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貧乏だけど笛が好きな少年、雨(うー)。
彼に楽士の試験を受けさせるため、村の人たちはわずかずつお金を出し合って雨を都にやってくれた。
しかし試験の結果は残念なものだった。
落ち込む雨が耳にしたのは「皇城の中に侵入した虎を捕まえた者は、皇帝がなんでも望みをかなえてくれる」というお触れだった。
他に方法もなくこの募集に飛びついた雨、そんな彼を手助けしてくれたのは街で雨を助けてくれた美貌の青年、白(はく)。
虎を捕まえるため、普段は入ることのできない皇城へと足を踏み入れた二人だったが……
ベタ甘王道展開。
ぶっちゃけ白が登場した時点でなんとなく話の予想はついていたのですが、なんのフェイントもなくものの見事に予想通りで逆に感動しました。
人虎とか色々つっこまれることなくスルーされている。
中華風ファンタジーにはよくあることだと納得しておくのが得策なのか。
っていうか全体的に王道すぎてつっこんだ時点で負けなのか。とかいいつつツッコミます。
王様、男にうつつを抜かしていて良いんですか。
跡継ぎ問題とかさ……
そういえば王様の護衛の春ですが、二人がラブラブになってからはもう空気のような存在感で……
なんか立場ないなあと切なくなりました。