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原作の小説は既読です。
読み終わったあとの後ろのページにコミカライズ決定とのお知らせがあって、「碧のかたみ」のコミカライズ版が出ることは知っていたのですが、まさか全面フルカラーとは思いませんでビックリしました。
この戦争の描写をカラーで表現するとなるとすごく大変な労だと思いますが、でもこの作品をカラーでコミカライズしたことにはおそらく意味があると思います。
ラバウルはパプアニューギニアのニューブリテン島の東端にある町。第二次世界大戦の戦時下では日本軍の重要拠点でした。場所柄きっと海も空も陸もとても美しい場所だと想像できます。
そんな場所が舞台とあっては、モノクロよりカラーの方が映えるに決まってる。それにタイトルにある"碧"……この言葉が持つ意味を考えれば、カラー作画にした意図が分かるような気がします。
空で戦う彼らにとって空……すなわち碧い世界は主戦場です。現に、作品中で魅せてくれた冴えたブルーの空はとても美しかったです。
無鉄砲で暴れん坊の琴平と彼のペアである六郎との恋は、過酷だけどそんな美しい場所を背景に展開されていきます。
1話1話のページ数を考えると長丁場の道のりになるかな?原作に忠実いくのであれば長い目で見守る必要があると思いますので、コミカライズ版では2人の恋がどう描写されていくのか楽しみです。