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小説
犬が!可愛い!衰弱しているところを拾われて、自分のように相手を幸せにしようと使命感を持つアンナ。ショーンとオースティンの出会いからその先までが、全てアンナの導きによるもの。奇跡のような不思議な物語だった。
犬のアンナ視点から始まる作品。アンナの中で名付けは人間を従えた証拠で、ショーンは自分のもの。幸せをもらい、自分と同じくらい幸せにしてあげようと頑張っている。
ショーンは元彼と別れて独り身で、インドアかつ家族も友人もいない中、忙しい日々を送っている。オースティンは大学の技術部部長でバツイチ子持ち。オースティンの飼い犬ローラ視点も読んでみたかった。
友人を失くすことを怖がり、一度はオースティンを拒んだショーン。クリスマスに起きたトラブルをきっかけに二人は――という流れ。これがアンナが仕組んだのかと思える感じになってるのが面白い。
出会いも再会も犬主導で、ちょっと出来すぎ感はあるかもしれない。でもアンナの恩返しの物語として見ると、とても感動的で泣けてくる。まあクリスマスだし、奇跡の一つや二つは不思議じゃないってことで。
モノクロームロマンスの電子短編小説。
「犬」を中心とした視点での冒頭が翻訳小説らしい。
一度は可愛がられ、その後厳しい環境に置かれた一頭の雌犬。
「彼女」が逃げ出して、ひとりの男性の車に轢かれそうになって…という冒頭。
結局彼(ショーン・大学教授・ゲイ)が彼女を引き取って、アンナと名付けて飼うことになります。
アンナとの生活。つまりお散歩とか色々?
インドア的生活が変化していくショーン。
クリスマスが近づいたある日、散歩中にアンナが走り出し、引っ張られて転倒したショーンは大型犬を連れた男性にぶつかって…
お互いの飼い犬同士が取り持つ恋愛模様。ですかね。
お相手のオースティンも同じ大学に勤務していて、しかもゲイ。今シングル。運命的出会い!
ショーンはちょっとおずおず型。オースティンは自然派。
恋の始まるドキドキ感は年齢に関係ない、ということですネ。
さて、ご主人たちを幸せにしてるのは自分よ、と思っているアンナ。次のプレゼントはどうやら迷い子猫のようです。きっと喜ばれるね!
はー……くさくさしていた心に染み渡った。。
わんこ(リアルな方です!)大好きな自分には嬉しい、犬が結んでくれたご縁の物語。
アメリカが舞台のM/M、クリスマスのお話です。
捨て犬となり街をさまよっていた犬・アンナ視点から物語が始まり、彼女を拾って
くれた40男・ショーンの恋が描かれます。
このアンナちゃんの活躍がもーー、本当に素晴らしい!!!
散歩中にショーンを文字どおり引きずって(笑)同じ大学勤務のオースティンのもとへと引っ張っていってくれたり。(確信犯❤︎)
クリスマス当日にブレーカーを全部落として停電…なんて聞くと悪夢でしないように
感じますが、それが二人の恋の進展に一役も二役も買ってくれてるのです。
キスまでの描写でそれ以上はないんですが、ブレーカーの落ちた地下室で
二人がキスするシーン、もう胸がじーんとしてたまらない気持ちになった…!!(*´˘`*)♡
元彼の結婚写真を寂しく飾っていたショーンだけど、半年後の今はきっと、
オースティンとの愛の巣で二人+2匹(+、アンナの妹の野良子猫ちゃん!)で
満たされた生活を送っているよね・:*+.
人付き合いがうまくできないショーンを、そのまま丸ごと受け止め、
包み込んでくれるオースティンに私の心も蕩けました。。//
はあ…素敵なお話だった。
やっぱりわんこ(※リアルな方の!)って最高だなあ。
ナイスな「犬の恩返し」に、頭をわしゃわしゃと撫でながらジャーキーを
プレゼントしたくなっちゃいました(*´艸`)
これから寒くなり、冬になったらもう一度読み返したくなる、
そんな心温まる優しいストーリーでした✨