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ものすごい描写力だなぁって2巻読んでますます思いました。
芸能モノ、はあまりにも隔絶してるというか、リアルはもっとそんなことないんじゃ?あまりにもドラマチックすぎるじゃないか、と思うことが多いのですが、この作品に関してはそれを感じません。
表現の大きさから舞台のオーディション、しかも2.5次元に挑戦する藤永。すごく自然です。
たしかにそうかも…戯曲ストプレより2.5次元ミュージカルの方が大げさでも違和感ないかも…むしろ漫画が大げさだから実写にしたらそりゃ大げさになる…と思ったのですごいなーと思いました。
相手役のレムの変わり身にも驚きですが、藤永がいい刺激をもらっているし、憎めないキャラクターで、こちらも大変魅力的です。
2人の学生生活は少しお預け、ですがケイトが観劇にいくまでの描写もすごくいいし、観劇の方法やそれを受け入れるまでの展開もドキドキしっぱなしでした。
本当にキャラクターが動いてるみたいです。
1巻でてっきり2人はお付き合い始めてると思いましたが、まさかまさかちゃんと言葉にしてないから、まだ付き合ってません。律儀!!!実態付き合ってるのに!なんだこれは!最高か!!
耳が聴こえないということはミュージカルや舞台がすごくレベルが高いことに気づかされました。ケイト目線の描写に私も実際みているかのように入りこめ、見開きページの藤永の登場シーンでは本から"音"すら感じるような感覚でした。ほんとうに美しい漫画だとおもいます。
2巻も画力やストーリー展開のエネルギーが衰えることなく、最初から最後までとても読み応えがありました。藤永が新たな挑戦、新たな出会いによって大きく成長を遂げる姿を見れたのも、1巻で演技への自信をなくしていた彼を知っている者として痛快でした。彼のポテンシャルの高さがどんどん花開いていけばいいなと思います。
ケイトは俳優業に本格的に取り組むことになった藤永と会える時間が減ったことや、演技する藤永の生の声や歌を聴けないことに悩み始めます。が、距離を置くとか観劇しないとかいう発想にならずに、ちゃんと藤永の世界に歩み寄ろうとする姿勢に好感が持てました。愛しい人を得た今、耳が聴こえたらという切望は何度でも浮かぶかもしれない。でも、聴者側がこれを言うのはなんの慰めにもならないかもしれないけれど、聴者が気付けない、ケイトだからこそ気付けた世界の美しさ、藤永の魅力もあるはず。これから芸能の道で活躍の場を広げるかもしれない藤永の一番多くの面を一番近くで見れるのは自分なのだと自信を持って、好きな人との青春を楽しんでほしいです。
1巻で友達ではない存在になった2人。
ケイトとの出会いを経て藤永は決意を新たにし、漫画原作の舞台化作品のオーディションを受けることになります。
しかし、難聴のケイトは観劇することに不安を感じ、藤永の魅力が多くの人に見つかっていく中で、焦りと寂しさを募らせていき…
藤永舞台編とも言うべき2巻でしたね。
2巻の最後で舞台の幕が開いたので次の巻にも舞台の話は続いています。
藤永って私が思っていたより、多分ケイトが思っていたより、ものすごい俳優さんなんだな…と言うことが分かりました。
藤永は学校を休学し舞台の仕事へ、ケイトとの時間も取れなくなり距離は離れたように見えますが、ちゃんとそこは繋がっています。
舞台が終わったら話をしよう、と言うことは次巻に色々は持ち越しです。
とても丁寧に描かれる2人の恋は一気に進むことはありませんが、そこがこの作品の素晴らしいところです。
ちゃんと丁寧に、リアリティを持って、大切なことが描かれています。そして絵も美しい!
2人の恋がおそらく動く3巻が楽しみすぎます!
1巻が出たとき、レーベル的に1冊がボリュームダウンするのではないかと懸念していたけど…
ページ数が減ることもなく、話も面白さしかなくてドキドキしっぱなしだった。
不器用ながらも少しずつお互いが前に進んでいる感じが好きです。
絵も上手いし話も面白くてマジエモ…今続いてる話の中でも大好きな作品の一つです。
レムさんもいいキャラしてるね。
今のところ当て馬みたいなことにならずに居てくれてるから、ちょっとした刺激くらいに留まってくれてたらいいな。
それ以上になると良いキャラ故になんだか可哀想な気持ちになってしまうから…
次は冬頃の発売か~~期待して待ってます!