電子限定描き下ろし付き
ぶっきらぼう男子×ワケあり大学生、痛いほどリアルな青春ラブストーリー!
最高に良かったです。普通にドラマでも見たい〜ってなっちゃいましたし、番外編あるなら再会後の裏濃厚話も読みたいなーって思いました(=^・^=)♪
過去話中心なんですが野球少年時代のまさに青春時代の話が本当にキュンキュンしたのと、高鷹くんの葛藤やら他、ちとせくんとのすれ違いからの最終的に東京でタイトル通りちとせくんのお誕生日の時に再会する二人。本当泣けるわーっておもったのとまじで最高すぎんかってもう語彙力ない感想ばかりでいっぱいです笑
話題になっていたこちら、ようやく読めました!皆さん良かった良かった!!と手放しに言っている声ばかり聞いていたので、少し捻くれてそんな事ないだろ〜と斜に構えて読み始めたのですが……。
読みながらジワジワジワジワ、甘くてキュンときたりグッと切なくなったり。感情があっちこっちに揺すられ、『あぁなるほど、これはいいわ』と最後は私も拍手を送っていました。
高校時代、野球部のキャプテンだった千歳くんが今作の主人公。彼は自分が男性に興奮するいわゆる『ゲイ』なのだとほんのり自覚しながらも、周りの友人達にカミングアウトすることなくその中に溶け込んでいます。そんな中引越して来たのが高鷹。彼は野球も上手く背も高く、弱小チームにはもったいないぐらいの男でした。そんなある日、千歳くんが部室でエロ雑誌を見て(しかも男性の身体)興奮しているところを見られてしまい……。
二人が仲良くなるまでの過程からお付き合い中の二人のやり取り、そして『自然消滅』するまでがとってもリアルな高校生を描ききっていてすごく身近…というか「いる、いるわこういう子達!」って思わせてくれるんですよね。二人とも決して派手ではなく、真面目でだけど高校生らしい性欲も持ち合わせていて、触れてみたいし触れられたいし、ラブホにも行ってみたいし。それでいて親の目は気になるし、相手に素直に伝えるには気恥しさや周りの目も気になって言えなかったり……。そんな高校生あるあるな性格や気持ちを「誕生日」を主題にとても丁寧に表現されていました。
高校時代はとにかく二人が可愛いし、キュンっと甘くて。
その分、大学生になった現在、1人になってしまっている千歳くんがなんの連絡もないLINEを見ている姿が切なくて切なくて。
過去が甘い分、現在が切なく、その対比がさらにラストシーンを感動的なものにしてくれていると感じました!
1冊で甘さも切なさも味わえて最高でした!
とても良かった。
高校の野球部に転校生が入部してくる。背が高くてシュッとしたイケメンだけどちょっと天然な攻めが受けや野球部のメンバーと仲良くなっていく様子が青春で良い。そして恋人になった二人の様子もとても微笑ましい。
受けが大好きで愛が重めで天然な攻めが可愛かった。
今まで特別に思っていなかった受けの誕生日が、攻めがめっちゃ祝うと約束してくれたのに果たされなかったことでしこりになっている描写も切ない。あとバイト先の人間関係の描写が生々しくて面白かった。二人の恋が過去の切ない思い出にならなくて良かった。
受けが送った数年ぶりのLINEが「祝えよ!」なのも可愛かった。そこからの怒涛の展開も最高。攻めが未練タラタラで重くて良い。受けを祝う食べかけのホールケーキも好き。
「美河」「乙合」っていうと、三河、美合、男川、乙川とかの駅名を連想するんですが、上野先生は三河のご出身なのでしょうか。
美合駅にも男川駅にもサイゼはないようですが、「やっぱ名古屋の方行くん?」というセリフがあることからも、なんとなく愛知県南東部が高校時代の舞台のようで、愛知県出身者としては嬉しい限りでした。
でも、自分よりデキる奴が入ってきても妬まずあっさり受け入れる部員たちとか、グローブで隠しつつのヒソヒソ話とか、ラブホまで行ってイチャイチャするだけの高校生とか......。
いくら何でも純朴すぎてホント可愛いかった!