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な、なんて可愛いお話なんだ〜!
えちなし、キスまででぴゅあっぴゅあのもふもふ物語、個人的にとっても好きでした。
そして、夜中に読むとピザが無性に食べたくなって危険…作中にピザ作りが出てくるので。
舞台はイタリア。幼稚園児の頃、クラスの女の子に「クラスで9番目に好き(クラスは全部で9人…)」と言われてから、「選ばれること」「誰かに求められること」を諦めて生きてきたトーマ。
ある日、1匹の猫が身動きできなくなっているところを助け、一度は「じゃ」と別れたものの、家の前で再会。猫はトーマを見た途端、「運命」と叫んで飛びかかってきてー
と続くお話です。
もうまず、猫のブルチャートが可愛い!猫の姿でも人間の姿でも可愛いです。もふもふ、最高…
特にトーマがどこへ行こうとも(家の中でも)どこにでもひっ付いてくるところ(*´˘`*)
バイト先での同僚とのピザ対決の時も、めちゃめちゃ身内っぽくトーマに肩入れしたりして。
誰かの特別になったり、求められることを諦めて生きてきたトーマだけど、ブルチャートに出会ったことで抑え込んで蓋をしてきた気持ちに気付き、満たされるようになるんですね。そしてそれはきっとブルチャートも同じなんだろうな。
「特別」同士になった二人、やっと?キスができるようにはなったけど、いつかその先に進める時は来るのかな〜と想像してニヤニヤしちゃいます( *´艸`)
ピュアラブともふもふをたっぷり堪能できる、素敵なお話でした◎
ピザ屋でバイトをしているトーマのもとに現れた猫のブルチャート。
店の前に偶然来ただけかと思いきやトーマの家まで着いてきて、さらには人型になって求愛…?というところから始まる、ひとりと一匹の恋のお話でした。
ブルチャートは突然人間になるし、いきなりトーマに懐いてくるしで謎多き猫ちゃん。
でもトーマはそれに恐怖することも拒絶することもなく、お風呂にいれて名前さえなかった彼に名を与えるわけです。
流れるようにサラッと優しくできる彼の良い人っぷりがが伝わってきて、まだふたりの関係性がわからないうちからほっこりとあたたかい気持ちになっていました。
不思議な同居生活を送るなか、ブルチャートはなぜトーマの前に現れたのか?なぜ彼を求めるのか?という部分も少しずつ分かってきて。
諦めグセがついてしまっていたトーマのその原点まで繋がったときは、ブルチャートの想いの強さに感動。
また離ればなれになる前にきちんと気持ちをぶつけることができて本当に良かったなと思いました。
ブルチャートの猫らしい奔放さと懐いたら一直線な愛くるしさがたまらなくて、何事にも動じないトーマとの相性もバッチリ。
お互いが大切な存在だと認識したあとの甘い空気感もめちゃくちゃツボでした。
そして相変わらず、どのページを見ても本当に絵が美しいです。
人物はもちろん、風景やお部屋の中の細かいところまでをこだわって描いているのが素晴らしすぎて、ストーリー以外のところでも感動させてもらいました。
ちょっぴり不思議で、でも可愛くてピュアな恋を堪能できて幸せでした!
人間になれる猫×選ばれないことに慣れてしまった男の子の可愛くてちょっと切ないピュアBLです!
表紙から受ける印象通り全体的に絵本のような可愛くて暖かい絵柄が穏やかで楽しそうな日常にぴったりで、ぜひ紙の本で読みたいなぁと思いました。
幼い頃から誰かに選ばれるという体験をしたことがなく愛されたいと思うトーマと初めて優しくしてくれたトーマとの再会を待ち望み続けたブルチャートの2人ともが抱えた寂しいがなんとも切なくてたまらない気持ちになります。
ブルにとってトーマとの再会は本当にずっと待ってた運命的なものだったのだとわかってから読み直すとずっとべったりしてくっついてもらうと喜ぶ姿が可愛くて可愛くて…
猫への愛だけでは終わらずちゃんとBLとしてのハッピーエンドでとても幸せな結末だったので大満足です!
どこか異国を思わせる雰囲気と作中に漂う優しい空気感がぴったり!
一人と一匹の日常にほのぼのとしつつも、読後はうっすら涙ぐんでしまう
お話でした。
子供の頃から誰にも選ばれず、
その度に「まぁいっか」と諦める人生を送ってきたトーマ。
ある日、バイト先で野良猫のブルチャート出会いますが、
夜になると耳と尻尾の生えた人間の姿になって家まで押しかけてきて…。
はじめはブルチャートの一方的な求愛に戸惑っていたトーマでしたが、
肝が据わっているのかブルチャートとの暮らしへの順応性が異様に高く、
猫と人間の姿を行き来する彼に対してもすんなりと受け容れてしまう辺りが
男前というか天然なのか、ちょっと面白かったです。
そんなトーマの反応もものともせず、ただひたすらに一途に健気に
トーマへの愛を貫くブルチャートも愛おしい存在でした。
トーマに触れる度に「ち○こ 出た」と言っているくせに
決してトーマの嫌がることはしないとちゃんと我慢できるところもいい子で、
見かけによらず寂しん坊で甘えん坊なのも母性愛をくすぐられちゃうんです♪
基本トーマにベッタリで、バイトに出かけるトーマに置いていかれないよう
朝まで眠らないように頑張っていたり、一緒にいるために猫なのに働いたり、
トーマへの熱愛ぶりにキュンとさせられてしまいました♡
てっきり初めて出会ったときに一目惚れしたのかなぁと思っていたら、
後半で実は二人(一人と一匹)が昔に出会っていたエピソードも明かされます。
トーマは幼かったこともありすっかり忘れていたみたいですが、
ブルチャートはずっとそのときのことも覚えていて想い続けてきて、
もう戻って来るはずのないトーマを雪の日も太陽が照り付ける日も、
健気に待ち続けるブルチャートの姿に思わず涙腺が緩んでしまいました。
最後は想いが通じてよかったね…と涙ながらに祝福させていただきました!
描き下ろしではトーマに「何回か死んでる」発言をしていた
ブルチャートですが、寿命はどうなっているんだろう?
人と猫、色々と越える壁もありそうですが、
二人が末永く幸せに過ごしていけますように。
めちゃくちゃ素敵な作品でしたー!異国の風が吹く緑とレンガのピザ屋でバイトするトーマのもとに、人型化する猫が飛び込んでくるお話。最後はじんわり泣けて、幸せな読後感でした。
子どものころから、まぁいっかでなんでも諦めてきたトーマ。なので不審な猫男も、ブルチャートと名付けて受け入れます。名前をもらって興奮したり、トーマを探し回って不安になるブルチャートが切なくて可愛い。
過去が明かされてからは、もうずっと感動の嵐です。何年も何年もトーマを一途に想い、もらった布を大切に咥えて待ち続けたブルチャート。一度倒れても、猫又になって再び起き上がり、トーマを求め続けます。
いろんな偶然もまた絵本みたいな世界観で、キラキラして見えました。
誰かに求められたり認められたりしてこなかったトーマが、特大の愛を持つ猫に出会って必要とされる喜びを知り。名を持たず些細なことからトーマだけを求め続けたブルチャートが、トーマに呼ばれて居場所を見つける。二人で寄り添うあったかい雰囲気がとても良かったです。
お気に入りは二人で窯の前でピザが焼けるのを待つ後ろ姿。共同生活の幸せがあふれてる一場面で、本当に大好きです。