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表題作犬晴れのクリスマス

オースティン・コペル
ショーンと同じ大学の大学技術部の部長
ショーン・デイリー
40歳,大学心理学科教授

あらすじ

引っ越してきた街でひとりきりのクリスマスを過ごしていた心理学教授のショーンは車で轢きかけた野良犬にアンナと名づけ引き取ることに。そんなアンナが、「彼」との素敵な出会いを導いてくれた――。穏やかでほのぼのしたクリスマス・ロマンス!

作品情報

作品名
犬晴れのクリスマス
著者
キム・フィールディング 
イラスト
Dite 
翻訳
冬斗亜紀 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
モノクローム・ロマンス文庫
電子発売日
4.1

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(3)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
25
評価数
6
平均
4.1 / 5
神率
50%

レビュー投稿数3

ストーリーテラーなお犬さま

犬が!可愛い!衰弱しているところを拾われて、自分のように相手を幸せにしようと使命感を持つアンナ。ショーンとオースティンの出会いからその先までが、全てアンナの導きによるもの。奇跡のような不思議な物語だった。

犬のアンナ視点から始まる作品。アンナの中で名付けは人間を従えた証拠で、ショーンは自分のもの。幸せをもらい、自分と同じくらい幸せにしてあげようと頑張っている。

ショーンは元彼と別れて独り身で、インドアかつ家族も友人もいない中、忙しい日々を送っている。オースティンは大学の技術部部長でバツイチ子持ち。オースティンの飼い犬ローラ視点も読んでみたかった。

友人を失くすことを怖がり、一度はオースティンを拒んだショーン。クリスマスに起きたトラブルをきっかけに二人は――という流れ。これがアンナが仕組んだのかと思える感じになってるのが面白い。

出会いも再会も犬主導で、ちょっと出来すぎ感はあるかもしれない。でもアンナの恩返しの物語として見ると、とても感動的で泣けてくる。まあクリスマスだし、奇跡の一つや二つは不思議じゃないってことで。

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運命の出会い

モノクロームロマンスの電子短編小説。

「犬」を中心とした視点での冒頭が翻訳小説らしい。
一度は可愛がられ、その後厳しい環境に置かれた一頭の雌犬。
「彼女」が逃げ出して、ひとりの男性の車に轢かれそうになって…という冒頭。
結局彼(ショーン・大学教授・ゲイ)が彼女を引き取って、アンナと名付けて飼うことになります。
アンナとの生活。つまりお散歩とか色々?
インドア的生活が変化していくショーン。
クリスマスが近づいたある日、散歩中にアンナが走り出し、引っ張られて転倒したショーンは大型犬を連れた男性にぶつかって…

お互いの飼い犬同士が取り持つ恋愛模様。ですかね。
お相手のオースティンも同じ大学に勤務していて、しかもゲイ。今シングル。運命的出会い!
ショーンはちょっとおずおず型。オースティンは自然派。
恋の始まるドキドキ感は年齢に関係ない、ということですネ。

さて、ご主人たちを幸せにしてるのは自分よ、と思っているアンナ。次のプレゼントはどうやら迷い子猫のようです。きっと喜ばれるね!

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きらきら光る、”犬の恩返し”

はー……くさくさしていた心に染み渡った。。
わんこ(リアルな方です!)大好きな自分には嬉しい、犬が結んでくれたご縁の物語。

アメリカが舞台のM/M、クリスマスのお話です。
捨て犬となり街をさまよっていた犬・アンナ視点から物語が始まり、彼女を拾って
くれた40男・ショーンの恋が描かれます。

このアンナちゃんの活躍がもーー、本当に素晴らしい!!!
散歩中にショーンを文字どおり引きずって(笑)同じ大学勤務のオースティンのもとへと引っ張っていってくれたり。(確信犯❤︎)

クリスマス当日にブレーカーを全部落として停電…なんて聞くと悪夢でしないように
感じますが、それが二人の恋の進展に一役も二役も買ってくれてるのです。

キスまでの描写でそれ以上はないんですが、ブレーカーの落ちた地下室で
二人がキスするシーン、もう胸がじーんとしてたまらない気持ちになった…!!(*´˘`*)♡

元彼の結婚写真を寂しく飾っていたショーンだけど、半年後の今はきっと、
オースティンとの愛の巣で二人+2匹(+、アンナの妹の野良子猫ちゃん!)で
満たされた生活を送っているよね・:*+.

人付き合いがうまくできないショーンを、そのまま丸ごと受け止め、
包み込んでくれるオースティンに私の心も蕩けました。。//

はあ…素敵なお話だった。
やっぱりわんこ(※リアルな方の!)って最高だなあ。

ナイスな「犬の恩返し」に、頭をわしゃわしゃと撫でながらジャーキーを
プレゼントしたくなっちゃいました(*´艸`)

これから寒くなり、冬になったらもう一度読み返したくなる、
そんな心温まる優しいストーリーでした✨

2

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