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表題作君がわるい恋の話

豊島拓郎
いつもクラスの中心にいるリーダー的な高校生
成田ひろむ
極力モブになりたいコミュ障な高校生

その他の収録作品

  • 勉強会
  • カバーうらばなし

あらすじ

高校生のひろむは、拓郎という人気者と新クラスで前後の席になる。自身がゲイであることに引け目を感じるひろむは、「お前のこと好きになっちゃうかもしんない」とカミングアウトし、懐いてくる彼を遠ざけようとするが、拓郎はなぜか「付き合おう」と言い出して……!? クラスの一軍男子×隅っこ男子の、せいいっぱいで響く恋。

作品情報

作品名
君がわるい恋の話
著者
大麦こあら 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403668821
4.6

(283)

(210)

萌々

(50)

(14)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
28
得点
1296
評価数
283
平均
4.6 / 5
神率
74.2%

レビュー投稿数28

君に出会って変わっていく物語

高校生のひろむは、拓郎という人気者と新クラスで前後の席になります。自身がゲイであることに引け目を感じるひろむは、拓郎のようなタイプが大の苦手。
それでも絡んでくる拓郎をカムアウトすることで遠ざけるはずがより近づいてきて…

表紙になっているのが陰キャのひろむくん、物語の主人公です。
陰キャと陽キャの2人が出会って近づいていって…のパターンなのですが、ありがちな物語にはなっていません。
もうね、すごい、すごい良いですよー!
拓郎は見た目モテモテの陽キャですが、それだけの人ではありません。その拓郎と過ごすことで、陰キャだったひろむが変わっていく姿がとてもよかった。
男子高生の甘酸っぱい青春BLの最高峰!

タイトルは君が悪いなのかな、と思っていたら気味が悪いもかかってるのかなぁ…色んな意味を含んでいそうです。
ひろむが変わっていく物語であると同時にひろむに影響されて変わっていく拓郎も素敵でした。
能美先輩が良すぎて先生の本2冊目です。
こちらの本も本当に刺さりました!

2

愛されて人は成長していく

黙っていても周りに人が集まっちゃう系の陽キャノンケ攻めx他人に迎合せず我が道を行くタイプでゲイの受け。
攻め・受けとも男子高校生です。

建前と本音を使い分けるキャラを描くのが心底上手いこあら先生ですが、この作品は商業作品としては、その実力が遺憾無く発揮された作品じゃぁないかと思います。

人気者ゆえか、意図せず他人の裏表や損得感情で動く人間を見てきた攻めですので、自分に靡かない・おべっかを使わない受けに興味を惹かれるのも納得でしたね。
おそらく最初は恋愛うんぬんでは無かったかと思いますが。

攻めは興味本位で「交際」という道を選んだように見えるけど、実際は受けの子の手の震えを見て、受けの子の本気度を推し量れるくらい、他人の感情に敏感。
受けの子は自分が同性愛者である事に罪悪感を持っていて、なかなか攻めを受け入れようとしないから、序盤はなかなか甘い雰囲気にならずヤキモキしました。

攻めを受け入れてから判明する、受けの実はとても男前なところとか、人として一本筋を通すような生き方も実に眩しい。

我が道を行くって、とても勇気のいる事で。
特に10代の高校生だったりすると、異端者は排除されがちなので、そんな時期に自分は自分だからと生きる受けの強さは、攻めにとってはさぞ眩しかったに違いない。
恋心に昇華するほど。

攻めに愛されることによって、自己肯定感を高め、前向きに生きられるようになっていく受けの成長も良いですね。
承認欲求って、SNSが普及しようとしまいと、人間に備わっているごく自然な感情なんですよ、きっと。

攻めの子もね、これまでずっと、波風立てないように、表面上取り繕って生きてきたんですよ。
自分が周りから愛されるキャラなんだという自覚もあるし、一歩間違えば周りから利用される人間なんだという自覚もあって。
でもそれって、本当は傷付いた自分の心を、見て見ぬふりをして生きているって事で。
ずーーっと他人との距離感に、違和感感じながら生きてきたんだと思う。
だけど、自分を特別視しない受けと出会って、本当の意味で、自分の存在意義を知ったというか・・・。
恋愛は、すべからく自己肯定感の高め合いである、うん。

1巻完結かと思いきや、あとがきに「続編」の2文字が・・・!!!!!!!
楽しみすぎて、今からもう禿げそうです。

1

タイプの違う2人が青春を満喫しているのが眩しい

【俺だけしか見れないひろむの顔・・・いっぱい見せて(拓郎)】

エロス度★★★★

拓郎とひろむ♡
クラスの一軍男子と隅っこ男子・・・異なるタイプの2人が紡ぐ恋物語・・・開幕⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾
ひろむのひねくれた感じが可愛いだけでなく、苦手としていた拓郎の存在が特別になっていくのが尊・・・(n´ω`n)
拓郎のグイグイと距離を縮めてくるところやひろむが彼にとっても唯一無二の特別になるのが最高です♡ฅ(・ω・ฅ)

アオハルを満喫しちゃってるのが眩しくて微笑ましく、拓郎との恋がひろむを変えていったり・・・ひろむも拓郎に影響を与えていくような関係がめっちゃよかった(ᵔᴥᵔ)

1

新しいぼっち

二人とも今までにないキャラと展開でした。

成田が自主的ぼっちで悲壮感がなくてイイ!
それなりに学校の行事も楽しんでたようだし、寂しくないし好きな音楽あるし、よく見たら顔が整ってて歌が上手いって、ハイスペじゃない?これ大学に行ったら絶対モテるよ!

豊島。あるあるなクラスの人気者でぼっち君にも構わず話しかけるタイプかと思いきや。
彼なりのままならなさもあって。
そんなところへ明らかに自分を嫌ってる成田に出会って…。

良い展開でした。そのままでも良かった2人が仲良くなって、より楽しくなって。
豊島が成田に楽しい夏休みを!もっと学校を楽しく!と思ってくれるところ!
成田が豊島にままならなさの原因の1つに向き合わせようとするところ!

高校2年生、体育祭、学校祭、次は修学旅行だね!!きっと楽しくなるよ!

1

DK尊い…

攻)クラスの中心的存在拓郎くん×受)すみっこ男子ひろむくん

ほぼ正反対のようなふたりですがひょんなことから会話を交わすようになり、お互いに(?)興味を持ち始め、高校生ならではのイベント(文化祭とか体育祭とか夏休みとか)を通して徐々に距離が近づいていくのがすごくきゅんとしました!
受のひろむくんがかわいいんだけど、(中身が)すごく男らしくなっていくのが最高に好きです(母心)

続編も決まったようなので、そちらもめちゃめちゃたのしみです!

4

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