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この後に続く『夜シリーズ』の1冊目になります。年の差・幼馴染ものと、学校の教師と先生の再会ものと、夜シリーズの皆見×来島のカップルと、夜シリーズの佐伯×有間のカップルのお話が収録されています。
『隣のあの人』『クリスマスの夜ですが』『隣の恋人』
お隣さんの彼氏だった佐伯と、お隣さんから佐伯を奪った有間のカップルのお話です。
この二人がシリーズの中で一番好きです。
何といっても、攻めの有間が男らしくて優しくてカッコ良くて萌えます。対して受けの佐伯は、フェロモンダダ漏れで色っぽくて、ちょっと恋に臆病なところが可愛いです。
そして、恋人同士になった二人は、思いっきり甘いです。恋人の好みを知って、イベントを大切にする有間に、キュンとなります。隣に越してきた女の子にも、恋人だとはっきり言っちゃう有間にキュンキュンします。ホント、読んでてニヤニヤしちゃいます。
他のお話も、綺麗にまとまっていて、甘くて、読み応えがあります。
複数のカップルが登場する短編が入った短編集です。収録されているのは、歯科医と高校生のカップルの「木曜日の恋人」、先生と教え子(元)カップルの!「教えてよ愛とか恋とか」、リーマン同士のゲイカップルの「夜、君の夢を見る」。
そして、お隣からきこえるアノ声をきっかけにはじまる恋の話、「隣りのあの人」「クリスマスの夜ですが」「隣の恋人」が収録されています。このシリーズのカップルは、色気過多なリーマン・佐伯さんと(元)ノンケの有間さん。このカップルのシリーズが特に良かったです。
佐伯さんにひどい仕打ちをした佐伯さんの元カレ(?)タナカさんは、名前しか出てきませんがどんな人なんだろーなー…と思わせます。
一つ一つのお話は短いので気軽に読める一冊です。
表題作は従兄弟同士の歯科医×高校生。
表紙からも解るように憂い表情が非常にめんこい。(超好み)
そして他の物語の受け子たちも皆、一様に感情表現がやや乏しくて不器用である。
そこがまた読者と攻めのココロをうずうずさせるのか。
今回いちばんうずうずしたのは、とっても恋に臆病なメガネリーマン(ゲイ)。
年下のノンケに熱烈に愛されて、恐る恐る幸せを掴もうとする姿にはきゅんときた。
安心して幸せになれ!と背中を叩いてやりたい気分になる。
正直絵はあっさり目でエロ度低しの村上さんだが、糖度は高い。
さり気なくエロい台詞やモノローグの投入、目や手や唇そして耳や首筋などのアップなど、フェティシズムを刺激する要素はいっぱい。
だから挿入シーンなんて(と言うか、あっという間に行為後ってのも・・・)なくっても、それは大変にエロスなのだよ!
しかしそう考えると既刊の「ルールそのいち」はたいそうエロを頑張っているという事になるなあ。
村上さんの作品はネコちゃんへの思い入れが強いので、つい感情移入してしまう。
あっさりかと思いきや、意外としっぽり(・・・古)だったりもするので、個人的にはオススメの作家さんである。
表題作は歯科医×高校生(いとこ)。
本来は和菓子屋の跡継ぎなのだが、自由に生きたいと思い歯科医になった攻め。そこに実家が隣の家で赤ん坊のころから知っている10歳年下の受けが、「帰ってこないのか」とやってくる。でもその受けは攻めの片思いの相手。
受けが10歳年上の攻めにタメ口で偉そうなんですが、ツンデレっぽくて可愛かったですw攻めも言ってましたが猫みたいですw
歳の差ありますが、絵のせいかあまいり気になりませんでした(^-^)
表題作以外では「隣のあの人」が好きですwというか表題作より萌えたかもしれませんw
越してきたばかりのマンションの隣から男の喘ぎ声が。隣人のタナカさんはゲイなんだと悟ります。
ずっと喘ぎ声が聞こえてくるのでコンビニに行くことにした主人公。帰ってくるとマンションの前に座りこむ男の姿が。声をかけると彼はタナカさんの家から帰るところで気分を悪くしたそうです。
彼を家にあげ話を聞くと、彼とタナカさんはセフレの関係。しかもタナカさんはSなのか、彼に酷いことをしたみたいです。さらに主人公はタナカさんが別の男といるのを目撃したり。「ゲイには出会いが少ないから縁を大事にしないと」という彼は言い毎日のようにタナカさんの家にやってきます。
主人公はそんな彼がだんだん気になりはじめ、「俺だったら優しくするのに」と思うようになり、彼もだんだん主人公に惹かれていきゴールイン。
主人公がだんだんタナカさんに対して怒りを覚え「タナカさん」と呼んでいたのに「タナカ」と呼び捨てになっているがおもしろかったですw彼も主人公も幸せになってよかった!
それにしてもタナカさんがどういう人なのかすごく気になりますw
全部で4組のカップルのお話が収録されているのですが、どのカップルも可愛くて好みでした。
中でも一番好きだったのは、『隣りのあの人』とその後のお話『クリスマスの夜ですが』、『隣の恋人』、そしてこの本からの他のキャラ達も登場する『その後の隣の人たち』でした。
ノンケx一見地味なゲイのサラリーマンという組み合わせなのですが、ノンケ攻め様(有間)の男前さと、控えめで健気な受け様(佐伯)が私のツボでした。
佐伯のセフレが有間の隣の部屋に住んでいて、佐伯はそこに通ってくるのですが、あまりいい扱いを受けてなさそうな佐伯が気になって、有間はそのセフレに対して心の中で責めるのですが、それもまた面白い(心の叫びが)。
有間は性格も男前なのですが、スーツでビシッと決めると、感嘆が出そうなほど男前になるし、佐伯も普段余り表情を変えないので、時々照れる表情を見せてくれるとギャップ萌を感じます。
大人の落ち着いた恋愛モノを読みたい時にはお薦めです。