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表題作燻る煙のなれのはて

晴臣
真咲の従兄,作家,34歳
佐野真咲
晴臣に憧れを抱いていた大学1年生

その他の収録作品

  • その後

あらすじ

燻っているのは誰の想い…?

大学進学を機に、憧れと恋心を抱いた従兄・晴臣の家に居候することになった真咲。ところが数年ぶりに再会した晴臣は、憧れのお兄さんから一転、だらしないおじさんになってしまっていた。その容貌にショックを受けるも、真咲に優しいところは変わらず、改めて恋心を募らせていく。しかし、真咲がどんなに想いを伝えようとしても、頑なに拒んでくる晴臣。
「好き」
その言葉さえ受け取ってもらえず焦れる真咲だったけれど、どうにも晴臣の様子に煮え切らなさを感じ…?

作品情報

作品名
燻る煙のなれのはて
著者
篠崎マイ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784866537993
4.2

(60)

(28)

萌々

(21)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
254
評価数
60
平均
4.2 / 5
神率
46.7%

レビュー投稿数13

あるようでない…それがいい…!

年の差、再会、気持ちはわかっているのに余裕がない大人…!持て余す気持ち…!いい…!

本当は好きなのにその気持ちを認められない余裕なし大人、と好きだー!とグイグイいく年下いとこ…。

しかも拗らせた理由がよかったです。
創作物として、書いた物語が実はいとこへの恋心を自覚せざるおえないものになっていて、自分で自分の気持ちを認められない拗らせ方。

冷たくしたり、だらしなくしてガッカリさせたがったり…活路を開いたのは年下いとこの方で、気持ちに応えることで結ばれます。
大学生の割に子供っぽすぎるかなぁと思うところもありましたが、対年上いとこ限定への甘えなのかなと思うとかわいらしいです。

個人的には年上攻めが年下受けを甘やかしに甘やかしまくるのが好きなので溺愛してくれぇ!ともだついてしまいました。

0

No Title

この雰囲気が好きで、単行本になったら買おうと思ってました。
連載を読んでいたのですが、改めて単行本で読むと全体に流れる柔らかな空気感が好きだなぁと。
かわいいかわいい甥っ子と、大人な従兄弟。
惚れるよねー。だってかっこいいですもの。
でも、心の中で自分の邪な気持ちが許せない部分があって。物語の中で、発表した小説のラストも良くて何だかうるっとしました。
そして、一緒に暮らし始めてからぐるぐる考えてた真咲が、真っ直ぐに想いをぶつけてくるところが純真で眩しくて。幸せそうな二人をまたみたいなと思います。

0

憧れのお兄さんのその後

真咲は大学進学で上京し、従兄弟の晴臣と同居します。 
 真咲は晴臣に幼い頃から憧れていましたが、久しぶりに再会した晴臣はすっかりおじさんになっていました。
 晴臣の今の仕事は官能小説を執筆する作家で、その上だらしのない生活を送っています。かつての真咲の憧れたきれいな従兄弟のお兄さんではなくなっていたのです。
 真咲と同居するようになってからは、少しずつ晴臣の生活も良くなっていきますが、晴臣はかつては恋愛小説を書いていた小説家でした。
 真咲への気持ちに気づいてしまい、地元を自分から離れた晴臣と、晴臣を追いかけてきた真咲は、両片思いの関係です。真咲が幼いときから好きだった気持ちがようやく報われたような気がしました。

0

は〜良かった

歳の差のある年下受けが本当さいっこうに良かったです!
しかも気怠そうなおじさん攻め。と、いっても元が良いのですぐに小綺麗になりますが。そして、こちらの内容がお互いに好き同士なものの、攻めのおじさんの方が、自分のこの執着で受けを縛ってはいけないと思っていて、受けの気持ちを拒絶していく。いろんな葛藤が再会までの間にもたくさんあり。それでいて受けが他の人との接触に嫉妬してしまう。
えちは内容的に最後の方にしかなかったですが満足です!

0

純粋で、執拗な、

一回り以上も年の離れた従兄同士の恋。

それだけ聞くと背徳感たっぷりですが、
蓋を開けてみれば純愛を拗らせまくった従兄の執着愛でした。

大学進学と共に子供の頃から憧れてきた
従兄の晴臣の元に居候することになった真咲。
けれど、久々に再会した晴臣の姿が変わり果てていて…。

その変化にショックは受けても彼を慕う気持ちが揺らぐことはなく、
晴臣にまっすぐ想いを伝える真咲。

キラキラ眩しい笑顔に、いちいち恥じらいを見せる初心っぷり…!
こんなにも愛らしさ全開で好き好き言われて、
手を出さなかった晴臣の強靭な理性に拍手を送りたい…。

子供の頃の憧れから恋を自覚していた真咲に対して、
真咲に愛おしさは感じてはいても
他人から指摘されるまでそれを恋と自覚していなかった晴臣。

そして、それが恋だと知った後も大人だからこそ
その気持ちが許されないものであることを知っていて、
“気持ち悪い”と自らの気持ちも真咲の想いも拒み続ける
晴臣が切なく、もどかしかったです。

最後は真咲の粘り勝ち!
それまでは何を言われても躱し、逃げてばかりの晴臣でしたが、
吹っ切れてしまえば、溺愛執着は炸裂しまくっておりました♥♥

本編中では「大事にしたい」と最後までは致さなかった二人ですが、
描き下ろしの温泉旅行編で初Hを成就させておりました///
幸せなはずなのに「幸せすぎて怖い」と複雑な表情を浮かべて
真咲を抱きしめる晴臣に愛おしさでいっぱいになってしまいました。
たくさん悩んで葛藤してきた末にやっと手にした幸せが尊くて…
末永く幸せでいて欲しい…!

0

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