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俺と一緒にいたら、幸せになれるよ。
都会での大学生活が始まり、新しい環境に戸惑ったりするのかなぁなんて思っていたけれど、大学でも家でも常に一緒にいるので空気感はほぼ変わらず安定していました。コタのあっけらかんとした態度や取り繕わない表情、瞬平のコタへの好意を本人にも周りにも一切隠さない堂々したところが、改めて好きだなぁと。カミングアウトも意気込むことなく自然な流れで行われ、友人たちも2人のいちゃつき加減に呆れつつもすんなり受け入れてくれて、こんな人たちが増えるといいなと思いました。コタだけの帰省で久々に離れ離れになり、寂しさを痛感する2人。どちらがより強く、ということもなく、お互い同じ大きさの穴が開くところが2人らしいですね。
平和な世界。
きはら先生の作品、好きです。優しい空気感が漂っていて、読後癒されます。タッチもすごく好き。
辛いこと悲しいことばかりでそれを乗り越えていく物語も好きだけれど、普通に生活していく様子、その中で徐々に変化していくところが、本当にタイトルの『たんたんと』だなぁと。そして、ちょっとずつずれていく部分を一度ちゃんと言葉に出して、そこから中間点(解)を見出したりして、いい子達。それぞれきちんとした保護者がいて子供が育っていってる世界も、時々切なくて良いなと思います。
友達の恋も進展気になるけど、想像してわくわくしたりしました。
続編、楽しみにしてました。
田舎で生きてきた2人が、大学生になり、2人暮らしをするところからスタート。
ただ一緒にいるだけで幸せだったけれど……別々の時間を過ごすことが多くなりだんだんと変化が生まれてきてしまう2人。
色んなことがあるけれどそれでも2人がくっついて過ごす様子が、日常が愛おしい作品。真ん中を探そうという言葉もとても素敵。これからどんな環境でもずっとお互いの事を考え続けていくのだなと思えるラストで良かったです。
田舎から都会に出てきて、広い世界、人間関係の中での2人の生活が描かれた2巻でした。
2人が恋愛関係になったということももちろんですが、環境の変化がとても大きくて、それが2人の関係にどう影響していくのか、はらはらしながら読みました。
大学の友達、年上の同級生、バイト先の人、故郷の人たちとは違う人間関係の中、2人はこれまで通りの距離感で、でも、周囲には隠そうとする様子も見せつつ、過ごしています。
ちょっと悪意がありそうな?人が出て来たり、勘づいて悩む母親と、気づいているんだか気づいていないんだか2人が一緒にいることに全面的に肯定感を持っている母親と、いろいろな不安要素が出てきて、それが2人の関係に危機が訪れることになるのではないかと思いました。
しかし、2人が少しすれ違い、歩み寄って、さらに強い絆で結びつく過程が、外からの圧力、ストレスではないところ、読み終えてから、2人らしくて、この作品らしくて、とても素敵だなと思いました。
他の作品の悪口というわけでは決してないのですが、こういう展開の場合、親や周囲の人からの心無い言葉や、無理解が、2人の仲に影響を与えていくと思いますが、この2人はそうではなくて、それぞれ生じた考えからの変化なのがいいと思いました。
少々の仲違いのようなものがあっても、根底では確固たる絆があると感じさせられるのもすごく素敵でした。
周囲の人たちの理解、反応も、様々、かつ、自然、で、これから、親とのことで、また一つ山を越えなければならないと思いますが、この2人はゆっくりながらも山を越えて行くのだろうと確信しました。
3巻、4巻、と続いて行ってほしい作品です。
1巻に引き続き、大学生編!
前巻を読んだ時点では読めたら嬉しいなぁとは思っていたものの、
物語としてはきれいに完結していたのでまさか本当に続くとは
思っておらず、今回の続編はそれは嬉しい驚きでした♪
大学への進学を機に二人暮らしを始めた幸太郎と瞬平。
幼馴染から恋人同士になっても何も変わらないようで、
前とは少しばかり変わりつつある甘く、穏やかな日々。
相変わらずの無邪気さではあるけれど、
二人きりのときにはちゃんと恋人の顔を見せてくれる幸太郎と
さらに幸太郎愛が増してベッタリな瞬平、と
微笑ましい二人の光景にににんまりしてしまいます♪
そして、大学でも新しい友人ができたり、アルバイトを始めたり、
と変化してゆく二人の生活ですが…。
持ち前の人懐こさで周囲に溶け込んでゆく幸太郎とは反対に
置いてけぼりにされてゆく瞬平。
それぞれに新たな居場所や人間関係を築いてゆくことで
今までのように二人で過ごす時間が減っていってしまいます。
誰よりも近くにいるのに、遠のいてゆく二人が切ない…。
そして、すれ違い、離れてみて初めて孤独を知った二人はー。
漂い始めた不穏にひやりとさせられもしましたが、
ラストは二人らしいエンディングでした。
どんなに離れても、それぞれの居場所を見つけても、
やっぱり二人でいなくちゃだめなんだ。
二人は幼馴染で、恋人同士。
なんて最強なんだろう。
それはこの先だって変わることはなくて、
たとえこの先何が起きても二人なら大丈夫、と
思えるような揺らぎない愛を感じさせてくれました。
たんたんと、たんと、愛を紡いでゆく幸太郎と瞬平。
物語はここでおしまいといえばおしまいだけれど、
またいつか二人に会えたらいいなぁ。
友人たちの間では公認の仲になったので、次は両親ズとか?