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表題作暁月のテロリスト

公安警部
正体不明

あらすじ

無差別爆弾テロのせいで記憶を失った志嶋伊月は、被害者保護のため公安警部の矢敷隆直と同居する。矢敷は伊月の高校時代の同級生で、しかも元恋人。そんな時「アイ」という男が伊月に接近し…!?
出版社より


志嶋伊月(シジマ イヅキ)は、アジアサミットを狙ったと思われる無差別爆弾テロで記憶を失ってしまう。公安警部の矢敷隆直(ヤシキ タカナオ)は、伊月をテロリストから保護するため自宅へ引き取る。実は伊月と矢敷は、かつて恋人同士だった。矢敷に守られ、記憶がないとはいえ甘い日々を過ごす伊月だが、「アイ」と名乗る謎の男が接近してきて…!? 記憶は取り戻せるのか?テロリストの正体は? 衝撃のハードサスペンスロマン!

作品情報

作品名
暁月のテロリスト
著者
波奈海月 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592875529
2

(2)

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
2
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

同い年、高校時代の同級生で、元恋人。再会もの。

志嶋伊月(受)は、駅で起こった爆弾事件に巻き込まれ、記憶を失ってしまいます。
病院で目覚めた志嶋の目の前にいたのは、高校の同級生だったという男・矢敷隆直(攻)。
矢敷から、自分が天涯孤独だと聞き、退院後、志嶋は矢敷のマンションに世話になります。高校時代友人だったという矢敷から、忘れてしまった過去の話を聞く志嶋ですが、ただの友人とは思えぬ矢敷の自分への気づかいを問いただすと、高校時代、自分たちは恋人としてつきあっていたと聞かされます。
離れた大学を選んだことで疎遠になり、意地を張って連絡ができなかったけれど、今も好きだと言う矢敷。
二人は再び甘い時間を取り戻します。

そんな折、爆弾事件が再び起き、事件は連続テロの様相を見せて行きます。最初の駅での事件で志嶋の取った不審な行動から、疑いは志嶋にも及ぶことに。
しかし、それを否定する矢敷にも、実はある秘密がありました。

ネタバレになってしまいますが、再会した二人は、敵対する関係にあった・・・というヤツです。
タイトルに「テロリスト」とありますので、志嶋の正体は・・・と思ってしまいますが、実は似て否なるものです(笑)。まあ、どう言いつくろうと“テロリスト”には変わりないと思いますが、無差別に人を狙うのではなく、『テロリストを狙うテロリスト』なのです。
ここがポイントでして、矢敷とは敵対する関係ではありますが、実はこの話の中では協力関係でもあり、二人の再会は秘密裏の取引が導いたもの。
志嶋の記憶喪失によって、真相は伏せられているので、少しずつ明かされていく興味で読ませるストーリーでした。

ただ、私の理解度が足りないのか、“敵”の正体がイマイチはっきりしないんですけど、本当の相手は誰だったんですか?
志嶋が現在に至るまでの過去や、所属するグループについてなど、よく考えられている部分もあるんですけど、ちょっとわかりにくいところもあったかなぁ。
ラストは都合がいいようにも思いますけど、うまくまとめましたよね。
二人が味方として組んで仕事をする話も、面白そうかも。

2

記憶喪失にテロリスト

無差別爆破テロに巻き込まれて記憶喪失になった伊月。

あらすじにはハードサスペンスとあって設定は面白そう。
でも、読んでみたら???がいっぱい。
色々と中途半端でわけがわからなかったです。
敵の正体とかDOLLという組織がなんなのかはっきりとわからなかった。

記憶喪失になった伊月を引き取って世話をする矢敷。
伊月が悪夢にうなされると矢敷が抱きしめて落ち着かせるシーンには萌えました。

ラストは丸っと上手く納めるためか、強引かなと思います……。

記憶喪失物は好きだけど設定がいかされてなくて勿体ないな。

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