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表題作アタリ 2

あらすじ

猫に似た小さな守り神「クロ」と生みの親の大きなモフモフ「アタリ」が人間界へ!!モフモフコンビは、人の世の進化に驚いたり、憂いたり、喜んだりしながら、人々の寂しい心にそっと寄りそい見守っています。実は、クロには人間界に大切な人がいて…!?(※本電子書籍は『アタリ【単話版】』10~20を収録しております。重複購入にご注意ください。)

作品情報

作品名
アタリ 2
著者
琥狗ハヤテ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
ラバココミックス【非BL】
発売日
4

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

目から水が流れるんです

江戸時代の人外ストーリー「ねこまた。」から派生した物語の第2巻。

家の守り神「ねこまた」を作り出す神様のような存在「アタリ」と、人間の死を追って冥府に行きそうになってアタリに助けられたねこまたの「クロ」が、現代日本を見聞しながら散歩する、というお話。
今回も、生きる上で戸惑いや哀しみをふと抱く時、目には見えないアタリとクロが隣に寄り添ってくれているのかも……というエピソードたちが綴られます。

お母さんに言われたのに傘を持たず、雨に降られた子。
妊娠した奥さんが心配でたまらない男性。
人が良くて利用されてしまう少年。
忙しい母親にきつい言い方をしてしまう仁。
遺した家族から離れがたい魂。
はっきりと道が見えているのにそこを通ることが叶わない女の子。
自分が恵まれていたことを初めて知り涙する友達。

泣いてもいいこと。
光の中にこそ一番黒い黒があること…

エピソードの中の何が、ではないけれど、目から水が出てきてなかなか止まりません。
こんな時、私の隣にちょこんとクロがいるのかな。
3つの目を優しく細めたアタリがいるのかな。

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