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男とか女とか関係なく、
大切に思える人と出会えた喜びや切なさを、
実感できた作品でした。
アレクシとイルゼの駅の場面で、涙が……
素敵な作品でした。
読んで良かったです。
アレクシとラエルは隣国へと向かった
そこでアレクシは母親と再会する―
上と同時発売の続編です(書き下ろし!
アレクシの母と父の話―
そして、結婚さえ難しい この国の者として産まれてしまった
アレクシと母親との悲しい別れ―
読んでいて感動します!
BLと考えずに読んでみてください!!
上巻では単純に「萌え~」とか思っていた設定だけど、実際の恋愛が絡むとこんなにも複雑なんだと感じました。
パートナー以外の人を好きになったとしても、その好きな人とのことは置いといて、パートナーとは毎日一緒に居てキスをする。
逆にパートナーのために、恋人とは唇にキスは出来ない。
パートナーと恋人、選ぶとか迷うとかじゃなく、恋人に対しては「パートナーと2人でいる場所に来てください」という選択肢しかないんですよね。
パートナーは唯一無二の存在だからやっぱり大切なのです。
それは「生きるため」でもあるだろうけど、やっぱりそれだけじゃないと思うんですよね。
子供の頃からずっと2人で支えあって生きてきて、これからもずっと一緒にいると決めている相手だから、「力」だけじゃない絆ってのがやっぱりちゃんと培われていて、選ぶとか選ばないとかいう次元じゃなく「2人でセット」というのが大前提なんですよね。
そんな中でアレクシを産んだイルゼも凄いし、当たり前みたいに一緒に育てようとするジルも凄い。
そして、アレクシがとても愛されて産まれてきたんだと言ってあげられるラエルがとても好きです。
ラエルの言葉に私の腐った脳は「らぶらぶ~」って思うんですけど、「波長が合う」って愛の言葉じゃないですよね(笑)
でも「らぶ~ww」って思っちゃったんだもん!
これはとても優しい人たちが作り出す、優しいお話。
なんだか読むと、ほわぁ~っと幸せな気分になれるんです。
絵がわりとしょっちゅう崩れるし、決して上手とは思わないんですが、キスシーンは何故かすっごい綺麗でキュンキュンドキドキするんですよね~w
きっとそこまでの物語やエピソードの深さ、キャラの魅力なんかが作用しているんだと思います。
ちゅってするだけなのに、ホントに萌えるんだもんっ!
雰囲気や作品全体の空気も萌え萌えで、本当に大好きな作品です。
あ、そういえば、私このページの受け攻め見て、ちょっとビックリしました。
フロラン攻めでジル受けなんですか?
私、逆だと思ってました!
いや、どっちにしてもへタレ攻めなんですが(笑)
高校生たちの可愛いラブストーリーが詰まった1冊の下巻になります。下巻も、上巻に引き続き、キュンキュンの宝庫です。いろいろなカップルが登場するけど、お気に入りは、ラエルとアレクシの2人です。今回は、ラエルの留学騒動と、アレクシの出生の秘密が明らかになります。
ラエルは、学年1位を常に取るほどの天才で。そんなラエルに、留学の話が出ます。ラエルから力をもらっているアレクシは、パートナー解消になるのではないかと不安になります。
だけど、離れたくないと、ついて行くことをあっさり決めたアレクシの、ラエルへの深い愛情にキュンとなります。
お互いになくてはならない存在を、改めて自覚した2人が可愛くて萌えます。
その留学先で、本当の母親と再会するアレクシ。
体質のせいで母親と別れた事情や、母親を挟んでのジルとフロラン(アレクシの父親)の関係とか、エピソードの一つ一つが切なくなります。
登場する人が皆イイ人で、雰囲気も良くて、おまけにキュンキュンできるし、おススメしたいシリーズです。