電子限定描き下ろし漫画付き
俺の手に欲情するんだ?
同じクラスだけどもこれまで接点なく過ごしてきた朔と千宙。そんなDKふたりのお話でした。
ただ純粋に友達として仲良くなっていくわけではないので、エロい絡みは多め。
ですがそんな中にもしっかりとふたりの気持ちが感じられる展開になっていて、少しずつ変化が見えるたびにキュンキュンしてしまいました…!
朔の手だけではなく朔自身を知るたび惹かれていくその気持ちを、最初は恋だと気付けなかった千宙だけれど。
自分の中にある"好き"にはきちんと向き合って、真っ直ぐに想いをぶつける姿がすごく刺さりました。
女子の前ではわりとオスみがあるのに朔と居るとすぐトロけて泣いてしまう、そんなギャップも最高にツボでした。
何に対しても興味が無かった朔も千宙にだけは"めんどくさい"とはならなくて、そういうところからも相性の良さは伝わります。
ただの興味から始まった関係でしたが、結果的に朔も救われるようなところに着地してくれたので
いい出会いだったんだなーと改めて思いました。
今作のテーマが「手フェチ」ということで、手フェチ民にはたまらんアングルが満載。
本当に最高で何度も何度も悶えました(笑)
そして絵の美しさとキャラの色気がお話の雰囲気にピッタリ合っていたのもすごく良かった!
エロも萌えも摂取できてフェチまで満たしてくれる、大満足な作品でした!
【お前・・・こんなのに反応すんの? ・・・変態じゃん(朔)】
エロス度★★★★★★
おやおや・・・フード男子や手フェチの沼に落として新たな扉を開けさせる呪いと祝福に満ちた恋物語でしたね。
強気で口が悪い一匹狼の不良・朔ですが、優しいところがあるのにキュンとさせられたり、美しい手が千宙に触れたり挿れたりする官能が素晴らしかったです。
千宙も朔の理想の手を見たり接触することによって欲情してしまう姿が可愛らしく、朔に振り回されてばかりでしたが、朔に寄り添おうとする愛が尊くて悶えました。
朔と千宙がお互いの気持ちを確かめ合うところが美しくて素晴らしい。
千宙野Mっ気が目立つ作品。手を見るだけで欲情するってなかなか無いですが千宙はひたすら興奮(笑)
朔にヘンタイ呼ばわりされてもへこたれない!
盗撮されても引くどころかやり返す作品もかなりな性格。そんな二人だから良かったのかな。
今作では受けの子を地獄に落とすシーンはなかったのでその点は安心して読めます!
あとArinco先生の作品の中でもエロ度は高め。
お勧めはア○メイト限定版の小冊子です。
付き合ってからの朔が甘い+いじわる展開が読めます!ただ修正が残念。(紙)白だったよ。
女子から人気の千宙は、実は手フェチ。
巨乳の女の子にも興奮しなかったのに、文句を言ってきた不良な同級生・朔の綺麗で理想的な手には、下半身がガッツリ反応してしまう。
そのせいで朔に弱みを握られてしまうが、、、
飽きるまで千宙の手フェチ趣味に付き合うと宣言した朔。
一緒にいるうちに、不良の評判は噂に過ぎないのではないかと思うようになってきた千宙。
けれど、教師を殴ったなどの噂は本当だと肯定する朔。
そこへ朔に腕をやられたという教師が。
最後まで、この教師も大層クセ者でしたね、、、
成敗されてすっきりしたまりあげは。
それからなんだかんだ言葉とは裏腹に、千宙のことをスっっっごく好きなんじゃん! という面と、実はピアノが凄かったという派手な見た目とのギャップ。
たしかにピアノの前に座ってたなあ!
と、思い返しながら彼の不器用さが愛おしく思えてきてしまった、、、
千宙も朔の人となりを知って好きになるのも納得ですよね。
それからArinco先生作品と言えば、とにかく激しすぎるキスマ。
今回も健在でしたね!!
えちシーンも含め、とくに手フェチの方へオススメしたいDKBLでした。
あと、タイトルの四字熟語のセンスが大好きです!!
作家買いです。
不安定や不穏な気持ちを描くのが上手な作家さんの印象がありましたが、今作はこれまでの作品よりさらに不穏な心情が多く綴られていました。
まずスタートダッシュがすごい印象でした。
手フェチの高校生が、不良と有名な同級生の手を見て、理想だと興奮して体が反応してしまい、それを本人に見とがめられます。
変態さがだいぶぶっ飛んでいて興味深いです。
年齢的に、ちょっとした刺激で体が反応しても仕方がないと思いますが、それをおもしろがるほうもなかなか変態だと思いました。
全然仲良くないので一緒にいる2人の距離感、やりとりがおもしろく感じました。
変態、変態、とからかわれて、お前にしか興奮したことねえって言ってんだろうって言っちゃう手フェチくんは、だいぶちょろくて可愛かったです。
いつしか2人の間には不思議な感情が生まれていた、というのが、2人が保健室に行ってからのあれこれでわかります。手フェチが不良に弱みを握られてからかわれ続けていただけのようだったのに、あれれ?と思いましたが、この奇妙な関係を続けていた2人なら、まあ、ありそうだなとも思いました。
Arinco先生の描く人物の心情が、簡単に理解できるわけがないんだったと改めて感じたりもしました。(誉め言葉です)
不良少年の背景がわかったところで、登場する裏表のある教師によるかなり胸糞悪い言動、はらはら、どきどきしました。
2人は両想いになっているのかと思っていたのに、突き放して、突き放されて、トゲトゲした気持ちを緩めて、気持ちを伝えあって、それから交わす、大画面のキスが、迫力がありすごく綺麗でした。