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カメレオンはてのひらに恋をする。 1

chameleon ha te no hira ni koi wo suru

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表題作カメレオンはてのひらに恋をする。 1

前島蛍都(ケイト)
大学1回生,先天性重度感音難聴者,19歳
蒼井藤永
大学3回生,俳優,21歳

その他の収録作品

  • [SIDEケイト]もう友達に戻れない(描き下ろし)
  • カバー下(キャラクター紹介)

あらすじ

「こんなに”目”で聴こえたの初めて。」難聴の大学生×売れない俳優--これは”伝えたい者同士”が手話で心を通わせていく、優しくて温かい恋の物語。
「何年も聴きたかった言葉を、出会ったばかりのお前から聴くなんて」俳優の藤永(大学3年)は演技が大好きだが、オーディションに落ち続けて自信を失っていた。そんなときに先天性難聴のケイト(大学1年)に出会い、手話でお礼を言われる。藤永は手話に初めて触れるものの、これまで「伝えたい」という気持ちを人一倍持って演技し続けてきたため、手の動きを一目見ただけで読み取ることができた。そして、手話を身振り手振りでやってみることになるが、ケイトは藤永の感情表現を見て、その才能に驚かされる---伝えたいもどかしさを持つ二人が出会い、心を通わせるハートフルラブストーリー第1巻!

作品情報

作品名
カメレオンはてのひらに恋をする。 1
著者
厘てく 
媒体
漫画(コミック)
出版社
スクウェア・エニックス
レーベル
ガンガン BLiss
発売日
電子発売日
ISBN
9784757587519
4.6

(623)

(488)

萌々

(89)

(27)

中立

(11)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
72
得点
2888
評価数
623
平均
4.6 / 5
神率
78.3%

レビュー投稿数72

No Title

伝えるというテーマを、鮮やかに軽やかに、2人の明るさとドラマチックな描写力で紡がれた作品。
軸を持って生きている2人が出会って、それぞれの考えが混じりあったり寄り添ったり。
ろう者の視点、手話ならではのコミュニケーションの形などがとてもスマートに恋愛のきゅんなシーンに重なって、一層キャラクターが魅力的に感じます。
もだもだかわいい恋愛漫画としてはもちろん、一人一人の人間として、ケイトとフジナガがとっても愛しい。
色んな人に読んで欲しい。

0

藤永の夢の実現も応援したい

 「てのひらに恋をする」の意味を知って、なるほどそういうことか!と納得。素敵なタイトルだなぁ。聾者であるケイトが伝わり合うまで諦めない聴者の藤永に出会って良かったというだけではなく、役者志望で演技表現に悩んでいた藤永も、ケイトに出会ったことで本当にやりたいことの焦点が定まり、表現することへの自信がついたり新しい世界が広がったりして、お互いにまったく対等に相手にいい影響を与え合っている関係性がこの2人の最大の魅力だと感じました。手話や身体表現もいきいきと描かれていて動きが見えるようです。少しもどかしい好意の伝え方も、2人とも照れながらも一生懸命で本当に可愛かった。想いが通じ合ってからのこれからも楽しみです。

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恋をしました

すごい高評価に読むのをためらってましたが、やっと読みました〜!
こういうお話を描く方でしたっけ?

絵も二人の葛藤もキャラも素晴らしいです。
なんというか、自分に新しい風が吹き抜けて行ったような。なにか新しい素晴らしいことに出会ったような感覚です。

もどかしさ、それでも生きてくたくましさ、前を向いて自分にできることを探して見つける力強さ。すごく応援したくなる二人ですね!

みずみずしいでは言い表せない、躍動感や甘酸っぱさ。
このお話に恋をしてしまったかもしれない。

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砂糖

評判が大変良いのは知っていながら、ここまできたら2巻が出るまで待とうと思っていたら、存外早く2巻が出てありがたいです。

珍しいカットの表紙だと思いつつ本編を読んでいると、なるほどここですかと嬉しくなる。こういう遊びは大好きです。作家さんと編集さんどちらの案なのかな。

正直言って厘てく先生の既刊は今一歩はまらなかったけど、世間的な評判を見ても遂にきたんですね…という気持ち。嬉しい。

砂糖のコマのケイトくんが可愛くて大好き。ちっちゃくなるコマとリアルなコマのバランスが良いです。絵が上手い。手話描くの大変そうだもんなぁ。作画の面でもそうでない面でも。

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優しい世界

耳が聞こえず手話と読唇術で会話をする蛍都と劇団で俳優をしている藤永のお話です。

過去回想で聴覚障害に無理解な人が出てくる以外は聴覚障害に理解がある人しか出てこない優しい世界なので安心して読めました。
人に伝えることを諦めない蛍都と藤永が惹かれ合っていくところが素敵で、恋人になった二人のこれからが気になります。

しかし、周りに人がいる中で藤永が桃太郎や大雨を全身で表現したり歩道橋の手すりでバク転?したりするシーンは共感性羞恥が凄かったです。
良いシーンではありましたが、あの場にいた人達からは何をしているんだろう?と不思議に思われる行動だと思うので居た堪れなさを感じました。

キスまでなので修正はありません。

2

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