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『本橋兄弟』も早いもので5巻目。
今巻は、要司さんが本橋兄弟の参観日に行ったり、バイト以外無趣味の貴也、趣味を探し始める、といったお話が収録されています。
今シリーズは基本的に1話読み切りのお話なのですが、それらがきちんとつながっていく展開になっていて素晴らしいです。要司さんの相も変わらず激重な貴也への愛情とか、そんな要司さんと貴也の絡みを覗き見て萌え爆発させるともちゃんとか。このともちゃんの腐女子目線がまた共感しかないし。
腐女子のともちゃんと友達になって自分の好きなものを「好き」と言える強さを手に入れた恵と、そして「自分」を突き進む智也と。友達の良さも、自分を好きになれる強さも、どんなにすげなくされてもまっすぐに相手を想う恋心も、そしてもちろん家族愛も。いろいろな形の愛情が、ここにはあります。
そしてそのどれもがきちんと描かれていて、それが上手に絡んでストーリーが紡がれていく。そんなところも、今作品の大きな魅力の一つかと思われます。
めっちゃ好きな作品なのに、
え、え、ちょっと待って?
次巻完結?
うそやん、悲しすぎる…。
ずっと彼らを見ていたかったな…。
智也と貴也が、なぜ同じ高校の、同じ学年の生徒なのか、とか、要司さんと貴也の恋の行方は?とか、まだまだ気になる点がいくつかあって、それも解明されるのかな?早く続きが読みたい、でも、完結するのも寂しい。
と、いろいろな感情に包まれていますが、でもやっぱり『本橋兄弟』は最高な神作品だな、としみじみ思った1冊でした。