おまけ付き電子限定版
久しぶりの平喜多ゆや先生の作品でした。そしてオメガバです。表紙からも優しそうなお話だと思って購入しました。
実は試し読みでは深野にあまり良いイメージな無かったんですが、峯森と彼の息子に対する献身にホロッと心を動かされていました。会った時から深野に懐く碧くんがめちゃくちゃ可愛かったです。
このお話の良いところは深野が峯森の1番大事な碧くんを優先してくれるところなんです。
デートを必死になって考えてるけど、結局は碧くんが楽しめるように遊園地を選ぶところが愛情深いんです。
現実世界でも恋人の連れ子に暴力を振るったり、逢瀬の為に我が子を置き去りにする母親とかもニュースで見聞きしますが、深野は「どうして俺の子じゃないんだ」と不思議がるくらいに碧くんを溺愛してるんです。そしてそれは峯森に対してもでした。
子どもの父親が気になってはいても、峯森が話すのをずっと待ってるんです。そして、思いがけない偶然でその男と出会っても、怯える碧くんを抱きしめて守ってました。
この実父が最低最悪のチャラ男なんですが、ベーターだったので峯森が番になって無いのが救いでした。
じっくりゆっくり進むので、峯森がやっと心を決めてから2人は結ばれて番になります。
エロに特化してないところが凄く良かったですし、深野がお父さんになると知った碧くんの喜びようが凄く可愛くて素敵なお話でした。
多くの方に読んで欲しい作品です。
定期的に子持ちオメガバを読みたくなるが、ちょうど発売されたこちらの作品を購入。
平喜多先生らしいかわいい作品でした。
物語自体大きな起伏がなく、感情面もまたそこまで大きく揺さぶられることなく、
登場する子どもの碧がとにかくかわいくていっぱい癒されました。
エロは最終話で少々。
がっつりした描写ではないので、BL初心者にもやさしい一作です。
落ち着いたら気持ちで読めるやさしいかわいい物語でした。
気になる点としては、オメガバースではありますが、全体的にふんわりオメガバという印象でした。
Ωのフェロモンに当たってラットするアルファとか、ガッツリオメガバースを読みたい人は物足りないと感じるかもしれません。
峯森さん(受け)の息子の、碧くんが可愛い。キューピッドだしね。
小さい子が登場して狂言回し的な役割を担ってるのを見ると
「この月齢の子は こんな事言わないし」と、スン顔になることが多いのですが 碧くんは可愛いかった。
平喜多先生の絵柄同様、優しくて ほわーっとした登場人物たちが
ちっさなトラブルを乗り越えながら、大切なことを決して見失わず大事なものを あたため育てていく物語です。
深野さん(攻め)が、碧くんの行動を見て可愛いくて「なんで自分の子じゃないんだ」と度々 愛しさを爆発させているのが、とても好ましい。あと前髪を下ろした深野さん、ちゃんと峯森さんより年下に見えて二度美味しかったです。
どちらかというとページ数が少なめかと思うのですが、それを感じさせない圧倒的な満足感がありました。
とくに心理描写が丁寧で、オメガバースの設定をしっかりと活かした物語になっています。
最初の攻めはαらしい思考が見え隠れし、傲慢な感じかな...と思っていましたが。
しっかりと受けを想って、理性的に確実に距離を縮めていきます。
受けの子どもに対しても、しっかりと愛情を向けていて癒されました。
受けは、流されることなくしっかりと自分を持ったΩ。
子どものことを第一に考えながら生活をしています。
この子どもが本当に可愛くて!2人の距離を縮める重要な役割は、彼が果たしてくれました。
全体的に優しいお話の中で、2人がじっくりと心を通わせていく様子が描かれているので満たされました。
買ってよかったと思います。
作家さん買いです。初めてのオメガバース作品とのことで、どんな世界になるのかワクワクしながら読みました。
思った通りのいつもの優しい世界そのままで、無理矢理が苦手な人間としては安心して読み進められます。そんな中、子供の父親の元彼だけがクズ過ぎて、始終イヤな気持ちになりましたが。ですが、その分αの攻めがカッコ良く見えて、包容力抜群な愛情にキュンキュンしました。
そして忘れちゃいけないのが、お子ちゃまの可愛さですよ。パパが大好きで、パパを守ろうと一生懸命な姿に母性本能くすぐられまくりでした。
肝心の2人は、ゆっくり惹かれ合って、段階を経て家族になっていく様子に誠実さを感じました。エッチが少ないのも穏やかな世界が伝わって、新鮮で面白かったですね。