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そして、13話でウルっと来てしまいました。
ノリ夫くん頑張れと思いつつ、もっと傷付けとも思いつつ読み終えた巻です。
ノリ夫が国政にもうあきらめた~なりにいくよと伝えるシーンは何度、読み返しても良いですね。
心にちょっとした闇を抱えてる国政も大好きです。
私は、受けがどん底に落ちてから救われるのが好きなんです。
はぁー、病んでるな自分…とも思いますがセクピスは最高です。
他のキャラも個性があって素晴らしいです。
新刊もまだ読んでませんが楽しみです。
シリーズ第3巻には「蛇の目の半重種」大将×「猫又の軽種」シマのお話と、シリーズ本編にあたる、国政×ノリ夫を中心とした斑目家のお話が収録されています。
大将×シマ(実は国政たちのイトコ)のお話は一話だけなのに、妙に印象的でした。これまで「可能だ」と説明されてきた男性の妊娠に関する描写がついに登場したためか、個人的に苦手なヤンデレ属性のせいか…。このエピソードで斑類は基本的に貞操観念がユルいことが明かされていて、今後の布石になっています。
さて、メインとなる斑目家のお話は第4巻へと続く長めのエピソードになっています。斑類としての基本スキルである「魂現のコントロール」をマスターしろと脅され、委員長とともに斑目ブラザーズの実家(料亭)で修業することになったノリ夫。極度のブラコン(国政コン)な弟・愛美や、修業の師匠となる兄・志信、そして国政の本性を垣間見て戸惑うノリ夫を慰めてくれる弟・英国なども登場して、この巻から斑類の世界がどんどん深みを増して行きます。
このシリーズには一癖も二癖もあるキャラクターが多く、その中で国政は(一応)主人公カップルなこともありニュートラルな存在かと思いきや…ここに来て彼の抱える闇がとても根深く複雑であることが匂わされていてドキドキしました。張り詰めたようなノリ夫の心境と決意が切なく、とても胸に響く一冊になっています。
今回のカップルは、ハブとマングース。
対立関係!?な二人かと思いきや、ちょっとラブラブでよかった。
マングースな二人なわけでですが、双子設定で、積極的な子とツンデレな子。
その中でもツンデレ選んでしまうあたりが良いですね。
いや、BLだったら基本?
敵対関係にあっても惹かれてしまうものは惹かれてしまうもの。
子供を宿すために、子供の着床をするためのゴムを使ってみるとかなんか・・・なんか・・・健気だ!!!
男だから子供ができないという設定がない分、また幅が広がったというのが良くわかるシーンです。
トイレで、「あ・・・」なシーンがちょっと衝撃的。
さて、後半ですが、すっかり忘れかけてたメインカップル。
ノリ夫くんの話。今回は花嫁修業ですか。
能力に目覚めてから、つねに開放状態危険だから~な修行ふくめな感じですね。
相変わらず攻チームの家族は美形がそろっておりますな。
が!問題はそこじゃない。攻である、国政。私も案外ラブラブかと思ってたんですが、そうじゃなかった。
ようは、子供を作るためのご機嫌取りをしていただけ。
優しくしてやって、ラブラブにみせてやって、なんの文句があると。
自分が種付けしたあとならどうとでもしろって言っているのを本人が聞いてしまったという・・・・・なんとも
いつも明るくて、可愛いノリ夫の泣いた顔がすごく切ない。
お前の子供を作ったら、おれは好き担ってくれた人のところに行く
といったノリがつД`)・゚・。・゚゚・*:.。
このシリーズの攻め、ホントに好きだ。
それぞれタイプの違う腹黒さというか酷薄さというか。モラル的には最低なヤツラばかりなんですが、ギリギリのラインで踏みとどまることによってバランスよく仕上がってて、やたら萌える。
このラインにぬるさやら甘さやらを感じると逆に萎えてしまう私なんですが、それが一切無いのがステキ。
本物の俺様はこうでなきゃならぬ!と思います。
ハブとマングース
なまなましい妊娠ネタに、これだけ萌えると思わなかった。
このネタって、取り扱いを一歩間違うと不愉快な気分にさせられたと思う。
それを腹黒オチでまとめあげることによって、まるごと萌えへと昇華させている。
すごい手腕。
腹黒設定が生きてる!
嗚呼寿たらこ先生、すごいッス…!
ノリ夫と国政
国政が安易に「デレ」ないことにゾクゾクします。
そう、国政はそうじゃなきゃいけないんだ…!と思いました。
そしてノリ夫も。楽天的な性格のせいで誤解していた国政の気持ち。なにげにこのパターンは、BLでは珍しいよね。(たいてい受けはマイナス思考で、ホントは攻めは受けにラブラブなのに、受けはそれに気づかないってパターンなので)
で、私はこっちのパターンのほうが切ないし好きだなと思いました。
楽天的なノリ夫の涙に、胸がキリキリ痛くなる。
切なさ満点、決着がつかないままノリ夫編は四巻へと続きます。
新キャラばかりで始まるハブ×マングース編。
新たな展開に最初はどうなるのかとおっかなびっくりだったのですが、ここにきて男男同士の妊娠が披露されます。
そう言えば程度の記憶だったのですが、普通に産婦人科にいる姿が衝撃でした。
大将の執着と腹黒さもまた、懐妊を喜んでいいのかちょっと複雑な気持ちになります。
そして本編(?)へ。
男男同士の妊娠を知り、班目家での家族構成に、そのカオスぶりにニヤリとさせられます。
愛美との小競り合いに、進展しているのかいないのか。
国政のいい彼氏ぶりが嘘のような本心に軽く打ちのめされ、精神的な失恋に魂現を閉じ込めてしまうノリ夫。
更に、英国へと流れ込む友好的な魂現の交流に激怒する国政との三つ巴な様相に、続きが気になって仕方ない。
次巻がとても待ち遠しくなる。そんな3巻でした。