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表題作オメガ・メガエラ 8

英伊織
英家長男,α
英真宮
英家の隠し子,英家の跡継ぎだった,Ω

あらすじ

オメガバース×身分制度×華麗なる一族の愛憎劇、かすかな希望と、大いなる絶望が絡み合う波乱の第8巻!!
優れた性とされるαが支配する世界。虐げられる性・Ωの人生は、αの子供を持てるか否かにかかっていた。
Ωであることを隠して生きる真宮は、伊織と”番”となるも、幸せな日々は長くは続かず、
「特別労働所」に囚われてしまう。しかし、お腹の中には伊織との子供が――。
自分が生きた証を、愛する男に伝えてほしい。真宮の悲痛な思いはこの高い塀を越えるのか。
性による差別社会で、抑圧と抵抗の果てに真宮が再会した人物とは…!
第32話~第36話を収録。

作品情報

作品名
オメガ・メガエラ 8
著者
丸木戸マキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
ITANコミックス【非BL】
シリーズ
オメガ・メガエラ
発売日
電子発売日
ISBN
9784065320013
4.6

(19)

(15)

萌々

(3)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
88
評価数
19
平均
4.6 / 5
神率
78.9%

レビュー投稿数3

交錯する想いと痛み

オメガバースの世界観と身分格差が絡み合って、
8巻も切ないドラマが展開されて、
心が裂けるほどの痛々しさと悲嘆が描かれている。

悔しさに打ちひしがれながらも、
残酷な運命に抗っていく
真宮、伊織、麗子の
強靭さと賢さには本当に尊敬する。

真宮と伊織が
離れ離れになるというのが本当に悲しい。
お互いに心の奥深くに刻まれた
愛する人への痛切な思いが・・・
もう悲壮な気持ちが倍増・・・。

特に伊織を思い浮かべるだけで、
心に愛しさが押し寄せてくる真宮は、
その伊織への想いが彼自身を強くしていくのが
心をグサッと打たれて泣きたくなる・・・。

真宮が我が子と引き離されるのが本当に辛くて・・・
なんでこんなひどい目に合わなきゃいけないのか?
もう、泣きながら訴えたい気分だよ・・・

非人道的な「特別労働所」。
人間としての尊厳を奪う酷い制度が、
Ωたちの苦痛と心の傷は計り知れないのだ・・・。

心の葛藤は深くリアルで苦悩に満ちていて、
仲間の絆もすごく強くて、
切なさと痛みと温かさが入り混じる
魂が揺さぶられるような8巻でした。

3

面白すぎてどうしていいかわからない!

ここまで中弛みゼロでスピード感のあるドラマチック展開がこれでもかと次から次へと繰り広げる漫画があろうか!8巻目なのにすごい!とにかく面白くて息をつく暇がない!8巻もえ?え?え?え?の連続で体感5分だった…7巻の終わりもマジか!だったのに、8巻の終わりも…え?どゆこと?え?って感じで新キャラの絡みもすごいしここにきてまさかの…え?で本当に面白い!
BLかどうかってとこを超越していて、でもBL感も楽しめる、正統派オメガバ…正統派?私にとってはこれこそオメガバでしょ!って思える最高傑作です。9巻早く読みたい!

2

運命のシーソー

ドロドロの大河オメガバースももう8巻。

捕えられて「特別労働所」に収容された馬宮。
命も医療も保障はされているから、とりあえず無事に出産はするが…
馬宮は母の強さ、というのもあるのか、生を諦めない。
一方伊織の方もやさぐれてはいるが、真宮(馬宮)を必死に探そうとしている。
そして没落した英家の方も、麗子は小さな会社を興して少しづつ立ちあがろうとしていた。
…という感じで、全体的には前向きの空気感のある巻なんだけど。

遂にまた出てきたんですよ…
「犀門」が。
馬宮が新たに収容された研究所に。
出生局の局長(α女性)はΩを取り巻く世界を良しとはしていないようで、馬宮のこれからは少し希望が見える?
しかしながら片方が上がればもう片方が下がるシーソーのように。
最終盤、伊織、馬宮のメッセージを伝えるべく逃げ切った明兎、労働所で生まれる子供達の辿る運命、局長の息子が持ちかける計画の真意、などなど…
次巻に向けて気になるアレコレが畳みかけてくる!

ハッピーへのとっかかりがなかなか見えないし、いったいどういう展開が「ハッピー」なのかもわからないけれど…
α至上主義やΩ差別の無い世界はそれとして、伊織と真宮、2人の間の子、麗子と惺羅、犀門…霧は晴れるか⁉︎

3

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