電子限定かきおろし付
人気作だけど、なんとなく読むタイミングを失して今になってしまったことを激しく後悔。゚(゚´Д`゚)゚。
成熟した大人のピュアな恋。……なんて温かいんだろう。
恋の原点を改めて知った気がして、胸に深く沁みました。
41歳だろうが、50歳だろうが、それこそ100歳でも。年齢関係なく、いつでもキラキラした恋に巡り会えるチャンスってあるんですよね。周りの評価や意見、過去の苦い経験は、新しい恋や出会いの期待に厳しい現実を突きつけるのかもしれないけど、シワのできるような年齢になっても恋に浮かれて良いと思うし、キスを思い出してうっかり足を捻挫するほど好きにな人に溺れたって良いと思う^ ^
遅ればせながらの遅い恋愛の青春って素敵だなと感じました。
諦めることに慣れてしまった経験をいくつも抱えているとしても、受け入れることに臆病になってしまうほどに年齢を重ねたとしても、恋心を諦める理由にはならない。それだけの年齢と経験があるからこその気付きもあるし、見える景色だってある。くたびれた春江の顔を見て"かわいい"と感じた藤嶋の感性を私は支持したい( ´∀`)
そういった隙のある瞬間やパーツに萌えみを感じる視点は、それこそ経験値があるからこそだと思いました。
第三者から見て良いと思えなくても、好きな人にとっては刺さりまくる特別感にキュンとくるシーンが多数……素敵な恋心の応酬にキャパオーバーしちゃいそうでした。
取るに足らないことや何でもないことの中に埋もれたトキメキを大事に育てていく物語。不器用ながらも一歩ずつ前に進む彼らの恋愛模様にたくさん癒された一冊です。
やられました
アラフォーオヤジにやられました!
もーね
エロなくってもイイよってくらい
くたびれたアラフォーオヤジが
乙女なのよ
もうね姫
ピカピカ王子さまも
こなれた感じなんだけど
くたびれお姫さまには
もうねグダグダ(笑)
見てるこちら側が
照れてしまうくらい
アラフォーオヤジたちが
青春してるよ
電車で○○したりして~(笑)
ピカピカ王子さまの影響で
ステキに変身していって
ライバル出現とかって続編でないかな?
それか
二人の激甘生活を
覗き見編とか
でないかな~
恋をすることすら諦めていた大人と、真剣な恋を諦めていた大人が、ひょんなことからマッチして…アプリで出会ったアラフォーふたりの恋の行方は…?
初めて出逢った時からおたがい好きになっちゃっていてかわいいです。アラフォーだろーがなんだろうが、恋に落ちたひとはみんなかわいいよね!
恋愛未経験な春江さんと、モテモテ男の藤嶋が、胸ときめかせてはしゃいだり落ち込んだりと一喜一憂。そんなふたりが愛おしくてたまりません!
もだもだするくたびれた大人、だけどかっこいいとこや可愛いとこもある人間と物語を読ませる力、自分の近くにもいるかもしれない素朴さはダヨオ先生だからこそだと思いました!40で徹夜できるの凄すぎる…
「きれいになりたい」という言葉だとか、好きな人に曝け出せない部分、いい歳して…と引け目を感じるのも、とてもシンプルで、共感できて沁みる自然さでした。突拍子のなさもなく癒しの一冊ですが
正直……実写化しそうなラインだなと思いました
40過ぎてマッチングアプリで出会ったゲイのサラリーマン同士が、まるで10代のように空回ったりすれ違ったり、ひょっとして相手には他にも良い仲になってる男がいるのでは!?と勘違いしたりしながら、恋人というステージに辿り着くお話です。
激務SEの春江はこれまで誰かと付き合った事が無く、過去に気持ちを打ち明けられないまま片想いで終わった経験も手伝って、(このままでいい、寂しくはない)って自分に言い聞かせてきた人。
40過ぎてタイプの男と出会って、ホテルに行くチャンスまで訪れて、どうしたら正解なのかまったく分からない・・・っていうのが、ものすごくリアル。
年を重ねるにつれ、「経験した事がない」ってものすごく重い枷になるんですよね。
他人には聞けないし、恋愛の相手にだって(引かれたらどうしよう)とか不安になっちゃって、相談出来ないですしね。
周囲の同年代は10代くらいから当たり前のように経験してきた事を、自分だけが経験した事ないっていうのも、計り知れないプレッシャーだったと思う。
この作品で救いだったのは、経験が無く空回りしてアタフタしている春江の事を、藤嶋が「可愛い」「そのままの春江さんが好き」と思ってくれた事。
愛ですね。
中年男性がメッセージで告白したり、告白されて思わずサンダルで外へ飛び出しちゃったり、(心変わりすんなー)と唱えちゃったり、初めてちゃんとキスした夜に身体の関係にはならなかったり・・・
アラフォーなのに中学生みたいに不器用でしたが、そのスマートじゃない様が逆に良かったです。
ちなみに本作、エチシーンはありません。
触りっことかも無し。
キスまでです。
でもエチシーンを無理やり入れなくても良いやって思えるくらい、温かみのある穏やかなヒューマンドラマでした。