電子限定おまけマンガ付
いつかお前を飼い馴らしたい
スモーキーネクターのスピオフです
特殊な設定のお話しな事と今回の受けの背景を把握していた方が理解し易いと思いますので既刊のスモーキーネクターは2冊お読みになってからの方が絶対にイイとは思います
まだレビューが上がっていないので内容含め少し長めですが書いておきます
ネタバレは可能な限り抑えますが、お話しの設定上必要な所は書いてしまうのでご注意くださいませm(__)m
受けの桜次郎は前作での所謂ヒール・ヴィランとしてお話しを動かしまくった暴れん坊で蔵持家の次男坊のバイター
2年間のイギリスでの隔離生活(犯罪を犯しているのでその冷却期間)を一旦終え「家」に戻った桜次郎だが、体内にはバイターとしての力を抑制する抑制器が埋め込まれ、足には彼を管理する為の枷が付けられている
その上彼自身の身柄自体も管理者の完全預かりとなり、不自由極まりない生活を引き続き強いられる状況
そんな桜次郎を管理するのが攻めの壱真(いっしん)
蔵持家の分家である大庭家の長男である壱真は分家としての振る舞いを静かに徹底する従順さを見せながらもその内には幼い頃から秘めている想いが見え隠れする今作の最大の鍵を握る男!
尚、壱真は桜次郎の兄(慶崇)や「スモーキーネクター」の攻めバイターのアンナとも幼い頃から顔馴染みです
「管理する攻めと管理される獣のような受け」という全くラブ要素皆無なヒリつくような空気感の中で進むお話しなので糖度はチョッピリ低めなスパイシー系
更に前作はある意味桜次郎の存在があったからこそのバトルシーンのようなミステリー展開もありましたが、その張本人の彼が完全に抑え込まれているのでこちらもほぼ皆無
だからこそ壱真と桜次郎の2人の関係性や人物背景に焦点が当たった内容です
私的な見所はやはり壱真の秘めた想いの表れ方です
この想いは「渇き」に似ているような気もする感情なので桜次郎の本質的な獣と壱真の渇いた獣が魅せる駆け引きに魅了されます
壱真の欲が醸す表情がカッコいいんです!!
そしてその描かれ方のアングルが…‼更にカッコ良さマシマシです‼
普段の従順というか無表情に近い所からの急な色付きというか、ゾクゾクする目元や口元にドッキドキです(〃ω〃)
「管理する者×管理される者」「分家×本家」「人×バイター」という捻じれまくった主従関係に加え「本能の獣×獣」という本質的な結び付きの行方に釘付け‼
エロは標準よりチョイ少な目な感じですが画がキレイ過ぎて嘆息です…♡
尚!修正が…‼良きっ!!!です٩(♡ε♡ )۶
トーン修正が基本で輪郭しっかり分かったり挿入時も含め短冊とかも無くて…‼
ここ最近の商業ではトップクラス!(※私調べですのでご了承を…)あと、珍しいDMM先行配信!
嬉しい~♪お話しはスパイシーだけど修正はスウィートでした///♡///
そして!嬉しいと言えば!!アンナ×みつるもバッチリ描いて下さってますよ~
この世界観、すっごく魅力的だと思うので慶崇やアンナ達のような次世代の「家」が活躍する世界を引き続き展開して欲しい…‼
そして壱真×桜次郎やアンナ×みつるをまだ…また、見たい!!
先生…!我儘承知でお待ちしながら応援していまっす(`・ω・´)ゞ
雑誌掲載時から単行本化を心待ちにしていました。
前作『スモーキーネクター』はだいぶ前に読んで、復習せずに一読したのですが、世界観を掴むのが少し難しかったです。前作を復習後に再読したらすごく楽しめました!(Renewは未読)
受けの桜次郎は可愛い顔をして行動がエグい、かなりじゃじゃ馬で女王様な強気美人の吸血鬼「バイター」。
その管理者の壱真は、初めは涼しい顔をしてますが、実は桜次郎を飼い慣らそうと画策している、ちょっと腹黒な俺様執着攻めです。
壱真は色気があってお顔が好きです。体もがっしりしていて素敵。滲み出るエロスを感じます。オフでは前髪下ろすのも良きです♡
序盤、壱真が桜次郎に本性を現す場面、下剋上を感じさせて萌えます。壱真に組み伏せられ、殺意を抱くほど憎む桜次郎。しかも壱真を変態呼ばわりw
ここからどうBL展開になっていくのか、ワクワクします♪
次第に明かされていく壱真の長年の執着。前作に続きここにもドのつく執着攻めが!w
そして桜次郎に、吸血の必要となる繁殖期がきます。普通はドナーを用意されますが、血の提供は壱真のみと宣言されてしまう。出た〜独占欲〜!
初めて吸血する一連のシーンは、ゾックゾクしました。猛獣を飼い慣らさんとする壱真の興奮がこちらにも伝わってきます。吸血される壱真、嬉しそ〜w
この繁殖期を過ごす二人の描写が大変エロい!壱真に雄みが出て、桜次郎が圧倒されてちょっと可愛くなるとかもう…たまりません!
後半、桜次郎の兄に二人の関係性を勘付かれ、引き離される二人。壱真が桜次郎の家の前に来て、目線を合わせるシーンがまた良かった〜。桜次郎の「粘着ストーカー男」とあざける顔が嬉しそうです。
ラストは桜次郎が自ら壱真の元へ。
壱真が穏やかな表情でストレートに桜次郎に求愛し、それを桜次郎が見下しながらも嬉しそうに応じる場面は、とんでもなくトキメキました…。
孤独な幼少期を過ごしてきた桜次郎には、壱真の強い執着が嬉しいんだなぁと。
書き下ろしのラストは、桜次郎がツンデレな可愛い子ちゃんになっちゃって、壱真は優しい溺愛攻めになって、めちゃくちゃ激萌えで終わりました!うーーわーーー最高ーーーーー!!
執着攻めと強気美人受けを愛する自分には、最高の作品でした!これからも何度も読み返しそうです♡
続編も!って感じの終わり方ではないですが、もうちょっとこの二人の物語が読みたい!!
ぜひぜひ番外編を〜〜〜!!
紙本購入 トーン修正(緩めな修正です)
神か?絵が上手いを通り越してもはや恐ろしささえ感じる美しさ。毎ページため息しか出ない!
ストーリーはスピンオフだけど単体でも読めると思う。桜次郎のバイターとしての孤独と壱真の深い執着支配欲の絡ませ方が上手い、すっきりしたストーリーだけど読ませるというか、何度も読んで味わいが増すような感じがしました。桜次郎の兄貴の絡み方も上手い。
なぜか修正が全くない(電子でも)ミラクル。絵が美しすぎて修正飛んだか!?
修正さえ跳ね除ける洗練の極みのような絵。こんな絵を描かれたらもう他の作品読めなくなるよ?って気になるほどの素晴らしさ。なんか美しくかっけえ〜〜。
ミナヅキアキラ先生の絵でばちばちバトル漫画を読みたくなりました。もちろんBLも引き続き読みたい。
新しい組み合わせ!
本来は支配する側のバイターが管理される、という今回の設定
しかも管理する側がバイターの力を抑制+【コントロール】出来るというシステム!
このシステムの組み込み方がセクシーです♡表紙で挑発的且つ意味あり気に目を惹く「舌」にご注目頂きたい♡
そもそもこのバイター(吸血人種)の特性とか世界観を分かっていないと少しパワープレイに見えたりしないかな?と思うので出来たら前作の「スモネク」を読んでからの方がいいんじゃないかな?とは思いますが…どうでしょうかね…?
今回、私が神評価にした大きな理由は冒頭にも書いた「新しい」という点です
今回の攻めは属性としては所謂普通の「人」である壱真
で、受けがバイターの桜次郎
バイターは本来強大なパワーを持ち、到底人が敵う事などあり得ない
しかし、今回桜次郎は壱真に依ってこの力を抑制されている
しかも抑制するだけではなく【コントロール】まで可能
このコントロールによって壱真はビースト桜次郎を予てから自身が抱いていた欲望=強い獣を飼い慣らしたい!を可能にしようと思っています
そんな壱真に屈服などしたくなく抵抗し、反発しながらも彼の「血」がないと立ち行かない桜次郎の葛藤
そんな葛藤さえ壱真はコントロールによって支配します
これ、少しDom/Subの世界に近い感じです
しかも一般的なDom/Subではなく【Subの方が力を持っているDom/Sub】です
表向きの立ち位置的にはSubの方が強いのにDomのコマンドには抗えず、むしろ本能では支配される事を望んでしまう…
SMの関係性でも同様に【Mが概念的ではなく実際にSより強い】関係性です
攻め✕攻めとは違う、本能が求める下剋上!みたいな感じです
この組み合わせって余り多くないのですがすごく惹かれるんですよね、私…(ΦωΦ)フフフ
結構既刊作品だとサブカプとかでチロっと出てたりするだけで全容を見た事がなかったのでこの【下克上的な組み合わせ】が見れただけでもすっごく評価したい!!
私が知らないだけでもしかしたら既に多くの特殊設定上での下克上作品があるのかも知れませんが、私的には今回の2人との出会いは新しくそして最高に魅力的に映りました
前作に引き続き「家同士の家族会議」は続いているようですし前作登場の各家の当主たちも描かれているようでしたので、是非このままシリーズ化して欲しい!!
壱真と桜次郎はまだまだ見たりないし、アンナ×みつるは「ネクター」としての絡みがまだ何か出来るハズ!と期待して止みません☆☆☆
スモーキーネクターでは事件を起こしてしまった桜次郎…正直なにしてんだ!という感じでただの問題児で終わるのかと思っていたらまさかのスピンオフが…!
バイターとして大切に大切に育てられたが、その周りとの差が桜次郎は心の溝になってしまったのかなと思いました。兄も弟を思っているはずなのにうまく愛を伝えられない…お互い似た者兄弟で不器用なんですよ…!
女王様の様に成長した桜次郎を周りも手をつけられず、更に周りとの溝ができていたころ、そこに踏み込んできたのが壱真でしたぁぁぁ!
壱真は昔からの執着に近い想いから桜次郎の前に現れましたが、これが一番シンプルで強い想いにも感じました。
最初は抵抗する桜次郎ですが、本能に抗えなかったり、徐々に壱真に懐いていく桜次郎がとにかくかわいいんです!!あの桜次郎が!スモネクとのギャップを感じるのでスモネクもよんで欲しい…
壱真の桜次郎の罪を一緒に背負って生きていくというマインド、数いるバイターのなかでも桜次郎を真っ直ぐ求めてくれたことは何よりも桜次郎にとって嬉しかったのではないかなと思います。所々でる桜次郎の嬉しそうな表情がかわいいんだぁぁ!
壱真に一生溺れるほどの愛を受けて躾直されてほしいです!そしてお兄ちゃんの弟想いなこともいつか伝わってほしいと願う…
いつか力じゃなく、心で通じあって欲しい二人です。
是非続編お願いしますm(_ _)mm(_ _)m!