楽しんでいる様子もこちらにしっかりと伝わってきました。
獣人要素をたっぷりと摂取することができ、獣人×人の恋物語を堪能することができました。
獣人好きな方にはぜひ読んでいただきたいです。
初読み作家さまだしピアスシリーズなので、どエロい内容だったらどうしようと戦々恐々としながら読み始めたんです。
表紙から分かるように画力も申し分ない作家さまなんですが、このど迫力の狼獣人の桜紫狼(おうしろう)がすーーっごく可愛いんですよ!狼ですけど犬好きには堪らない可愛さだと思いました。
筋骨隆々で頭が良くて顔も凛々しくて、ユキが「カッコ良すぎる」と思わず思ってしまったことに激しく同意していました。
でもこの桜紫狼は幼い頃の獣人差別で心に傷を負っていて、かなりの小心者なんです。
誰かがコソコソ話していれば自分の悪口を言ってるのではと、勘違いして萎縮する情けなさを持っていました。そんな中屈託ない笑顔で接して来るユキに桜紫狼が惹かれてしまうのはしょうがないと思いました。
この2人のちょっとした日常のやり取りや初めてのデートが凄く初々しいんです。ちょっとした誤解やすれ違いにも凄く萌えました。
とにかくユキが前向きでとても良い子なんですよ。
当て馬とか登場せず2人が気持ちを通じ合わせるまでがじっくりと描いてあるのも良かったです。何でも1人で抱え込む桜紫狼を勤め先の院長はちゃんと見ててアドバイスしてくれてたし、ユキの職場の先輩も2人に理解があって素敵でした。
桜紫狼の獣人専用マンションのお風呂とかが凄く面白くて、これが獣人ものの醍醐味だよなと感心しながら読みました。
なんせユキにしか反応しない桜紫狼なので、凄いモノを持ってる割にはゆっくりゆっくりと関係が進むんです。
もうねユキが大好きであたふたする桜紫狼の可愛さに何度も悶絶しました。
これ勿体無いのでもっと続けて欲しいです。続編お願い致します!