すべてを捨て去ってきたのに―― 一途に慕う後輩との再会ラブストーリー♥

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作藍より愛し

市ヶ谷漣太郎
大学1年のスプリンター,19歳
加美山新
新入社員BA,漣太郎の先輩

その他の収録作品

  • 青菜に砂糖

あらすじ

新人BAとして働く新の前に現れたのは、陸上の元後輩の漣太郎。将来有望な大学生スプリンターとして成長した彼と4年ぶりに再会するが、ケガで故障して休養中だという。帰りたがらない漣太郎を一時的に自宅でケアすることになった。しかし、かつて新は漣太郎への想いが恋愛感情だと気づいてしまい、真っすぐ向かってくる彼から逃げるように地元を離れた過去があった。ある時、メイクと出会い普段の自分ではない別の自分になることで心に折り合いをつけたつもりでいたが、突然の再会は新の感情を激しく乱してきて…。
一途に慕う後輩との再会ラブストーリー
年下ひたむきスプリンター×変わりたかったコスメ店員
描き下ろし10P

作品情報

作品名
藍より愛し
著者
はなぶさ数字 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784832292772
4.2

(162)

(83)

萌々

(51)

(21)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
24
得点
684
評価数
162
平均
4.2 / 5
神率
51.2%

レビュー投稿数24

濃密

濃密でした。
漣太郎の登場で明らかになる過去のあれこれ。

思春期と簡単に言えないけれど、漣太郎も新も最初から惹かれあってたんですね、きっと。
純粋に慕ってくる漣太郎に自分が怖くなる新。いいんだよ、逃げても。やりたいことが見つかったなら逃げじゃないよ。
だけど漣太郎のことをあんなふうに邪険にして去ったのはちょっとな…。

もうお互い一途で(泣)
漣太郎に嘘を吹き込んだのはどいつだ!

少年時代の慕う気持ちが…。追いかけ続けて手を伸ばして(泣)

新も可哀想だけど片想いビッチの人肌恋しいという台詞が毎回理解できなくて。そこがちょっとひっかかりました。いや自由でしょ?

0

漣太朗ありがとう

当時高校生の新は懐かれていた中学生の漣に恋心を抱き、そんな自分が気持ち悪くて、他の男に抱かれて漣への感情を抑えていたけど耐えられず逃げてしまう。置いて行かれた漣は、新に思いを募らせて、新に会いに行き2人は再会

本作は漣太朗がクッッソ可愛い!!!
一見、無表情のクールキャラなのかと思いきや、可愛い嫉妬が垣間見えたり、新のことで一喜一憂したり、甘えたり、年下ワンコ攻め好きやからもう心臓ぶち抜かれました
新はもう過去のことがあるから、漣太朗からも自分の気持ちからも逃げてしまってて切ないしつらすぎるんやけど、それでも漣太朗のこと放って置けなくてそんな健気なところがかなり刺さる

表紙の絵が終盤のシーンで出てくるんやけど、めちゃくちゃ素敵で泣いた
そしてはやぶさ先生が描く2人の表情が繊細でよすぎるうう!!
切なくて一途な2人の再会ラブストーリー、しっかり味わえました

1

No Title

新人BAとして働く新の前に4年ぶりに現れた、陸上の後輩で有望な若手スプリンターの漣太郎。自身も陸上を愛し漣太郎の才能を見いだした新が、なぜ急に離れたのか…。
4年の間に変わったように見えてもお互い根っこの部分はそのままで、相手を想う気持ちは変わらずやっと本音で向き合える事が出来て良かった〜。
ランナーからBAへ転身した新のきっかけが、かつて自分もメーキャップアーティストを目指した時のものと同じだったのですごく共感。メイクもピアスもタトゥーも変わりたい気持ちを後押ししてくれる。
始まりは微ショタだったけれど、大人になって変わらぬ想いを確かめ合って結ばれたのが良かったなぁ。惹かれ合った気持ちは本物だった。自分を信じて応援してくれる人がいるのっていいね。
少しずつ進むエチも愛おしくて良き。

0

フェンス

Xの「#藍より愛し」が面白いのでぜひ。本編と違ってコメディ度が高いです。ところで読後もこのタイトルの意味がよくわからなかったな。

『初恋が牙をむく』が一等好きで、『はきだめに恋』でピンと来なかったのでしばらく離れていたはなぶさ数字先生。よかった〜〜〜好き。

特に好きなのがまず、4話のラストシーン。ドラマチックなキスシーン大好きで、これは非常に良い。新の「あっち側」ってセリフがしみる。それも「あっ」って一回言い淀んでるのよ…漣太郎のいう通り、まだ子どもの新が悩んで線を引いて、人に言えないまま生きてきたんだなってのがこのセリフでグッと腹にくる。あっちとこっちを隔てるフェンスの演出もいい。
同じような理由で新の処女喪失(多分)シーン。「嫌わないで欲しいし」「俺がバケモンでも…許して欲しいし」…辛い。辛いよ。相手の「ん?うん」からの「うん…」よ…。変な相手にひっかからなくてよかったなぁ。この人もゲイなら若い彼の心の内に思いを寄せる部分もあったかもしれない。その後も何回か続けてるし、知り合いまで紹介してもらって…危ない人じゃなくて本当によかった。

描き下ろしで他の男(それも付き合ってた人ですらなくヤるためにヤッた男)とヤッたときの話しちゃう新がダメすぎて笑った。漣太郎にはマジで笑い事じゃないし可哀想だし萎えちゃうぞ。

シーモア限定おまけ漫画は『僕をこんなにしておいて』の石清水と新(仕事中)の邂逅。

1

年下敬語攻め、最高です!!

自分が過去、陸上競技へスカウトした年下後輩が、今や将来有望なスプリンターとなったが、怪我で故障し、遠く離れBAとして働く自分のもとを4年ぶりに訪ねてきた再会BL。


主人公の新は、高校時代インターハイにも出場するくらいの実力を持っていた元陸上選手。
どうして陸上を辞めたかというと、後輩の蓮太郎を好きなことに気付いてしまったからだ。
そして、その頃嫌だった自分から変わることができたきっかけを作ってくれたメイク――BAの道へ進むことに。


で、今回新のもとへやって来た蓮太郎。
彼もまた故障中で、けれどその前からスランプだったようで、新父からケアしてほしいと頼まれます。
が、ケアするどころか色々新が絡むと暴走してしまい、、、

そんな真っ直ぐすぎる蓮太郎が可愛いかったです。
そして何年か経ち、出会った頃と体格差が入れ替わっているのに、それでもまだ敬語抜けない感じとか、とても良!!


それから再会して1週間ともに暮らす2人のやり取りと、新の蓮太郎への過去回想とが混ざりあったお話が、とにかく切なエモい。
でも最終的に、きちんとお互い向き合え、「愛し」と好き合えた結末がとてもよかったです。


1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP