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『マジ毛も生えてねー頃から吉祥しか見えてねーって』
弟・彌勒のかなりの執着ぶりと乱暴な口調の一端がよくわかる帯のコピーなので、抜粋。
このコピーを見て購入したんですが、私の弟×兄物コレクションの中で上位にランクインしました。
彌勒の乱暴な口調による言葉責め、羞恥責めが上手すぎて、読む度に悶える一品です。
若干ですが暴力描写があるので、苦手な方はご注意を。
幼い頃に起こった事件の所為で、吉祥は暗所恐怖症になる。それは、いまでも吉祥を悩ませて。
弟の彌勒は超がつく程のブラコンで、兄以外には冷たい。
言動も行動も乱暴で狂気じみた態度をとる不良で、まともにする為に兄離れをさせようとするのだが……。
年子の弟・彌勒(俺様執着攻め)×年子の兄・吉祥(ツンデレ天然黒髪受け)
吉祥のいる教室にいきなり入りこんで、無理矢理連れ出す彌勒。
実は、それは暗所恐怖症の吉祥の為で、それまで乱暴な行動に文句をつけていたのに、
ありがとうなんて少し照れ混じりで頬を染めつつお礼を言う吉祥。
すぐに手が出るし、口も悪いお兄ちゃんで、更にデレ機能まで完備な吉祥です。
これで、堕ちないわけがない気がします。
他の男からも、痴漢されたり、彌勒の所為もあって狙われたりと大変です。
弟・彌勒のお兄ちゃん以外はどうでもいいみたいな狂気じみた執着が、なぜか心地いいです。
他の人へはあれですが、お兄ちゃんに対する深い愛情は本物で、それだけの身体をはったことをして吉祥を守っているから納得出来てしまうのかも。
真面目な吉祥が振りまわされっぷりは気の毒になるほどですが、彌勒の自分の欲望への素直さ、ちゃっかり具合に脱帽してしまいます。
乱暴な口調からの言葉責めが秀逸で、すごく萌えました。
吉祥、てめぇ、お兄ちゃんと、言葉の使い分けが卑怯な気がします。
色気があってワイルドで危険な魅力がある獣ですかね。
好きなツボを全部刺激してくれる子で、好きです。
高校の寮で巻き起こす事件が気になるので、続編が出て欲しいものです。
この兄弟カプが気に入った方は、作者様の手で同人誌で番外編が度々刊行されているので、そちらも是非。
エロ:★4 そんなにハードなプレイでもないのに、萌えます。羞恥責め、言葉責め多し。
総合:★5 キャラ立ちばっちりで、彌勒の狂気に近い執着がよかったです。
続編の『ブラザー×セクスアリス』を先に読んで、凄く気に入ったから1冊目を購入。
2冊目だけだとイマイチ理解しきれなかった彼らの心の闇が、明確になってスッキリ。
このガチ兄弟ものの話が本当に好き。でも、好みは分かれるかな?
彌勒の狂犬ぶりや苛烈さは凄く好みだし、吉祥の心身の綺麗さと罪悪感まみれになって苦悩する姿が良い。
不道徳で背徳的な描写シーンの重さは、小学3年生の時の事件を切っ掛けとして心に闇を抱えた彼らそれぞれの壊れ方と、2人で1人的な関係性のダークさと異常さからくるもので、読んでいて胸にズンとくる。
彌勒の常軌を逸した暴力シーンの痛さが気持ち良かった。この作品の根底にある暗闇が好きだ。
あと、あの彌勒さえもいなすことができる氷室神鷹の曲者ぶりは凄すぎる。
そして、この作品を読んだら、大好きな作品である沙野風結子さん『赫蜥蜴の閨』を思い出した。
内容的なダークさヘヴィーさハードさ暴力シーンの痛さ、そしてシリアスで切ない感じが似ていると思うし、
彌勒のキレっぷりは『赫蜥蜴の閨』の熾津臣を彷彿とさせる。純粋な暴力を感情の発露とするところも、加減や限度のない暴力行為も、自己破壊願望をうちに秘めた苛烈な言動も、似ていると思う。
ダークなトラウマを抱える兄弟のお話。
執着と依存性が見え隠れするんですが、
弟は開き直るけれど、兄は正気を取り戻したいと願う。
その狭間で危ういラインに立つ兄弟愛に堪らなく萌えました…!
んですが。
ダークなバックボーンなのに何故はオチはコミカルに仕上げ。
「お金がないっ」のノリがチラついて正直勿体ないなーと感じます。
でもほんと闇を抱えた兄弟の関係性が良きなんですよ…!
コミカルテイストをなしにして共依存の闇落ちだったら神でした。
さてさて。
4月生まれの兄と、3月生まれの弟。
同級生ですが生まれに1年差があって、
兄は弟を守ろうとし、弟は兄に甘える関係が見受けられました。
兄弟は子供の頃にとある事件の被害者となります。
犯人から逃げるときに廃車のトランクに逃げ込み、
2人は暗闇の中助け出されるまでの数日間抱き合って過ごしました。
その日を境にそれまで平穏だった日常が崩れる。
兄は暗所恐怖症となり、
弟は暴力が抑えられない人間に…。
弟が唯一暴力を振るわずに甘えるのは兄に対してだけで
苛烈さを纏いながら兄を追い求めています。
事件以降、日常を取り戻すことに執着している兄にすれば
弟の異常さがとても我慢ならないのですね。
しかし弟を遠ざけようとすればするほど、弟は実力行使に出てくる。
兄を無理矢理襲って体を繋げてーーー。
と展開するんですが、
兄弟の抱える闇がしんどくてしんどくて…萌える(´///`)
受け:吉祥(兄)
事件前の普通に戻りたいと固執して弟を遠ざける反面、
実は弟の体温を感じることでホッとできる一面も。
それは確実に事件の影響なんですよね…(;ω;)
離れたがるくせに、いざ離れたら
半身を失ったような喪失感に襲われてて萌えるしかないやろ、これ…。
あと、どれだけほだされても『お兄ちゃん』を崩さない。
弟に抱かれる罪悪感に苦しめられながらも、体は喜ぶ。
このしんどさめっちゃ萌える…。好き…。
自分を苦しめる弟が憎くて仕方ないのに
どんなときでも弟を守ろうとしてる感が良き(∩´///`∩)
攻め:彌勒(弟)
傲岸不遜な俺様で、可愛い弟ではありません。
兄のことは基本呼び捨てor「テメェ」呼ばわり。
そのくせ甘えるときやしょんぼりすると「お兄ちゃん」と呼ぶ。
このギャップにニヤニヤしましたヾ(*´∀`*)ノ
荒々しい性格なんですが
トラウマが影響してて自分じゃ抑えられないところもあるんですね。
けれどそれを誰も理解してくれない。
兄も最初は弟の暴力性を責め立てていました。
けれど弟の闇に気付いて包み込むのが胸熱なんですよー!!(;///;)
で、弟は弟で兄が求める"普通の弟"になろうとしたけれど
兄に危害を加える相手には特に暴力性が増してしまう。
「ごめんな、吉祥」
「やっぱお前の弟は帰してやれそうにねーわ」
この言葉には涙腺が緩みました(;////;)
2人の関係性は
今でも時折トランクの中のままにいる錯覚を覚えました。
これにコミカルが加わるのは個人的にチョイ萎えで残念。
弟×兄・・・とっても萌えますね(●^o^●)
弟・弥勒は超俺様スタイルで、兄・吉祥しか見えていないブラコンぶり。
事件の後遺症で苦しむ吉祥を大事に思いながらも欲求を抑えきれずHしちゃいます!!
強引に引っ張られてしまう吉祥には同情を感じてしまうこともありますが、
垣間見える弥勒の優しさに萌え♪♪
エッチ:★★★☆☆ 弥勒の言葉攻めには、たかがキスだけでも萌え!!
Hはそれなりに数があり、さらにイラストの美しさが相まってとってもきれいです。挿絵のエロさにびっくり!!!