電子限定おまけ付き
結局ギヴンって作品はこれに尽きます。
雨月秋彦春樹の三角関係も柊玄純も、勿論立夏も、真冬の恋に繋がる重要要素。雨月と秋彦が音楽と恋を両立出来ずに好きだけど離れなきゃいけなくなったのも真冬と由紀っぽくて、多分それは意図的ですよね。だから、複数カプで、それぞれの音楽と恋の話を描ききったのは凄く意味あるし全部真冬に絡んだ話なのかなあと思いました。
最後は涙が溢れ、完結早くないか?とか、まとまるの?とか、そういった今までの気持ちが涙と共に流れて消えていきました。
真冬がようやく前を向けたな、って、最後まで見届けられて本当に良かった。
ギヴンは間違いなく唯一無二の名作BLの一つだと思います。
レビューがエロ無いエロ無いで埋められつつあったのが流石に思うとこあって書きますが、エロ無きゃ恋愛物語じゃない訳ないですって。寧ろ昨今がエロに偏りすぎなだけで。それを当然の基準に当てはめて他作品にも求めてしまうと、その作家さんの味やその作品ならではの雰囲気・作風が崩れてしまいます。バンドメイン、音楽を愛する者達のBLがあったって良いじゃない。バトルがメインでその中にBLがあるくらいの漫画だってあったって良い。BLならこうじゃ駄目って型に嵌めてしまっては、ジャンルの発展は望めないし作家さんを縛るだけ。
私はギヴンの、心情の機微を繊細に描くところが大好きです。まだまだ、心理描写が重視されてるBL作品は少ない気がします。
直接的描写無くここまでこの作品が人気になったのはキャラの魅力や、音楽ものとしても得られる面白さがあったからこそだと思っているし、これが仮にエロと恋愛だけなストーリーだったら、既存の作品に埋もれてしまってた部分はあると思います。テンプレばかりは面白くないですし…。
もっとギヴンのように、自由で、繊細な世界観で、心情の機微重視な作品が増えて欲しいなと願います。
皆さんのおっしゃること、すっごくわかります。
みんな、この2人のいちゃらぶ見たかったですよね?次か次か…と待っていましたが、残念でした。
バンドのBLだったので、音楽については良かったのかもと思いますが、もう少し真冬と立夏のラブな絡みが欲しかったかなぁ。心の奥のそれぞれの思いは複雑に表現されていたと思いましたが、ちょっと難しく感じるところも。
奥が深くて、一旦噛み砕いて良く考えて落とさないと一度じゃ理解できなくって。
はっきり言葉で書かれてないけど、察してね…みたいな場面多々ありましたよね?
最後だからか、もう今までの登場人物やお母さん達までどんどん出て来てましたが、最後が立夏じゃなくて由紀だったのは賛否両論ですね。
素敵な場面ではありましたが、読み手の受け取り方もそれぞれかな。
真冬と立夏が高校を卒業した後まで描くなら、脇の人達より、私はもっとこの2人のその後を見たかった。
それに秋春はほんと出番少なく柊出過ぎ(笑)
立夏が真冬を想って、由紀が残した歌を完成させたのは理解できるけど、ヘルプばっかしてないで真冬とギヴンで歌ってよって思っちゃいました。
カックの審査に落ちてから、立夏が柊達と行動することが増えて、私的にはかなりストレスだったから、最後は…と期待していたのにちょっと残念。
でも、やっぱりこれで終わりだと思ったら泣きました。
評価はかなり迷いましたが、9年ドキドキさせてくれた立夏と真冬、そして秋彦に春樹さん、雨月さんに神評価を。
漫画だけでなく、テレビアニメや映画でも楽しませていただいたので。
それにしても、真冬と立夏のえちは永遠に見れないのかなぁ…残念(涙)
立夏に「あ…イっく…」とか言って欲しかった。
あ、無いですね。ふざけました。
すみません。m(_ _)m
↓で皆さま方が書いてらっしゃる感想、ホントにわかるんです。
読みたかったのは、ラブする立夏と真冬なんです。
ぶっちゃけ、私も柊としずちゃんの話、どうでもいいや、なんですよ。
真冬至上主義者としては、真冬の成長を見守り、真冬の恋と音楽を応援し、真冬が満足そうに笑う顔を見たい!がこの作品の楽しみだったわけです。
確かに、この最終巻での真冬の心の成長と音楽での前向きな取り組みは「良かった良かった」ですが。
待って。
ラブは?
立夏の言動に恋愛的にモヤモヤするのは真冬ばかり。
そりゃ多少立夏だってモヤモヤする表現ありましたが、もう少し、もう少しさー。
最後ぐらい、真冬に対して積極的になってほしかったな。
ガツガツいってほしかったな。
立夏がいくら不器用なコだって、ちゃんとわかりやすく描いてほしかった。
恋愛面では、あまりスッキリしませんでした。
残念でした。
でも、「神」評価にしたのは、やっぱりアニメ、映画を通じて、ずっとワクワクを与えてくれた作品だからです。
田舎住みだから、上映する映画館まで片道1時間以上かけて行ったこともいい思い出になりましたし、DVDの発売を心待ちにしたり、と幸せなドキドキをたくさんいただきました。
いろいろな想いはありますが、それでもギヴンが大好きです。
先生、素敵な作品を生み出してくれて、最後まで描ききってくださって、ありがとうございました。
読み終わり、あまりの素晴らしさに興奮冷めやらぬまま、涙をダラダラ流しつつこちらのページへ。
他の方のレビューにいいねを押しまくるつもりだったのですが、自分の感覚と過半数の方の感覚にかなりギャップがあるようで驚きました...
こちらではほとんどレビューを書きませんが、一応「こういう考えの人もいますよ」ということで、少しだけ感想を書いておこうと思います。
最終巻の流れは、物語を通してキーパーソンであった由紀に対して真冬が抱え続けてきた割り切ることのできない思いに一つの終止符を打つものであり、ようやく立夏と本当の意味でスタートを切れるような感じがしました。
海岸線を歩く由紀と真冬、立夏と真冬
台詞を排除した見開きのコマと、後に続く真冬のモノローグ
このシーンがとにかく美しくて、涙が止まらなくなりました。
最後のシーンも素晴らしい!
先生が描きたかったものが伝わってきました。
最初から最後まで軸が一貫しているという部分で、ものすごく完成度の高い作品だと思いました。
確かに立夏との絡みが少ない気はします。
途中で真冬の幼馴染たちをくっつけたのも、立夏の音楽に対する想いに好影響を与えた点ではとても意味があったかもしれませんが、正直な話、もっと立夏と真冬のお話の方を読みたかった感はあります。
なので、その後のお話も読めたら嬉しいです。
はじめてリアタイで長期連載の最後を見届けられた作品です。
本当に完結おめでとうございます!
でもカラー絵を見たら泣いてしまうくらい本当に寂しい。
1巻の最初を読んだときはただ漠然と春夏秋の演奏する姿がかっこよく見惚れました。それがこんなに繊細な心情描写と複雑な人間関係からなる圧倒的な魅力のある作品になるなんて…
個人的にギヴンの中で春樹と秋彦と雨月の関係性がすごく好きだったのですが、今巻ライブ会場で春樹と秋彦が一緒にライブを観て、雨月は本当にすぐそばにいるのにお互い存在を認識せずに雨月は音楽の道へと進んでいくという描写がめちゃめちゃ刺さりました。
またずっと楽しみにしていた由紀から立夏へと引き継がれた曲の完成。本当に涙が止まらなかったです。新しい好きな人ができても、愛しかった人が死んでしまっても、別に記憶から消す必要なんてなくて、逆に無理に覚えている必要もなくて、音楽に触れたときに鮮明に思い出せる、そんな風に由紀が真冬を想っていた気持ちを尊重して曲を作り上げた立夏。ちょっともう言葉にならない…
その結果がギヴンを未来に動かしていったってもうすごいですね。
音楽のために恋愛を捨てた雨月さんもどっちもつかみ取りにいく真冬も本当に応援します!
この作品は恋愛が間違いなく軸になって物語が進んでいると思うのですが、いわゆる甘くて可愛いくて時々醜い萌えとは違くて、本当にそれぞれの原動力だったり道を選ぶきっかけだったりに昇華させているところが個人的にすごく好きでした。
本当に完結おめでとうございます!!またどこかで彼らに会えたらうれしいです。