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表題作皇太子と伝説の青い月

ジェイデン
17歳、帝国皇太子で騎士団長
宮橋 諒
26歳、『聖女』として召喚された警察官

あらすじ

刑事の宮橋諒は、女性を庇って駅のホームから転落し死んでしまう。と、そこは神殿で、皇太子と契りを交わす” 聖女”として間違って召喚されてしまったのだ。戸惑う諒になぜか不快感を露わにする皇太子ジェイデン。召喚から数日後、諒はジェイデンの帝都視察へ同行することに。そこへ暴漢が襲いかかり、ジェイデンを守った諒は負傷し……!?

作品情報

作品名
皇太子と伝説の青い月
著者
愁堂れな 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784344855014
3.8

(7)

(1)

萌々

(4)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
27
評価数
7
平均
3.8 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数3

面白かった〜

なんていうか、そこまで萌えた訳ではないんですよ。攻めはお話の約半分ぐらいまで出てこないし、2人の絡みはそこまで多くないし。
だけど、攻めの17歳の思春期っぽい感じとか、受けの正義感と割り切りの良さとか、世界観だったりお話の進め方だったりが面白くて、最後までスラスラ読めてしまいました笑
萌えないと途中で読むのが辛くて辞めてしまうことがほとんどなんですが、今作はお話として楽しめたと言いますか。受けのキャラが大きいのかな?ウジウジせず、さっぱりしてるけど理屈は通っていて、彼の気持ちがスラスラ入ってきました。
途中まで攻めを抱くつもりだったのも新鮮で良かったです。
あるシーンでは爆笑までしてしまいました笑
まさかそんな事する!?と思ってたらそんな事にはならなかったのですが、それはそれで見てみたいという…笑

挿絵も美しくて眼福でした。

0

あああああっ

蓮川先生なので購入。うんうん、ほうほうと読んでいたのですが、あるところが盛大にツボり、めちゃ期待したのですが、さすがれな先生、落とし方が違いました(笑)めっちゃ外されたので萌にしました。なかなか楽しい1冊でした(笑)本編210Pほど+あとがき。

ホームで突き落とされかけた女性をかばい、「あ、死ぬな」と思ったら異世界だった刑事の諒。キラキラ神官と会話したところ、どうやら別人と間違えて召喚しちゃったよ・・ということらしく・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
サミュエル(大神官、キラキラロン毛、あ゛ーっって叫んじゃうほどイケメン)、
エイド、クロイス(護衛騎士)、皇帝(攻め父)ぐらいかな。サミュエル最高。

++以下攻め受けについて

攻めは生真面目皇太子。一子しかいないし皇帝にならなきゃヤバイし、でも受けのことは好ましいしどうすんだよとぐるぐるしている17歳。弱いとこ見せられないし、なかなか多感な時期の高校生皇族か!お前は!という感じです(笑)キラキライケメンなんだけどね、ちょっと若い。

受けはばりばり刑事、人かばって刃物向けられてちょっと傷ついても、なめときゃ治るって言いそうな方。柔道剣道やりますしね、騎士団いって、一緒に鍛錬してます。そして公僕なので自己犠牲を厭わない。だからこそ成り立つお話でした。

↑のような攻め受けだとバリバリシリアスになるじゃないですか。
どうなるのかなあと読み進めていくと、150Pぐらいにいきなりサミュエルがぶっこんでくるんです!!!!!!!!!(何か ってのは盛大にネタバレなので言えない)
ここ大爆笑&吠えました。
私、そのサミュエル案に大賛成だったんですけどねえ?
その案、先生から出なかったのか、編集さんがNGってしたのか、さっぱり?ですが、私としてはカモーンな案だったんです。麗しいイケメン二人なんですもん、期待しちゃった。

まあルチルさんらしい、お話で終わりますので、ご安心ください。お?と思った楽しいお話でした。

2

不器用な皇太子のクーデレ距離感がクセになる

終盤は急転直下のサプライズ展開で、ちょいとばかし駆け足感は否めなかったけど、いやぁ、面白かったです(*´∀`*)

異世界への召喚。男なのに何故か聖女として崇められる……
こうした入りのお話も、BL小説界隈ではすっかりお馴染みになったファンタジーストーリーですね。
この作品では『聖女』として召喚されるはずだった女性の代わりに警察官の諒が召喚されてしまうというもの。男だろうが聖女は聖女……聖女と一夜を共にしないと皇帝の代替わりができないそうで、当然えー!?となるけど、この主人公、話の物分かりがすごくいい(笑)
諒はこっちの世界の御国事情を理解し力になってあげようと奮闘することになります。

実はこの召喚にはカラクリがあって、今回の召喚は諒にとってかなり良くない運命を背負わされます。聖女=国を救う助けになる、のは間違いないですが、いかんせんその救済方法が良くない。それは、この国の……いや、王族にまとわりつく呪いと関係していて、この呪いの解呪が聖女召喚のファクターとなっています。
さあ、"聖女"諒はどうするのか、この残酷な運命にどう立ち向かうのか非常に大きな見どころです。

見どころというと、もちろんBL展開も忘れちゃなりません(´∀`*)
年下皇太子とのラブ……聖女と皇太子のラブは最初は低空飛行。そこからの右肩上がりで熱みを帯びていく皇太子・ジェイデンの感情変化に注目な恋愛模様です。ラブらしいラブが前半はあまり出番がなく、ジェイデンの名前なんて途中から出てくるくらい。ずっと名前出てこないから匿名路線なのかと心配なりました(笑)
でも、そんなに主張してないけど、ほのかに香るBLの匂いが後半にかけてどんどん大きくなっていくと、俄然ストーリーが面白くなっていくテンポ感は非常にワクワクして楽しかったです。


年下皇太子の諒に対するツンとした態度は分かりやすく、ニヤけどころいっぱいなストーリーでした( ´∀`)
イケメン皇太子で、見るからにスパダリなジェイデンも恋愛に関しては不器用。全部が完璧じゃないんだぞってところの隙あり感が良いんですよね!
好きな人に塩対応しちゃう心の余裕のなさは子どもっぽいけど、人間味あってむしろ好感が持てました。でもそれも最初だけで、諒と恋人になったらあまあま皇太子です(笑)

全体的に満足感あるストーリーではありますが、ただ。もう少し時間をかけて通じ合っていく方が2人らしい恋のあゆみかな、と思いました。諒がジェイデンを好きになった自覚もちょっと弱く、そこんとこもうちょいストーリーの広がりがあったら良かったと思いました。
電子限定の大神官視点のおまけも面白く、トータル的に満足です^ ^

3

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