電子限定カラー
もしも生まれ変わってまた会えたら
前作の『金銀〜』が好きで、BLアワードにもノミネートされていたのでこちらも拝読しました。転生もの…ときいてはいたのですが、過去の思い出と現代の時間を両方行き来するストーリー展開で、次第にモヤッと分からない部分が判明していく所が良かったです。
大まかなあらすじは他の方も書かれているので省きますが、私が好き〜!!と感じたのは前世では主従関係だった2人が今世では同級生で対等な立場だという所です。しかも攻めの七星に至っては「会いたくなかった」と最初の方で告げている。それなのに前世の記憶が身体を動かして雷央に何かと構いたくなるし、「来い」と言われればかしずいてしまう。結局は自分にとって雷央が全てだ……と思い知らされる所が大好きでした!(描き下ろしもその表現があって最高でした!!)
前世では叶わなかった願いを今世ではようやく叶えられた2人。どうかこの先の人生はずっと一緒に過ごして欲しいと願わざるを得ない2人でした。
えちシーンは少なめですがtinの描写をトーンでかたどられているので形はくっきり見えます!
転生ものBLになります。
BLの世界でも転生ものありますよね。
特に転生もの大好き!という訳でもないのですが、このお話はすごくすごくよかったです。
主人に仕える騎士だったという前世の記憶を持った七星は現世で当時の主人だったレオ(雷央)と再会します。
どちらかが覚えていないパターンではなく、レオにも前世の記憶があります。
ただ、レオは完璧に覚えている訳ではなく大切な部分を忘れていて…
この大切な部分に関するところが本当に切ないです。
前世の2人は幸せな結末を迎えていないのです。
お互いの現世での幸せを願うあまり離れそうになる2人ですが、運命の相手とそう簡単に離れられる訳はありません。
現世では結ばれる2人。
今度こそはずっと幸せでいて欲しいです。
先生の美しい絵、切ないストーリーに引き込まれっぱなしの1冊です!
あまり前向きなレビューではないので、そんなの求めてないよという方は無視していただいて…
買う前から分かるのに買うなという話ですが、転生ものが苦手で。このタイトルも苦手。なんでこれなんだろう。このタイトルにするためだけに感じる雷央の名前。
主役2人のビジュアルや関係性は好き。命令されてベッドの上に乗っちゃうとことか、テンポもよくて大変好き。しかし前世の世界観の浅さとか、転生もののご都合主義的な部分にしらけてしまうところもあり、自分には合わなかったな、という感想。
なろう系が苦手なので、異世界モノ、転生モノ、悪役令嬢モノなど全般的に読まない。
コチラの作品は、ライトに読める転生モノでした。
前世の記憶なのか夢なのか曖昧だけど、しょっちゅう見る夢だから前世なのかな?と思ってる高校生 七星くん。雷央が転校してきて出逢ってしまった事で夢ではなくやっぱ前世の記憶と確信しあう2人がさて前世ではどんな関係だったのか、今世ではどうなんのか。
雷央くんは前世では弱小国の王子様だったんね、七星くんは従者。10歳くらいは歳が離れてそう。
当時からお互いLOVEの感情は持ってたけど、身分の違いからハッキリとは明かせない。
ある時貧乏小国だから裕福な他国に婿入りする事になって好きなのに離れ離れになってしまって感情が拗れたまま現代に転生しちゃってんのよね。
主従関係大好きマンなのですが、前世で手出しできなくてしんどい思いしたのはわかるんだけど、現世は同級生でしょ。
ウジウジしなくていいのに、やったーーー!わーい!やっと結ばれる!やん。だって、雷央くんからの好意はビンビンに感じられるやん?
まぁ、七星くんの性格なんだろうな。いじいじウジウジしてしまうのは。
もうさー、転生してまで執着してるんだからストレートに好きでいいやろ。
お互い想いを伝え合った後の初体験ではまぁまぁ暴走してたよね。いっぱい舐めたいし触りたいし的な事考えてたし、これからもっと前戯がねちっこくなりそうな七星くんだよ。雷央くんの反応が可愛いしね。
キュンとしつつも、そこまでウジウジしなくてもよくない?と読みながら思ってしまいました。
シーモアで購入
縁取りなしのトーンで描くスタイル。あんまり見た事がないです。
やっぱり野白先生の絵柄には中世風が似合いますね~!『前世』ではなく『来世』というタイトルも良い。某曲名を思い出したりもしますが(笑)
【前世で主従関係にあった雷央(主・受)と七星(従・攻)は、転生して日本の高校生になっていた。転生した主人に会いたくないと思っていた七星だが、雷央が七星の学校に転校してきて…】
転生ものであれば「会いたい」と願うのが普通の展開でしょう。かつての想いを遂げるため、惹かれあう2人というのが王道です。しかし、七星はあんなにも想っていた人に会いたくないのです。その理由は現世と前世を行き来するシーンとともに徐々に明らかになっていきます。
その理由を忘れている雷央は前世でやりたかったことがたくさんあったと言い、七星はその願いを叶えることで未練を断ち切ろうとします。雷央の、ときに無邪気な様子がかわいくてかわいくて…。
2人とも過去で恋愛感情があったことはおそらく分かっているんですよね。だからか、最初から両想いみたいななんとも甘い雰囲気と、その恋が叶わなかった両片想いの切なさみたいなのが、もうキューーンッとします!
七星が雷央に会いたくなかった理由は結局、壮大な痴話喧嘩だったのかなと感じました。前世で消えてしまったはずの七星の顔の傷が生まれつきだったということは、やっぱりあの約束が大事だったからではないでしょうか。会いたくない、は、会いたいの裏返しだった。最後、七星がそれに気付いてくれて良かったです。
その後、とっっってもラブラブな2人を見られて嬉しかった!なんとなく雷央が積極的な気がする(笑)七星は前世の関係もあってムッツリだと思う(笑)