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ファンタジーや異国の物語に合う可愛らしいタッチはとても素敵でしたが、ブルチャートの回想を読むまでは、突拍子もない展開が続き、なぜトーマはここまですんなり彼を受け入れられるのだろう……と一歩引いたところからしか2人を見れませんでした。ブルチャートにあまり魅力を感じられなかったのも原因の1つかも。人間の世界にはそれなりに精通しているようだけど、ネコなのにトーマと一刻も離れたがらず、過去を知るまでトーマに執着する意味が分からないので、じっくり距離を縮めていったわけでもなく最初からトーマトーマと懐く彼に疑問符が浮かぶばかりで、なかなか2人の関係性に萌えられませんでした。過去も早めに明かしてブルチャート目線で読んだ方が、私には分かりやすかったかもしれません。
めちゃくちゃ素敵な作品でしたー!異国の風が吹く緑とレンガのピザ屋でバイトするトーマのもとに、人型化する猫が飛び込んでくるお話。最後はじんわり泣けて、幸せな読後感でした。
子どものころから、まぁいっかでなんでも諦めてきたトーマ。なので不審な猫男も、ブルチャートと名付けて受け入れます。名前をもらって興奮したり、トーマを探し回って不安になるブルチャートが切なくて可愛い。
過去が明かされてからは、もうずっと感動の嵐です。何年も何年もトーマを一途に想い、もらった布を大切に咥えて待ち続けたブルチャート。一度倒れても、猫又になって再び起き上がり、トーマを求め続けます。
いろんな偶然もまた絵本みたいな世界観で、キラキラして見えました。
誰かに求められたり認められたりしてこなかったトーマが、特大の愛を持つ猫に出会って必要とされる喜びを知り。名を持たず些細なことからトーマだけを求め続けたブルチャートが、トーマに呼ばれて居場所を見つける。二人で寄り添うあったかい雰囲気がとても良かったです。
お気に入りは二人で窯の前でピザが焼けるのを待つ後ろ姿。共同生活の幸せがあふれてる一場面で、本当に大好きです。
ピザ職人を目指しているトーマが出会った猫さんは、最初猫の姿だったけど、
一緒に過ごすうちに人間の姿にもなれる猫だった。というお話です。
ここに出てくる猫さんが、とってもワイルド。名前はブルチャート。鼻の頭には深い引っ掻き傷があるし、トーマに対して、物凄い執着心で襲いかかってきます(本当は襲っているんじゃなくて嬉しいと頭突きしちゃうんです)。人間の体でも、勢いよくトーマに迫っていきます。
不思議な猫だけど家で面倒を見ることになって…
トーマは昔から誰からも求められた事が無いという自分にとても自信が無い子ですが、猫のブルチャートと出会って、自信を取り戻していくという、ハートフルストーリーです。キスまでしか恋愛の表現はありませんが、猫なのでスキンシップは多いです。
そして、ちょっと童顔な感じのトーマに対して、顔に傷があって、鋭いつり目のブルチャートがトーマに対して凄く甘えたがったり、一緒に居たいって強請ったりがとにかく可愛いです。トーマは絆されたって感じかな?
孤独だったブルチャートの猪突猛進気味の愛情表現が、とても可愛くて面白くて。それがイタリアの素敵な風景の中で繰り広げられるんです。
夏生先生の絵がとても可愛くて綺麗で、特に扉絵のプチトマトに囲まれて、ブルチャートがトーマをペロリとしているカラー絵は凄くお気に入りです。
どこか異国を思わせる雰囲気と作中に漂う優しい空気感がぴったり!
一人と一匹の日常にほのぼのとしつつも、読後はうっすら涙ぐんでしまう
お話でした。
子供の頃から誰にも選ばれず、
その度に「まぁいっか」と諦める人生を送ってきたトーマ。
ある日、バイト先で野良猫のブルチャート出会いますが、
夜になると耳と尻尾の生えた人間の姿になって家まで押しかけてきて…。
はじめはブルチャートの一方的な求愛に戸惑っていたトーマでしたが、
肝が据わっているのかブルチャートとの暮らしへの順応性が異様に高く、
猫と人間の姿を行き来する彼に対してもすんなりと受け容れてしまう辺りが
男前というか天然なのか、ちょっと面白かったです。
そんなトーマの反応もものともせず、ただひたすらに一途に健気に
トーマへの愛を貫くブルチャートも愛おしい存在でした。
トーマに触れる度に「ち○こ 出た」と言っているくせに
決してトーマの嫌がることはしないとちゃんと我慢できるところもいい子で、
見かけによらず寂しん坊で甘えん坊なのも母性愛をくすぐられちゃうんです♪
基本トーマにベッタリで、バイトに出かけるトーマに置いていかれないよう
朝まで眠らないように頑張っていたり、一緒にいるために猫なのに働いたり、
トーマへの熱愛ぶりにキュンとさせられてしまいました♡
てっきり初めて出会ったときに一目惚れしたのかなぁと思っていたら、
後半で実は二人(一人と一匹)が昔に出会っていたエピソードも明かされます。
トーマは幼かったこともありすっかり忘れていたみたいですが、
ブルチャートはずっとそのときのことも覚えていて想い続けてきて、
もう戻って来るはずのないトーマを雪の日も太陽が照り付ける日も、
健気に待ち続けるブルチャートの姿に思わず涙腺が緩んでしまいました。
最後は想いが通じてよかったね…と涙ながらに祝福させていただきました!
描き下ろしではトーマに「何回か死んでる」発言をしていた
ブルチャートですが、寿命はどうなっているんだろう?
人と猫、色々と越える壁もありそうですが、
二人が末永く幸せに過ごしていけますように。
猫のブルチャートが可愛いすぎるー!
後追い、カワイイ!
グリグリ、カワイイ!
もふもふ、カワイイ!
ブサ猫なのが、カワイイ!
「ち◯こ出る」発言、カワイイ!
人に変身できる猫のブルチャートと人間のトーマの恋のお話し。最初から最後まで、ずぅーーーっっっと、カワイイ! 書き下ろしもとっても良かった。
2話、お風呂に入るブルチャートの回想シーンに作者様の前作の「スズヘビ求愛論」に登場したカワイイ2人の名前が!!わーーっっ!!嬉しい!!
※紙コミックで読みました。修正が必要なシーンは登場しません。やっぱブルチャートが攻めなんだよね?という解釈で合ってますよね?(ニコッ)