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ひだまりシリーズとしては8冊目となる春夏秋冬3巻。
無印では大学1年生だった彼らですが、航平は今シリーズで4年生に。3巻は航平の内定後のインターンがメインのストーリーとなります。
今まで描かれてきた聴覚障碍だけではなく、視覚障碍、内部障碍、下肢障碍のキャラクターも登場し、「障碍者の働き方」についての深掘りがすごい。自分ではわかっているような気になっていることでも、改めて航平と一緒にひとつひとつ学んでいるような気持ちで読んでいます。唯一無二の社会派BLとして、先生の描きたい世界を描き続けていってほしい!と願っています。(ドラマでも漫画でも「手話」をフックとして描かれる恋愛モノは多いけれど、「障害」を軸に見据えている作品はあんまりないように思います。そういう意味でも、特に若い人に読んでほしいと思っています)
そんな中にお互いを想い合うふたりの描写もちゃんとあるのがまた嬉しい。すこーしずつではあっても、近づくふたりの距離にドキドキします。
2巻での太一のお父さんエピソードは4巻に持ち越しで、これから太一はしんどい思いをするのかな、その時航平が支えとなってくれるのかな、とか色々考えてしまいますが、ラストのページの須藤くんに全て持って行かれてしまったので、大人しく続きを待っていようと思います。。。
とにかく、ふたりの人生をずーっと影から見て応援していたいですね。
あああ〜〜最新刊まで読み終わってしまった。。寂しいです(._.)
じっくり読んできたので思い入れが…しばらくまた一冊目から読み返すかな。
春夏秋冬編、3冊目。雨上がりの、ブルー基調の表紙が眩しくて素敵✨
でも内容は結構重め、お仕事漫画の色の強い1冊でした。(←好き)
作者様は「10年経ってもなかなかBがLしない」と書かれてましたが、それでもこんなに萌えて胸いっぱいになれるから…感謝しかないです。
終盤、冬の海にとりたて免許で連れて行ってくれた航平の、彼氏力溢れたセリフ!!…これだけでご飯何杯もいける身になってしまった、、大好きだー…
航平と熊取谷さんとのバトル(?)、実際に自分だったら航平のように「パワハラで訴えます」から入っていくことは絶対にできないだろうし、そこは正直ちょっと「それで本当にいいのか…?」と思ったところでした(結果オーライだったから良かったとしても)。
でも、高橋の後押しというか、彼に葉っぱかけられたとはいえ、そういう思い切った言動ができる航平はやっぱりすごい。そしてビジュがいい…←
”次巻ではもうちょっとラブラブの予定”という先生の言葉を信じて、楽しみに待ってます!キスのその先、も見られるのかな、、?ドキドキ。
あとがきで気づいたんですが、ひだ聴こもう10年にもなるんですね…おめでとうございます!!
そして今巻は航平メインのお話でしたね。ひだ聴こは人間ドラマ要素が多いBLという感じですが、今巻は特に航平が当たる障碍の壁にフォーカスしたお話のように感じました。
できないことがあるというだけでどうして傷つくのか、ハンデがあることにどうして罪悪感を持たないといけないのか、障碍を持っただけでこれから一生戦うことになる障碍の苦悩、聴こえないと言葉にする度に自分がだめな人間だと思えてくること。
ただただ"明るく元気な太一と難聴の航平のBL"なんじゃなくて、障碍をもつ航平がどういう壁に当たってどう感じてどう生きていくのかを(もちろん太一も同様に)描きながら、それと伴って2人の関係も進んでいくのがすごく好きです。確かにBLではあるんだけど、2人の生き方とBLをメインにしたお話なのがすごくいいというか…!
表現するには語彙力が足りなさすぎるんですが、ひだ聴こは改めて他では得られない人間ドラマBLだなと感じました。このまま見守っていきたい。
あと!最初に比べたら最近の太一は自分から来てくれるようになった…そろそろ先に進んでもいいかな…って航平が思ってるってことは…??ほんとにキス止まりから少し進んだりするんでしょうか?????気になりすぎるんですけど。早く次も読みたい՞߹ - ߹՞♡
前巻レビューで「もう少し(航平と太一の恋愛を)スピードアップしていただかないと、草葉の陰から見守ることになる!」とやや、焦りの心境を吐露させていただいた者です。
年齢的にね。
今巻も、そのスピードアップをお願いしたい気持ちに変わりはないのですが、なんだろう、ちょっと達観というか。
太一が、「なんだかんだちゃんと恋愛脳になってきている!…かなりのスローペースだけど…」という部分にじんわりと喜びを感じてしまったので。
だってだって最初の頃の恋愛の「れ」すら意識してそうもなかった太一が。
航平の周囲の女性の影にムッとしたり、自ら抱きついたり、キスの余韻に浸った(そんなでもないけど)り、とまぁ〜成長したなあと感じたのでね。
もう…これはこれで…うん、良いやと。
満足しました。
読み終えて(ちょいちょい不穏ながらも)幸せな気持ちにさせていただきました。
ただただやっぱり、先生、できるならもう少しスピードアップを…。
先生のこの先まだまだ長いぞーと示唆するコメントに震えてしまったので。
何卒よろしくお願いします。
就職が決まって新しい道を進むときがきた航平。
社会に出ることの厳しさを知っていくことになった、彼がメインの「春夏秋冬3」。
ここまでシリーズを通し読みしてやっと最新刊まで追いつきました〜
インターンとして働き出した航平に待ち受けていた洗礼がこれまた強烈で、出てくる新キャラ達もクセのある人たちばかり。
壁にぶち当たる場面が多すぎやしませんか…?と、ヒヤヒヤしてしまいます。
でも心が折れて後ろ向きになるのではなく、戸惑いを原動力にかえて切り抜けていく順応性の高さはお見事。
ひとつずつ成長していく姿をこれからもたくさん見れるのが本当に楽しみです。
毎回同じことを書いている気がしますが、本当にどこまでいっても航平と太一の日々は相変わらずです。
太一の気持ちに少しずつ変化はあるしふたりで居るときの空気感に甘さも出てきたけれど、環境の変化の真っ只中にいるふたりにとって恋愛は最優先事項ではないのです。
ここまでのふたりを追ってきたらもっと大切なことがあるのがわかるので、身体を寄せ合って笑っているのを見ているだけでも幸せ。
お互いに相手の存在が支えになっているのが伝わるので、BLっぽさは薄くても精神的な繋がりに救われている彼らの日々にはしっかりキュンとしました。
太一の後輩・須藤の言動が気になるところではありますが、というかきっと波乱が起こるのだと思いますが。
この先もふたりそれぞれを見守っていきたいなと思います。