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表題作flounders

樹岳
アウトドアショップ店員
大田ジュン
営業部サラリーマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし:The days after...
  • あとがき

あらすじ

ガタイが良いというだけで、たくましい男性として求められるまま振る舞ってしまう……。
そんな自分の人生に辟易するサラリーマンの大田は、
仕事帰りに寄ったアウトドアショップで、快活な店員の樹と出会う。

樹の営業トークを断りきれなかった大田。
なぜか初対面同士でキャンプに行くことに……。
ハイテンションな樹との接待キャンプは初めこそ乗り気でなかったものの、
彼の明るい人柄に惹かれ、次第に楽しみな予定となっていった。

大自然に翻弄され、日々の悩みを一瞬忘れて。
できたてのごはんは、体の内側を暖めて。
夜の森でしっぽり飲みながら、少しだけまじめな話なんかもしちゃったり。
初めてのキャンプを存分に楽しむ大田と、楽しんでもらえることに喜ぶ樹。
未知の楽しみを教えてくれた感謝は、やがて特別な想いへと変わっていって……。

想いが生まれるまではもちろん、
キャンプ描写や美味しいごはんまで丁寧に描いた、
祈りと幸福を届けるラブストーリーです。

作品情報

作品名
flounders
著者
井雲くす 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
発売日
電子発売日
ISBN
9784866538242
4.4

(27)

(15)

萌々

(8)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
119
評価数
27
平均
4.4 / 5
神率
55.6%

レビュー投稿数4

こんな方への処方箋

でっかい受け(身も心も)広め隊
美人コミュ強攻めの裏側に惹かれる
逆体格差・年下攻め愛好家
キャンプや自然に興味がある
仕事や人生にモヤモヤしている
ストーリーや心情じっくり読む派
シリアス笑い甘々えっち全盛りで!
絵が上手くなきゃ(どのシーンも♡)
空の三大欲求を充たすBLが読みたい

BLを読んでいるつもりが、知らず身につまされたり胸をつかれたりしつつも、本を閉じた後は美味しいカラダ(筋肉と脂肪の程良くのったむちパツ感)と同時に旨い飯絵もいただいたおかげで心の底からほっこりつやつやになっていることでしょう

値段に驚かれるかもしれませんがA5で分厚いのでそんなでもないです、むしろ迫力満点…!!
電書はおまけ無いので紙がおすすめ。物理的にもヒットされたし
コミコミ・とら・ホーリンはまだ有償&無償特典あり(12月頭時点)

0

フロアンダーズ

井雲くす先生のことは存じ上げておりまして、初の商業BL、もっと下品な方向でいくのかと思いきや、割と真面目いうかむしろちょっと説教くさいレベルでした。ほほぉ…そうなるか。

ほのぼのキャンプからどうBLになるのかと思ったら、急なような自然なような。

私が井雲くす先生に求めた商業BLとはちょっと違ったかな〜と思わざるを得ない。2人はとっても可愛いくて好きになってしまうし、キャンプ豆知識みたいなのは面白いんだけれども。その面白いキャンプ豆知識をもうちょっとコンパクトにした方がBL的萌えは増えたかもしれないなぁ。もっと長期連載なら全然アリなんですけどね。

萌〜萌2

0

頑張りすぎて疲れている腐の民にこそ読んでほしい。そんなBL。

屈強な外見はもちろん、名前もビッグなリーマンの大田は、周りから押し付けられるイメージ通りに振る舞うおうとして、なんとなく生きずらさを覚えていた。
そんなある日、仕事帰りにアウトドアショップで押しの強い店員、樹と出会う。

最初は断ろうとしていた大田だったが、とんとん拍子に樹とアウトドアキャンプへ出かけることとなってしまった。
そこで大田が樹から得たものは、、、?!!
というお話。

とにかく樹からの押しが強いです。
ですが、キャンプエピソードを読み始めると、どうして樹の押しが強く感じるのか。
樹の過去エピソードも含め、ハッとさせられる発言が多かった作品でした。

ちなみに大いなるネタバレになってしまいますが、大きいほうが「受け」です。

この設定にもまた、本編で樹自身が触れているのですが、世の中に存在する「普通」じゃなくて、俺たちだけの「普通」を作っていけばいい、的な発言に思わず、おおっ! と拍手したくなりました。
だから、大きいほうの大田が受けです。


そう。
なかなか現状を変えられなくとも、ほんの少しだけ自分の視ている世界を。
視点を変えられたら、いつも視ていた世界がまた違ったふうに視えるのかもしれません。

なかなか意識を変えることは難しいですが、そうだよねえ! と、改めて、この窮屈な世の中で必死に生きている人たちへのエール的1冊だと思いました。

0

美人攻め 男前受け キャンプシーンに癒される

樹×ジュン


逆身長体格差!
男前でガタイの良いジュンと、
長髪美人でピカピカ陽気な樹。
雄気満点体格のジュンの快楽によわよわ、トロトロ様だけではなく、
樹までトロけて、喘ぎ喘ぎ姿も見どころかな。

ただ、
軽快テンポでほのぼのとした展開に、
思ったより派手なエッチが萌えるけど、
ちょっと雰囲気と似合わないかも・・・。


「ガタイが良い=たくましくあるべき」という押し付けられた期待にうんざりしている
営業マンのジュン(シーツ姿が超カッコいい!)。
そんな彼が出会うのは、アウトドアショップの店員・樹。

2人のキャンプはただのアウトドアではじゃなくて、
心のリフレッシュと新たな感情が芽生える舞台。
キャンプ飯を一緒に食べるシーン、
見ているこっちまでお腹が鳴りそうなくらい美味しそうで、
2人の距離感・・・近すぎる!
大自然の中で、
自然と体も求め合って、
恋に展開早すぎて・・・ドキドキ止まらない!?

大きな体に反して、
本当は繊細な内面を人前で表現しにくいジュンが、
樹の無邪気さと自然体のような思考に救われていく様子や、
2人がじわじわと近づいていく過程が、
読んでいるこっちまでホカホカして、 
心をリセットできる作品でした。

2

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