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社長×秘書ということでなんだかアダルティーな内容かと思ってたんですが
意外にも重くなく読みやすいお話でした。
策士な大企業社長であり姉の元婚約者、高篠将哉(攻)に
長年密かに想いを寄せる秘書榛名翠(受)。
美人で多少むっつり(笑)な秘書受けとあって
どんな風に秘めた想いを露にしていくのか…
もしくは策士な社長将哉にどう暴かれるのか…と読み始めたのですが
なんと前半の早い段階から泥酔を理由に体調管理と称して濡れ場突入…w
お酒が入っていたとはいえ思ったより積極的な秘書くんでした。笑
とはいえ、常に将哉に対して敬語で誠実な態度の翠の、
真っ直ぐな想いには心を揺さぶられましたし
分かってはいるのですが思わせぶりな将哉の言動にいちいち萌えてしまいます。
翠のオフィスでの顔とベッドの中での顔のギャップも堪りません!
どうやら一見クールビューティーな美人さんが乱れる
というパターンに弱いようです…笑
大好きな水名瀬さんの挿絵も素晴らしいです。
読み終わった後は、ほんわかと暖かい気持ちになれると思いますよ^^
社長×秘書
翠は姉の元婚約者で自分が秘書として仕える会社の社長・将哉のことを密かに想っていた。
決して報われる想いではないからと、せめて秘書として役に立とうとする。
ある日、お酒に弱い将哉が潰れてしまい、いつものように介抱する翠。
将哉はお酒の弱さゆえに翌日にはその記憶を失っているのが常で。
ならば、記憶に残らないならばいいかとつい手を伸ばしてしまうのだが…。
秘密の恋心。
知られれば終わってしまうと思って隠してきた恋心。
そのために、ほかで遊んだりもしたが、やっぱり想い人はただ1人だけで。
「体調管理も秘書の仕事」と挑発して、触れてみて。
そこから歪んだ関係になってしまうんだけども。
気持ちがないものと、姉の身代わりだと思ってるのは翠だけなんですよね。
将哉の方は最初っから気持ちがあるようで。
ただ、お互いにどう想われているか、告白すればどう思われるか。
それが不安で明確な言葉をなかなか口にできないままの関係が続いて。
もう限界!となったところで、関係が動き出す。
というあたりは王道の展開のような。
歪んだ関係とはいっても完全な支配関係のような傲慢な社長でもなかったので何かとかまいたがるというかそんな感じなので、なんか甘いです。
この先は想いも通じ合ったことだし、殊更、将哉が翠を甘やかし倒すんだろうな。
翠(受け)はゲイで昔から将哉(攻め)のことが好きなのですが、打ち明けられるはずも無く、持て余した気持ちを適当な相手と遊ぶことで発散しています。
タイトルに反して爽やかな恋愛モノでした。
無理矢理、とかが無いからでしょうか。
翠はツンデレ美人。冷たそう、というか実際将哉以外の人間には心の中で毒吐きまくりで態度も冷たいw一夜限りの遊び相手もたくさん、見かけによらず肉食ですね。可愛い腹黒って印象かな~
将哉は仕事出来て明るくてマメにジムに通っちゃったりしている優等生社会人といった感じ。いますよね~こういう根っから陽性の男性って。
真っ直ぐ男らしい攻めが好きな方におすすめです。
全体としては、ちょっと最後のほうの展開が急でした。将哉さんに迷惑だから辞める!って、秘書にいきなり辞められたほうが迷惑な気が。叔父さんに関係がバレそうになったとかでもないのに。というか叔父さんも何故わざわざ自分に懐いているとは思えない翠を使おうとする?無能だからなのか?
まぁ結局元から両想いだったし、お姉さんのことも解決して、めでたしめでたしでした。