電子限定かきおろし付
親に言われるまま敷かれたレールを歩んできたエリートの亮、苦しい時に出会った先輩淳太の漫才に救われてから彼に恋してしまう。
想いを秘めたまま相方が急に辞める事になった淳太とコンビを組んで、お笑いの頂点を目指す事に〜!
秀才型の亮とお笑い天才肌の淳太。対照的な二人が新人芸人として歩んでいく姿は、わかりやすくて一緒に応援している気持ちになる。
好きがダダ漏れの亮と段々そんな亮が特別な存在になっていく淳太。コンビとカップルの両方は成立するか?となるのだけど、納得のハピエンで大満足。
スパダリでカッコイイ亮と明るくて可愛い淳太は最高のバランスのカップル。公私共に最良の相方でめちゃめちゃ推せる!周りの芸人も魅力的で、特に藤くんとおもちが好きだ〜♡
ヌイス先生の他の作品とはまた全然違った感じの、お笑い芸人成り上がり光属性BLコメディ!私は普段そんなにお笑い見る方ではないのだけど、めちゃめちゃ面白かった!!
起承転結の転から始まる『てぺとる!』下巻。
上巻からの緩急の豊かな展開はそのままに、少しずつ淳太くんの変化が見えてきます。
これがまた最高でした……。様々な出来事や新たなキャラクターの登場によって淳太くんの心情の変化が描かれていくさまには説得力があります。
上下巻通してストーリーそのものの面白さ、そして亮くんの攻めスイッチが入る瞬間のガツンと脳幹に来る色気がもう半端じゃなく最高です。
龍星くんが色々と想像しちゃって悶々とするコマ、可愛かったです。
オチが龍星くんなのも最高でした。きっとみんな大好き、龍星くん。
あと10話、11話の扉絵が大好きです。
淳太くんのジャケットに和柄シャツ、ゼブラのネクタイを合わせた柄柄オラオラのスタイリング、立てた髪も似合ってます。
そしてベレー帽にショートジャケット、スラックスの亮くんも可愛すぎます。こちらからは某集英社の月刊少女漫画雑誌を思い出しました。
あとがきを読んで、更に胸があたたかくなりました。素晴らしい読後感でした。
これからも凡乃ヌイス先生の作品を追いかけていきたいです。
や、こちら序盤からやっとやっと!淳太の気持ちも亮に傾き、BがLする展開か…!と思いきや、いったん恋愛は置いといて…の展開でしたが、その流れには納得。
上巻に続き、のし上がっていくプロセスがリアルなのがいい◎
お笑いライブ前説、着ぐるみ営業、ライブゲスト…「芸人になって売れる」って、なんとなくイメージはつくけど本当に大変なことなんだなあ…ってしみじみ感じました。
そして中盤の、嫉妬した淳太に亮がかけた「よかったですね 全部許してまうくらい俺がアンタに惚れてて」の言葉の破壊力たるや…!
あ、あんたって呼ぶ年下攻め好きじゃなかったのに…!めちゃめちゃ萌えた。。
クリスマスのベッタベタな「プレゼントは俺❤︎」の亮もね、可愛すぎて「かああああっ!!」ってなりましたよ。
夢の大舞台に立ったところで終わる下巻。この夢の続きもぜひぜひ見たいなあ。
そしてあとがきによると凡乃ヌイス先生、このてぺとるを描いている間に会社を退職し、作家業一本に専念することにされた、と。
大きな決断をされた先生ご自身と、てぺとる!の亮の決断は重なってたんだな…と、勝手にじーんとしてしまいました。
もう「てぺとる」の事しか考えたくない。
凡乃ヌイス先生とは「愛してるから嵌めさせて」とか「6と7」とか絵が上手くて、闇が上手くて、エロが上手くて、短編で魅せるストーリーも大変お上手じゃないですか?
まさかの真逆の、光でエロが少なくてギャグ増々も面白いとか勘弁して下さいよ〜(笑顔)
頭も顔も良い順風満帆人生の亮×明るい不器用ピュアの淳太のお笑い漫才物語です。
大手商社を蹴って人生全部を賭けた「俺とコンビ組みません?」
覚悟が伝わりました。
と言っても重い訳ではなく、亮自身が自己肯定感が高く天然のボケなので普通の会話もテンポ良く軽いです。
お笑いに対しても端々に冷静に真摯に向き合ってますので、ネタの考察とか、役割を逆にするとか…凡乃先生の笑いのクオリティが高くて普通にこのネタを芸人に使用出来そうなんですけど。正直BL抜きでめちゃめちゃ面白いです。
ただの先輩後輩がコンビになって、素敵な相方で、ずっと最愛の人になる過程が上下巻でじっくり読めて冗談抜きで後味がプ◯フェッショナルでした。鳥肌立ちましたね。
あ、「ずっと探して…」ってギターが聴こえてきた。
上下巻どっちかとか駄目ゼッタイ。お残し許しません。
因みに紙の同人誌に龍星君主役の◯リキュアみたいに可愛いタイトル「はぴとる!」発売中です!早速購入しました!届くの楽しみ♪
作品に対してレビューが少ないと感じますが、良い作品ってのは数じゃなくて1人の熱量ですよね。皆様のスーパーホットなレビューに惹かれて読む前から、間違い無い!と確信しました。もぅ私がレビューする前に言いたいことは全て他の方のレビューに書かれてますので伝える事が無くなりました。取り敢えず読め…下さい。
後書きにて、先生の決意を感じました。そこも二人とリンクしていた訳ですね。
僭越ではございますが、お礼の言葉を申し上げます。
この度は素晴らしい作品の御提供ありがとうございます。
日頃のご努力の賜物と拝察いたします。ご健康にご留意され、益々のご活躍をお祈り申し上げます。
こちらをお読みの皆様にも新しく挑戦される事もあるかと思います。
思いっきり謳歌してください。
今後も健やかにご成長されますよう皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
高校の後輩と先輩、天才イケメン×天然男子がお笑い芸人のてっぺんを目指すお話の下巻。
もうね、まりあげはのなかでお笑いBLには最高な作品しかないと半ば確信してるのですが、今回のこちらのお話も熱くて最高でした。
夢を追って、挫折して、試行錯誤しながら這い上がって。
お笑いがテーマだからか、元はライバルだったりいけ好かなかったりしていた周りの人たちも、実はいい人だったりしてて、お笑いBLのいいところって、本当にそういう脇キャラの魅力も満点なところもいい。
終わり方もよくて、最後、客席に勘当同然で家を飛び出した元エリート攻めの母が座っている描写もグッときたし、舞台に立っている2人の後ろ姿で終わったのもめちゃエモかった…
えちえちは全然ないんだけど、2人の心の繋がりだとか成長だとか熱くて、お腹いっぱい満足の上下巻だったと思う。
お笑いBL好きの方もそうでない方も、未読の方はぜひぜひ一度読んでみてはどうでしょうか。