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野原先生のオメガバースシリーズ、4作目も心が震えた…
タイトルの「ぺんぺん草」と「スズラン」の意味、その見事な回収にも。
こちら、年下17歳α生徒 × 30歳β教師 の変則オメガバース物語です。
まず……女性が乱暴されるシーンが含まれるので、地雷の方ご注意ください。
自分の場合は地雷ではないけれど、それでも「うっ」と辛い気持ちになりました。
で、こちら、単体でも問題なく読めるんですが、ぜひ3作目までを読んでから読んでー!と言いたい…!
前作(3作目)の「運命じゃなくても愛してる」の凪が出てきて、前作でキーワードとなっていた「ブラインド」行動の話なんかをちらっとしているので、読んでおくと意味が分かってニヤニヤ(。-∀-)しながら読めること間違いなし、です。
2作目のクマさんこと用務員の熊谷(Ω)と番相手の成海(α)も出てくるので、やっぱり読んでおくとより深く作品世界が味わえると思います…!
さてこちらの『ぺんぺん草〜』、「年下10代執着攻め」はシリーズ他作品と変わらず、なんですが。
今までの傲岸不遜気味な攻めとは違い、何よりも受けに”嫌われたくない”、”傷つけたくない”という気持ちが強いわんこ攻め!一番好みだったというか、萌えました。。
とある理由から受けが勃たなくなってるんですが、その事情を知っている攻めが「そばにいられるなら一生セッできなくてもいいんです」なんて言うんですよ、、17歳男子が!30歳の相手に!!
きゅーん、と切なく鳴いてうるうるおめめで見てくるのに、蜘蛛のように巣を張り絡め取ってきて執着する。「離さない」という意志が透けて見える言動。最高か。
もうですね、秋吉(受)の周りが透(攻)応援団と化しているそのカラクリに、びっくり。なるほどなあーー!と叫びたくなってしまった。野原先生すごい…
言われてみれば名字に数字の入ってるキャラがやたら多い不自然さよ。全っ然気付かず読んでました。。
”運命の番”ではなく、あえて茨の道とも思えるβ男性との恋を選び、6年間ずっと思い続けてきた藤原(攻)、あっぱれだよ!!
11歳の時からの長い片想いの過程、欲した人が自らの意思で自分の元に来てくれた喜び、待ち望んだ瞬間のきらめき…そういったものが詰まっていて、もう読みながらも読んだ直後の今も胸がいっぱいです。このシリーズ大好き…
一途な年下攻めがお好きな方には絶対絶対刺さるはず!!…と思うので、ぜひ。読んでみていただきたい…!