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断罪からの超・溺・愛!
小説
今回はテフラ教の神殿騎士と
断罪された侯爵家の次男のお話です。
前線地帯の奉仕活動を命じられた受様が前世を思い出し、
居場所を見出すまで。
受様は気が付くと王太子から断罪され
侯爵令息でありながら東の前線地帯での奉仕活動が
命じられます。
しかしながら受様の意識ではさきほどまで
日本人の看護師だったのです。
受様は看護師として充実した日々を送っていましたが
37で病が発覚、闘病1年で帰らぬ人となります。
最後の瞬間、次は丈夫な身体をもつ可愛い男の子になって
気に入った男達とEXさせて!! と神に祈り
それが叶ったのか、
現世の受様は白磁の肌に華奢な身体、
ふわふわ金髪とクリクリ碧瞳の侯爵家の次男となりますが
彼は侯爵家の嫌われ者でした。
現世の意識よりも前世の意識が勝ったものの
華奢でか弱い侯爵令息を前線に送るのは極刑では!?
と憤りつつも、甘んじて姪をけるのですが
受様の護衛となった神殿騎士の攻様には
教皇に慈悲を乞う事も出来ると言います。
しかし受様は過去を思い出せなくても
薄気味悪い気配を纏っていた教皇に
慈悲を乞う気にはなれません。
魔獣が蔓延る地と聞いていた東の前線も
騎士団の常駐する都市は賑わう城塞都市で
ここでならやっていけるかと安堵します。
しかしながら東の前線を守っているのは
騎士団ではなく、雇われの傭兵達と周辺の村人達で
受様は治癒士としての活躍を期待されていて!?
WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
加筆、改稿しての書籍化で
断罪されて前線に送られた受様と護衛騎士の攻様の
異世界転生ファンタジーです♪
タイトルとあらすじに惹かれて手にした1冊です。
受様は断罪で前世を思い出しますが
本やゲーム世界等の見知った世界への転生ではなく
受様にあるのは前世の記憶のみなのです。
そのため治癒士として治癒魔法の行使を求められても
魔法の使い方はわからず、使い物になりませんが
年老いた治癒士の手伝いをすることになります。
教皇から受様の監視役とされた神殿騎士
聖魔法の使い手である老治癒士
治癒士を恩人として手助けする青年
傭兵達を束ねる腕っぷしと気の良い団長
受様は最初は貴族として罪人として
周りから引かれていましたが
前世の看護師としての知識を活かして
怪我の治療に尽力したことで徐々に認められていき
居場所を得ていく流れも
受様が魔法を使えない理由が明らかにされ
それを乗り越えて治癒士として頑張る姿に
徐々に攻様がほだされていく展開も王道なので
そういう意味では安心して読めましたが
受様が魔法を使えない理由など
伏線が全回収されておらず本作1冊だけだと
消化不良な終わり方だったのが残念です (^-^A
続巻の刊行は評判次第なのかな!?