SS付き電子限定版
アレク×光善
会社のトラウマを抱えたまま辞めて、
彼氏とも別れてしまった
田舎でパン屋を営む・光善。
そんな彼の退屈なスローライフのもとに、
突然現れたのはーー異世界からやってきた、
ちょっぴり俺様で傲慢ながらも、
陽気で優しさに溢れる褐色の王子・アレク。
ただのアレクの世話焼きじゃなくて、
アレクのちょっとしたことですぐにドキドキしてしまう
簡単に絆されていく光善が可愛いくて、良いニヤニヤになる!
アレクの
いきなり半強引な光善を堕ちさせる(?)キスや、
年下の元気満々なエッチ(エッチシーン多くはないけど)、
光善の感度は予想外に大きく、
トロトロキュンが大量発生してかなり萌えた!
2人のやり取りも面白くて、
アレクのこの世界へのノリノリなリアクションや、
光善への俺様溺愛の変化もツボだね。
2人が一緒に過ごす
田舎のパン屋のスローライフでの、
急速に深まってしまうラブ関係や、
そのほっこりとした甘さが心地よかった!
アレクによる異世界の秘話や、
異世界の仲間たちも登場して、
ファンタジーな雰囲気が存分に楽しめて、
異世界の王族とリアル世界が交錯する物語が素晴らしかったです!
田舎でパン屋を営んでいる光善と異世界からやってきた褐色の王子様・アレクのお話でした。
異世界転生モノではなくて異世界から現代にやってきたという設定なので、環境も生活もほぼ変わらぬまま並行世界が存在していることを感じられるのが面白かったです。
突然現れたアレクは次々に"夢みたいなこと"を言うので最初は戸惑うけれど、アレクがあまりにも当たり前のように話すものだから、厨二病だと勘違いする光善(笑)
実在しない国なのに言葉も通じるし、特に違和感なく過ごせているので勘違いするのも仕方ないかもな、と。
深く突っ込まず受け入れるところに光善の優しさが見えて、ふたりのやり取りは本当に微笑ましかったです。
ちょっぴり噛み合わないところもありながらなんだかんだアレクとの日々は充実していて、元カレとのいざこざで心に負っていた傷も゙癒えていき、やがて惹かれていく様子にキュンとしました。
国に帰ることになってもあまりハラハラせず、ただふたりには幸せになってほしいなと思ってしまうような。
のんびり優しいお話にとても癒やされました。
めちゃくちゃハピエンだし綺麗にまとまってはいるけれど、フィントクラルクでの暮らしを見てみたかったー!というのが正直なところ。
続編として読めたらいいなと思いました。