電子限定おまけ付き&イラスト収録
いつの間にそんなに愛してたの!?
大きなあらすじの軸と同時に異世界転移のレイと剣士のユアンが出会い、料理で人々に食の喜びを伝えていくお話でしょうか。
おばあちゃんの言葉が叶ったね!
異世界転移お料理で文化革命!なお話とはちょっと違いますね。あくまでユアンの大義が軸なような。
しかしいつの間に?そんなに好きになるようなことってあったっけ?な早い段階でユアンが…。
だんだんユアンが手を出すのにエッチに集中してない、レイもだんだんすがるようになっていく感じで。どうも物足りない。
ドラゴンちゃんももっと詳しい描写があればなあ。
全体に物足りないお話でした。
面白かった!何回も読んでしまった。
味付け概念の無い世界に転生した受けが、美味しい料理を振る舞いながら旅をする、のだけど。
レイ(受け)にチートな料理スキルがあるわけではなく。この世界の食材で作れる祖母のアドバイス入りレシピノートを持っている、というだけ。
これを活かして、ユアン(攻め)の胃袋を掴むのですね。
味付け概念がない飯まず国なので、頼りはノートのみ。チートアイテムのように見えるけど、本人の工夫と努力を要するんです。
描写少ないけどレイは魔物を倒すべく、自ら剣術を教わって、実際倒してたりする。かなりの努力家さんです。
そんなレイを、安全な場所まで一緒に旅をしてあげているのが、攻めのユアン。
彼は、自分の生きる道を見失っている状態。
国外に逃げるはずが留まり、逃がしてくれた兄を助けるでもなく。
そんな自分に嫌気がさしている時に、レイと出会う。何もわからない世界で、状況を受け入れ、他人を思いやり、出来ることを懸命にやるレイに惹かれていくんですね。
最初の集落で、2人の関係がグッと近づく。
2人旅になって初めてレイ以外と食卓を囲み、他人がレイの料理に喜ぶのを見る。また、王室の評判を聞く。
これか、ユアンの気持ちが変わっていくきっかけになったんだと思う。
完全に私の想像だけど、国民が美味しい味付けに喜ぶ姿はユアンも嬉しかったはず。と、同時に、ほんの少し嫉妬もあったんじゃないかと。自分だけが食べていた味だったんだから。
レイに対する、感謝とほんのり独占欲。恋心がむくむくしてくるんですね!
ここから、2人の関係は進んでいって…。
ドラゴンの卵が孵ったり、次の町でも料理を振る舞ったり、人探しををしたり…。
とにかく、ユアンがカッコ良いのですよ!
かわいいけど、カッコ良い!!
寡黙な男の頭ぽんぽんはずるいよね。
ご飯、めちゃくちゃ美味しそう。
ドラゴン、めちゃくちゃかわいい。
セッッ、めちゃくちゃエロい。
ユアンの口数がどんどん増えてく。
レイの成長はもちろんなんだけど、ユアンもすごく変わっていくから、そういう視点で読むと、また面白い。
最後のセッッシーン、ユアンがめっちゃ喋るから。ビビるくらい喋る。
長くなっちゃったけど、この10倍は書ける。
ギッチギチに書き込まれていないからこそ、想像が広がるんですね!これ、大事。
こと細かく書かれ過ぎていると、自分の想像との答え合わせになってしまう。
「この時は、もう好きだったんじゃ…?」とか、「いつから計画していた?」とか。考える余地があるのが面白いんです。
読めば読むほど、読み手の想像が広がる面白い作品でした。
今回は旅の剣士と界渡りした日本人のお話です。
異世界に渡った受様が助けてくれた攻様と旅をし
拾ったドラゴンと力を合わせて攻様が本来の地位に戻るまで。
受様は幼くして両親を亡くし祖母に育てられます。
足繫くかよってくるおじや料理上手祖母の存在で
受様は貧しくとも寂しさを感じずにいましたが
しかし病んだ祖母が病院で息を引き取ると
おじは祖母の遺産を持ち逃げし
失意が重なった受様は夜道で事故に遭い・・・
目覚めると見知らぬ緑の園にいたのです!!
しかも着慣れたパーカとデニムではなく
ダークブラウンのシャツとズボン、マントを羽織っており
鞄の中には水らしきものが入った容器と
祖母が生前レシピ書き留めていた赤いノートが入っていて
さらに混乱するのですが
緑の影から
2本の角を生やした見た事のない獣が現れて
受様は絶体絶命のピンチを迎えます。
大口を開いた獣に思わず目を閉じた受様ですが
重いものが地面に倒れる音が響いて目を開けると
顔の半分を金属製のマスクで覆った逞しい男性が
獣を仕留めていました。
見知らぬ世界に迷い込んだ受様の未来とは!?
訳あり風な攻様と異世界転移した受様の
異世界トリップファンタジーになります。
受様を助けてくれた男性が今回の攻様です♪
攻様はマスクをつけている事からも
訳ありな人物だろうと伺われます。
攻様はこの世界にはときおり
別の世界から迷い込む人がいらしいと言い
孫の心配をした受様の祖母の想いが
受様をこの世界に呼んだのかもしれないとも言います。
そしてスープを振舞ってくれるのですが
ただ肉を湯がいただけで味のしないスープで
受様は祖母のノートを参考に草や木の実で味つけをし
攻様に初めての美味しいを大観させるのです。
この国の料理とは
生きるのに必要な栄養を得るための最低限のものらしく
受様は安全な町まで送り届けてもらうまで
攻様の食事つくりを請け負う事になります。
受様は滞在した宿でも料理を作るのですが
宿の主人から客、その村の村人たちまでに好評で
受様は人々が食事を楽しむ様に喜びを感じます。
そんな旅の途中でドラゴンを拾ったり
行方不明になった宿屋の娘の行方を追ううちに
徐々に攻様事情が見えきてくるので
攻様の正体はなんとなく見えるのですが
どういう終着点なのかとワクワク&ドキドキ、
攻様に迫る悪者達の悪事が白日に晒され
受様が本来の地位に戻った攻様の手を取るまで
楽しく読ませて頂きました。
受様が料理好きな設定なので
料理風景は力が入っていて楽しかったのですが
受様がトラップ事情やドラゴンの絡ませ方が
都合よく流れていく感じがしたので「萌」とします。
しま先生が挿絵しておられるので購入。胃袋掴む系のお話でしたが、攻め受けともキャラにそんなにシンクロするところはなかったので中立寄りの萌にしました。本編270P超+あとがき。ドラゴンも出てきます。
家から出たところだったはずなのに、気が付いたら緑深いところで寝そべっていたレイ。手元にスマホは無いし、着ていたものはいつものデニムじゃないし、手元にあったのはなぜか祖母のレシピノートのみで・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人(?)物は
ジル(ドラゴン)、レニエ(第一王子)、オルガ(村の娘)、悪党少々。
++攻め受けについて
攻めは顔半分を仮面で隠している、つよーい剣士。物腰に粗雑さは無く、親切・優しい。なんてたって一人で困り果てていた受けに「ここは危ない、一人なら付いてこい」なんて言っちゃうんだから。警戒心無さすぎでは。。。本人が強いからいいのか? のちに受けの作る料理に胃袋をがっつり掴まれ、おそらく100%善人オーラの受けだからだったのかなと思っています。
受けは↑に書いた通り、悪意無し、一応警戒心は持っている日本人。剣技なんて出来ないのに、剣を持って身を守らないといけない世界に飛ばされて大変。そして出てくる食べ物には味付けというものがなく、それは日本人にとってはかーなーり苦痛では・・・?と深く同情します。せめて塩コショウだけでも・・・
それ以外にもなんかあるのかなあ、ドラゴンの親になったりもするし。悪意が無いってのがいいのかな。そんなに強気とか能力持ちとかではないですが、祖母からお教えてもらった料理については才能あるようです。フレンドリーな庶民の料理ですね、とんかつとか八宝菜とか。
受けが頑張って料理?味付けするシーンは「うんうん」と思いましたが、その他は今一つ?な一冊でした。ちょっと残念だったかな。
秀香穂里先生だとエロエロを警戒して手を伸ばすのを躊躇ってしまうのですが、今回はタイトルとあらすじが好みだったので今度こそはと思い購入してみました。設定は私がハマってるジャンルだったのですが何かが違ってました。
異世界転移と料理ものって期待せざるを得ないじゃないですか!ですが元の世界になかった調味料や食材はおばあちゃんのレシピ本に代替え品が書いてあるので、その辺りの苦労が皆無なのが残念だと思いました。
そしてもっとも???となったのはユアンのレイに対する思いでした。途中読み飛ばしたかと何ページか戻ったのですが分からず、この気持ちの流れが丁寧に書いてなくて凄く中途半端だと思いました。
レイがユアンに惹かれるのは分かるけど、ユアンがレイに惹かれる理由が分からなくて、2人が初めてキスしたシーンとか「どうしてそうなった!」と思うくらいには唐突でした。
またそれだけに限らずに終盤に登場する女性の行動にもイラッとし、レイの作る料理に盛り上がる異世界の面々の盛り上がりも期待してたのとは何かが違ってました。欲張り過ぎたかこのジャンルが書き慣れてないかだと思います。
そして、ドラゴンのジルの扱いがもっとも疑問でした。いくらドラゴンの存在が特別だと言っても堂々と隠しもせずに無防備に連れ歩いて、攫われたり悪意を持った人が近付いて来ないのかと心配になりました。とても中途半端だから居なくてもと思ったけどラストには必要だったので、そこら辺の使い方も中途半端でした。