【Renta!限定おまけマンガ付】【ライアー】
孤独が怖いから誰かを愛したフリしてる
春×圭
2人のもどかしい関係性。
下巻では、それぞれの複雑な想いが次第に明らかになっていく。
圭の押し殺された感情と、
春の素直になれなかった感情が絡み合って、
極上の両片思いの切なさと不器用さが心を震わせる。
圭、
ただ家族が欲しくて、愛したい気持ちと、
嫌われたくないからくる偽りの感情で、
好きではない瑠璃子と結婚しようとする「偽愛」に陥ってしまう。
母親に愛されなかったトラウマと、
素敵な家族の中で養子として劣等感、
さらに読めない春の心だから、
「真実の愛」に心を委ねることができなくて、
好きなのに自信がなく、逃げてしまう様子に苦しくなる。
春、
不器用ながらも、実の圭の理解者。
夢遊病の圭を守り、大切な人だからこそ、
圭が求めていた家族関係を破壊したくなかったから、
高校時代の無理やりな方法や、
圭を遠ざける選択しかなかった。で、
会わなかった10年間の重すぎる執着が・・・!
俳優になった理由も感動的で、
圭の偽りの感情を見透かし、圭の結婚を止めるため
沸き立つ強引さで圭に迫るエッチ、
その熱い想いを伝える光景と圭の泣き顔が胸が痛くなるほど切ない。
紆余曲折を経て、
ついに春への「真実の愛」に向き合う圭・・・苦辛かったよね。
ほぼ全編、寂しそうだった2人の表情が、
最後には、安らぎのある顔に変わって、
愛で嬉しそうに笑う春、
そして、2人のイチャラブな空気感に安心と胸キュンが溢れる。
2人の兄・秋が全体に良い流れを与えている。いい男で、
女性と結婚しているから、彼の恋のスピンオフが期待できないのが残念。
『faker』の2人が圭と同じ職場で働いている!
瑠璃子は美人だけど、おかしい、
最初から圭との間に愛がないことがわかって、
その点が背徳感を感じさせず良かった。
春は見た目だけでカッコよすぎて、意志の強くて一途だし、
子供の頃から温かさで圭を包み込み、
ガンガンより次第に圭を侵食していく攻め方が最高で、
圭の穏やか美人での強がりながらもちょっぴり哀れさもたまらない。
20年以上にわたる2人の健気な想い詰まって、
表情からエッチに至るまでの感情表現が見事に描かれている胸に迫る作品でした。
・コミコミスタジオ限定特典 4Pリーフレット(上下巻同時購入特典)
描き下ろし漫画2P「性の目覚め」:
春(7歳)が圭(9歳)をトイレ我慢させる意地悪・・・
その我慢している顔が可愛いと思う春(7歳)。という性の目覚めのお話。
下巻読むのもったいないとか言いながら、結局続きが気になりすぎて読んでしまった、、、
さ、最高でした!!涙
一途に受けへ寄り添う義弟の攻め。
なにより大変胸を打ったのが、受けの妻となるはずだった相手から聞かされた、モーニングのときの攻めのエピソード。(act.10)
攻めも泣いてたけど、まりあげはもつられて泣いちゃいますよね。
で、そこでようやくタイトルのliarが誰なのか気付く受け。
そして、こんなにもずっと長い間頑なに攻めを拒否していた受けを、それでも好きだと広大なる海よりも広いお心で受け止めた攻めに、さらに涙でした。
攻めのLove忍耐力がすごかったし、愛そのものの力もすごかったです。
で、なにが言いたいかというと、好き嫌いが設定で別れそうではありますが、攻めの献身的な(夢遊病に関してなどとくに)激重愛が好きな方はぜひ読んでほしいなあと。
で、受けが結婚しようとしてた彼女も、本当は可哀想だったわけで、、、
もっと続き読みたい!
上・中・下巻だったらよかったのに!!
と、残るページ数が少なくなるにつれてそう思いましたが、おそらくこの作品はここで完結するまでの過程がドラマティックで面白かったので、これでfin.で良かったのだと思いました。
三人兄弟の兄様も良きキャラでしたねー!
いや、いつもだったら修正甘いtnkに興奮するんですけど、それ以上にお話が面白くて夢中で貪りました。
fakerも大好きでしたが、最近の千代崎先生の描かれるストーリーはとくに目が離せません。
次作も楽しみにしております!
全然噛み合わないふたりがもどかしい。
居場所が欲しい圭と、家族として受け入れられない春。春にとっては好きな人だから到底受け入れられないんですよね。お互い曖昧にしてきたことでお互い傷ついて終わりが見えない。
正直もうダメなままなのかと思いました。
春が圭の婚約者にいった言葉が本当に切なかった。どんな気持ちであの言葉を言ったのだろうと…
最後の最後でもう涙が溢れました。
本当に胸が締め付けられました。
これ以上苦しまないでいてほしいと願うばかりです。あとこの先を読んでみたいです!
世界観にズブズブに入り込んでこちらまで夢を見て彷徨ってしまうような不安感やそこから救い出される安心感を得られた作品でした。
とにもかくにも幸せになって欲しい2人という感想です。
すれ違いまくって拗れまくった2人の関係性はきっと過去に戻ったとしても今このきっかけがないとこういう風には落ち着かないとは思うものの、果てしなかったんじゃないかなぁと思います。
何より幼少期から誰よりも圭くんの孤独や迷子のようになっている気持ちに気づき寄り添いそばにいた春、そんな春に無意識にも縋って心の支えにしながらも認めず自他ともに偽りながら生きてきた圭くん。
まともであろうとしたが故に春を拒否し、その結果春が先に気持ちを拗らせ、春の現実と夢との違いに違和感を覚えながらもそばにきてくれる春の心地よさを拒否することもできず、夢だと思うことで許して、そして現実と夢の違いを目の当たりにした時に逃げてしまった圭くん、、って拗らせすぎ…
圭くんのなんであの時言ってくれなかったという泣きながらのセリフと春の兄をよろしくお願いしますの泣きながらのセリフになんでこんなに想いあってるのにうまくいかないんだともどかしさに苦しみ泣けてきました。
瑠璃子さんだってきっと最初はちゃんと圭くんのこと好きだったんだろうなぁ、、、
自分の気持ちに嘘ついてもうまくいくことなんかないんだろうと改めて突きつけられる作品でした。すごかった。
はあ……下巻も最高オブ最高でした。。昨日読後に呆けてしまい、今朝あらためてもう一度読了。
以下ネタバレ含んでいますので、未読の方はご注意ください;
どこまでも一途・執着なんだけど、頑なな兄のため気持ちに折り合いをつけようとし、ライバルに頭を下げられる攻め……最高じゃないか…!
「俺を選んでよ」手を伸ばす春の言葉が圭には届かない、手をとってもらえない切なさ・やるせなさ。
読みながら涙ぐんでしまいました( ; ; )
裏表紙側の帯の文言がですね、もう。。下巻を読む前からこの春のセリフが刺さって刺さって、そして本編の流れの中でこのセリフを見て、また涙。
”100人とセックスするより、1人の人と100回セックスしたいよ”
「liar」とは一体誰のことで、どんな嘘だったのか。
見事な回収に力一杯拍手を送りたいです。
今年読んだものの中でもとても印象深く、刺さりまくる作品でした。大好き…
義兄弟もの、切ない展開お好きな方にぜひぜひおすすめしたいです。
嘘からも、一人ぼっちの寂しさからも解放されて…春×圭に幸あれ〜!!と願わずにはいられません。
想いが通じ合ってからの「痛くない?大丈夫?」と気遣う優しいえちも、描き下ろしの、朝のちょっと意地悪えちもどちらも愛が溢れていてとんでもなく幸福感で満たされました✨
カバー下に千代崎先生のコメントなどがあり、なんと先生も不眠?というか夢遊病の症状をお持ちなんだ!とびっくり。圭兄のように、先生も安眠できるようになりますように…!