ボタンを押すと即立ち読みできます!
いろんなレビューを読んでキツい内容だと知っていたので、なかなか読む勇気が出なかった本作ですが、とあるレビュワーさんのおかげで偶然読むキッカケができました(感謝)。
スピンオフ元の「シークレットノート」「ハイドランジア ケージ」はどちらも大好きなんですが、それ以外の著作でもその2著作でもリアリティに疑問が残る描写がちょいちょいありました。
今回はそれが一か所に色濃く出てしまった気がしましたね…。
そもそも攻めのズボンまで下ろして「挿れろ」って誘ったのは受けの方なのに 一発当たり10万せびるのはちょっとどうなの、と…。
もちろん受けが全く誘ってなくて完全にレ○プだった場合はそんな少額では済まないのでしょうが、それでもモヤりました(昨今の時事ニュースのこともありますし)。
でも四葩(ヨヒラ)がこんなに重要な役割を果たしていた、と知れただけでも読んで良かったですし、樹くんのおばあちゃん登場で一気に心が温かくなりました。
全体的に表情が冷たいとの声もありましたが、私はそこまでは思わなかったですし、名前にまつわる話と展開との結び付け方にもグッときました。
スピンオフ元で事故にまつわるカラクリは知っていましたから、心の準備ができていた分、すんなりとあの展開は受け入れられました。
5話の車内でトトキが泣いた瞬間、私の目からも自然と涙が…。
前述の不満はあれど、スピンオフ元2作を何度も読んで愛した私にとってはこの評価以外ありえませんでした。
<注意点>
・スピンオフ元のキャラが結構出てきますし、ハイドランジアCPオンリーの短編も含むので、全作を読まれた方がより深く理解できます
・攻めが既婚者なのでガチ不倫です
・Ω全般の扱いは今まで見たオメガバ作品では最悪レベルに不憫でしたので、無理な人はいると思う
てかアジ太郎ww
快晴が相変わらず快晴で安心しましたw
それにしても、ググったら左右対称の特徴を持つ一卵性双生児って実際いるんですね。
知らんかった!勉強なりました!
シリーズ物としてのうまみがすごいですよね。
作者様はハイドランジアケージを描いてた時からこの設定等を作り込んでたのかと思うと脱帽です!
設定だけで終わらせずイノセントベルという一つの作品として作り上げてくれて読ませてくれた事に大感謝です。
個人的にスピン元のキャラが出てきたりスピン元の深掘り要素がある話が出てきたりするスピンオフが大好物なので
スピン元の世界も広げてくれて尚且つシリーズ物としての扱い方、話の作り込まれ方が本当に精巧で
今作まで読んでようやくこの物語達を読めたというかなんというか文字にするのは難しいのですがそんな感覚です。
このシリーズが一作でも気になる方には
是非シリーズ通して読んでいただきたいです。
そして今作の朝陽とトトキの離れたくても離れられない、本能的に相手を求めてしまい
ただそれが道徳的に手に入ってはいけない相手という何とも切な苦しくどの立場で読んでもしんどい。
夏帆叔母さんが最低最悪の奥さんだったなら庇える気持ちもあるものの、、
ただ奥バレしてからのトトキの身の引き方
ヨヒラに対しても朝陽に対しても悪態をついて
トトキなりに自分を悪者として扱わせるかの様な言い回しが
トトキなりの最後の優しさだったのかなと。
朝陽もねズルズルとはっきりせず狡い行動を取り続けた事は決して褒められる事ではありませんが、そこからの身の振り方が何としてでもトトキと一緒にいたいとする必死な思いからの唯一の答えがあの行動しかなく
ただひたすらに不器用にトトキを愛してたのだなとひしひしと伝わってきて、、( ; ; )
単純な言葉では表せれないくらい複雑に色んな感情が混ざり込んでこちらの感情も目まぐるしかったです。
本当ここまでこのシリーズを繋げて描いてくれて読ませてくれて芥先生ありがとうございます!!!
シリーズ3部作。
特に前巻の ハイドランジア ケージ が好きだったのでヨヒラの謎の部分が明らかになり、この話にも出てきたので良かったです。
お金持ちの娘に見初められ実家の借金の為に結婚をしたアルファの攻め。
偶然に運命の番のオメガに出会ってしまい当然惹かれ合っていく話。
トトキは少し粗暴な感じだけどオメガ故に辛い目に合っていて同じオメガで捨てられていたヨヒラを拾って育てたり本当は優しい子。
事故に合って色々ありましたが二人幸せになりヨヒラとも会えて良かった。
ヨヒラのその後の話も読めて良かった。
シークレットノートから始まったスピンオフ作品。
まさかここまで続くとはーーと思いつつもハイドランジア ケージの内容的に、今回の二人の話があっても可笑しくはないなと前作の時に思ってました。けどこんなにも深いというのかある意味人間のリアルを見たような気がしました。
朝陽が主体で始まっている今作。視点が朝陽だったからこそ感情移入も出来たし、ページをめくるごとに次の展開にドキドキしました。
それにシークレットノート、ハイドランジア ケージ、の二人も上下で登場し、下巻ではヨヒラの本当の幸せにもたどりついたのではないかと思いました。
「シークレットノート」と「ハイドランジアケージ」からこちらの作品に続いています。
未読の方は、Legatoで「ほわっ⁈」となるかもしれません。
この作品だけでも楽しめますが、是非前作も読む事をオススメします。
先生のあとがきに「野心の無い脱力系αがえっちで綺麗なΩに翻弄されまくる…はずがとても厄介な話になりました。
とありました。
本当に…そんなお気楽な感じのαとΩのお話ではありませんでした。
厄介も厄介…。
厄介なところを説明する腕がありませんので、とりあえず上巻で気になった箇所は…
トトキとの絡みがあった樹師範代!
樹!ですって⁈
遠縁の身寄りのない子を引き取った⁈ですって⁈
いや〜もう凄い運命が絡まり合っちゃってて…凄い…としか言いようがありません…。
そして、上巻はとんでもないところで続きます……早く下巻を読んで幸せになりたい…です。