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主従関係BL。
攻めの方は受けに従順なものの話途中までは受けの父親に従っていたことで、色々と後ろめたいことから受けを受け入れられず。こんな自分では汚いと攻めが葛藤するシーンが印象的でした。どちらかというと今まで、その逆はわりと見てきたので余計に新鮮な気持ちになったのかもしれません。
えちシーンはわりとほどよくある感じで後半の方でれっきとした肉体関係も待っていきます。それでもやはり攻めが抱く感情は自身では解決出来ず。最後に受けがそれを解決してくれるのですが、とても内容重視な作品にも捉え楽しめました。
華族制度時代の主従もの~
年下使用人✖年上子爵の息子
一番近くで触れたいのに、触れられない
使用人だからという身分差以外にも朝陽には隠していることがあって…
なんですが、悲壮感やシリアス度、身分差による苦しみみたいのはほとんどなく、
さくさくっと、恋する透理の可愛さと、お兄ちゃんとしての透理を楽しめました。
シーモア白抜きのせいかドエロさはあまり感じなかったけど
tnkが主張するアングルが多かったのでRentaにしとけばよかったです。
エロス度★★★★★★
朝陽と透理が紡ぐ恋物語・・・開幕♡
華族社会を舞台にした作品。
兄弟のように育った主従、従者攻め、両片想いといった萌え要素が素晴らしい。
ラブになる前から2人の距離感の近さにエモさを感じてしまいますね。
朝陽を溺愛する透理やお互いに愛の焔をひた隠しにする焦ったいもどかしさがたまらないです。
特に透理に婚約者がいたり、身分差故の周囲に知られてはいけない緊張感や穢れた手で主人の清らかな身体・心に触れられない朝陽の葛藤、裏を担う朝陽を何があっても護りたい透理の想いが刺さりました・・・。
濡場では、薬を盛られた主人を従者が介抱するシチュエーションや主従の一線を越える背徳、戒めが解かれただお互いを求め合う2人が最高で、朝陽に貫かれて悦がる透理の色気が神っていました。
主従もの・爵位持ち・幼馴染。
好きなワードが揃っていて、これはわくわくせざるを得ないぞと購入。
結果、楽しめたことには楽しめたのですが…
もうちょっと重ためのお話を想像していたのと、好きな要素と共に物足りなさも感じて、2.5寄りのこちらの評価になりました。
服装も雰囲気もとっても好みだったのですけれど。
身分差のある幼馴染2人の特別感と言いますか、しっとり香る両片想いと執着は良かったのです。
ただ、どれもエピソードがやや薄めに感じられるのがもったいない。
もうひと押し強いエピソードがほしかったです。
朝陽がずっと手を汚していたことも、透理の父親の件も結構大きな出来事だと思うんですよね。
しかしながらこれもまたとんとんとあっさり進んでいってしまいます…
背景や服装からも時代ものの雰囲気は感じますが、透理の口調が現代ものとあまり変わらないところも気になりました。
そこまで重たくないトーンで、1冊の中で切なさも甘さも時代ものも味わいたい!という方にはちょうど良いバランスかなと思います。
お互いがお互いのことを本当に大切に思っている姿は好みだっただけに、もっと踏み込んだ重ためのストーリーの方がうれしかったかもといった印象です。
時代背景+華族が登場するお話にシリアスさをどこまで求めるかによりますね。
舞台は華族制度が存在していた時代の日本で、子爵家の息子と使用人との恋を描いたお話でした。
ガッツリの"時代物"という感じではないので、身分違いの恋によくあるような切なくて苦しくて…みたいな場面が無くてすごく読みやすい印象でした。
世間的には主従関係にあるふたりですが、幼い頃からずっと一緒にいたことや透理の性格もあって彼らの間にはそれほど壁はなく。
朝陽も自分自身の立場をわかって行動してはいるけれど、ふたりの間に漂うとても柔らかい雰囲気から心を開きあっていることが伝わってきたのがすごく素敵でした。
そしてところどころで挟まれるふたりの絡みのエロさに驚き!
ストーリーはわりとしっとりめで静かに進んでいく感じでしたが、セックスの描写が本当にエロい…!
甘めな修正のおかげもあってエロさをしっかり堪能させてもらいました。
お互いにしっかりと気持ちを伝え合い、ともに生きていくことを決めたふたり。
そんな風に綺麗にまとまったところまでを見ることができて嬉しかったです。