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末っ子、就活はじめました 毎日晴天! 19

suekko shukatsu hajimemashita

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表題作末っ子、就活はじめました 毎日晴天! 19

阿蘇芳勇太
仏具職人
帯刀真弓
21歳,大学三年生,軟式野球部マネージャー,帯刀家末っ子

同時収録作品帯刀家七月のエアコン戦争

帯刀 大河
編集者,帯刀家長男
阿蘇芳 秀
SF作家

同時収録作品帯刀家七月のエアコン戦争

木村 龍
花屋
帯刀 明信
帯刀家次男

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

なりたい職業も入りたい会社も見つからない──!! 周囲では内定も出始める中、迷いの森深く彷徨う大学三年生の真弓(まゆみ)。野球部の後輩マネージャーには「OBの八角(やすみ)さんに相談したい」と言われ、先輩として頼られない事実に自信喪失!! そんな時、真弓は職場見学も兼ねて、八角が働く会社のイベントに参加する。そこで出会ったのは、八角の友人だという松岡(まつおか)。どこか荒んだ陰を持つ謎めいた男で!?

作品情報

作品名
末っ子、就活はじめました 毎日晴天! 19
著者
菅野彰 
イラスト
二宮悦巳 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
毎日晴天!
発売日
電子発売日
ISBN
9784199011160
4.4

(10)

(5)

萌々

(4)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
44
評価数
10
平均
4.4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

真弓、就活はじまる。

タイトル通り、遂に真弓の就活がはじまりましたの回。
クーラーの小話も面白かったです。
子供の頃の勇太を救いたい、その気持ちから引換にしてはならないものを差し出してしまった真弓。
もう枯れ葉燃やす会で燃やせないし誰に相談できない最悪の状態で、続きが気になるけどすぐ新刊来るのとてもありがたいです。
個人的にとても良かったのが2段ベッドで会話するふたりは相変わらず良いなと。もはや同棲の時も持って行って欲しい。
枯れ葉燃やす回、inスーパーのイートイン。お祝いのたこ焼き奢り会までの困難が大変そうすぎて胃がキリキリしてしまいますね。

1

就活にもがく末っ子・真弓。心の揺らぎに共感

序盤のエアコン騒動のお話がコミカルだっただけに、本編の真弓の就職活動のお話はシリアスで胸が痛みました。

実はシリーズ全作を読んでいるわけではなく、キャラ文庫さんのフェア対象だったため手に取ったこちら。
読み始めて数ページで「これはちゃんと人間関係を把握しないとダメだ」と気付き、コミックスの方を読みました(まだ途中ですが、、)。

出てきたカプの中では長男・大河×SF作家・秀の糖度が一番高く(セリフのやりとりやキスなど)、一番の推しに。

今巻のメインカプである勇太×真弓にも今に繋がる紆余曲折の道があったことが伺えたので、まずはコミックの方からじっくり、帯刀家の道のりをなぞっていきたいなと思います。

さて、こちらの19巻。
児童擁護施設の子供・拓相手に家庭教師ボランティアをすることになった真弓。
拓に心を開いて欲しくて、良くないことだと頭では理解しつつも自分の境遇を「秘密の話」と差し出すことで距離を縮めていこうとします。

野球部の後輩に自分ではなく先輩の八角を頼られたことでショックを受けたり、どうにも就活に対する向き合い方が甘いところなんかは、人間的な弱さがリアルに描かれていて、心配になったり正直ちょっとイライラしたりもして、心が揺れ動きました。

ボランティアも就活もまだスタート地点に立ったばかりの真弓。続刊も購入したので、真弓が選んだ道をしっかり見届けたい!

恋人同士のあまあま度、糖度としては低めのシリアス展開だったけれど…
最初のエアコン騒動のお話が良いクッションになってくれていてほっこり。そんなほのぼのとした帯刀家の様子も、また次巻で読めたらいいな、と期待しながら本を閉じました。

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