不登校ヤンキー✕本好き高校生 恋を知らないふたりが不器用につむぐ切ない青春ラブストーリー。

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作君に降る言の葉は

五十嵐雪人
高校生,小説家
小松日向
本好きの高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし(7P)

あらすじ

本好きの高校生・小松日向(こまつ ひなた)は、ある日、通学電車の中で金髪オールバックのヤンキーに出会う。
自分の大好きな小説に興味を持ってもらえたことが嬉しくて思わずはしゃいだ日向だが、ヤンキーから意外な反応が返ってきて、ひどい言葉を吐いてしまう。
このまま会うこともないだろうと思っていたら、例のヤンキーは入学以来一度も登校していなかった同じクラスの五十嵐雪人(いがらし ゆきと)であることがわかり――?

恋を知らないふたりが不器用につむぐ切ない青春ラブストーリー。

作品情報

作品名
君に降る言の葉は
著者
イズミハルカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
メディアソフト
レーベル
Charles Comics
発売元
三交社
発売日
電子発売日
ISBN
9784815502683
4.5

(293)

(199)

萌々

(66)

(23)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
29
得点
1331
評価数
293
平均
4.5 / 5
神率
67.9%

レビュー投稿数29

しんしんと雪が降る静かで優しい世界

素敵な言葉がそこかしこに散りばめられた、静かで優しい作品でした。

自分の大好きな物や人、趣味について、友人が興味を持ったり、好きになってくれたときの嬉しさ、共有できる喜び。そんなやり取りから2人が出会い距離が縮まる。

不器用で孤独だった雪人と日向が言葉を交わし、恋人ごっこをしながら、ゆっくり愛する気持ちを知り、愛していることに気がつく。

しんしんと降り積もる雪の中で雪をふみしめて遊ぶ2人。とても静かな世界。

日向は、変わらなくていい、そのままでいい。
自分に自信がない時、そんなこと言われたら嬉しい。

雪人のピアス、金髪の風貌から紡がれる繊細な言葉。そして、字がきれいなんて、そのギャップがまたいい。
日向に借りたマフラーをぐるぐるに巻いて、本読みながら日向を待つ雪人。いつも伏し目がちな目が印象的。

言葉が美しく、2人が話す言葉がとにかく小説を読んでいるようで素敵な作品でした。

0

言葉の重さに関する考え方に疑問

「クラスのイケメンと地味キャラがバンド組む話」がすごく良かったのでこちらも読破。
イズミハルカさんの言葉選びやキラキラした描写、さらにお話自体はすごく良かったんですが…
☆4にできない理由は大きく分けて以下の4つです:

①「愛してる」をそんな早い段階で使っちゃうの…?
この言葉、私の中では付き合い始めて数か月(それが無理ならせめて1か月)ぐらいたった恋人同士が初めて使う言葉というか、英語でも「I love you.」の位置づけってそんな感じです。
皆なかなか、そう簡単には言わないですよ。
ましてや、「好きです」という告白の代わりに使えるような言葉ではないと私は思ってて。
(もちろん、もともと大親友だった場合など、間柄にもよります)
他と比べちゃダメ、それは重々承知しております。
でも ほむらじいこさんの「僕のおせっかいダーリン」が、まさに私の言語感覚と同じだったんですよね…

②2年も離れていないといけない理由が理解できなかった
どうしても「本で告白」って展開を見せたいんだな、って穿った見方をしてしまいました。

③物書き、ましてや小説家になるのに多読してる描写が皆無、しかも中卒?
中卒に偏見は全くないです。中卒でもものすごい量の本を読んでたりして頭の良い人、物知りな人はいますし、知ってます。
でもさすがにある程度のインプット(≒多読や教育を受けること等)はしないと、「小説を何本も書く」というアウトプットはできないと思うので。

④たった一人しかいない親が、子供を祖父母に預けてパリへ留学する(ネグレクトを疑う)
「扶養義務」という言葉の意味を、今一度考えていただきたかった。
おまけで☆4…という気持ちも少しはありましたが、これが決定打になってしまいました。

以上、他が素晴らしかったので本当に惜しいな、とは思うのですが、これらの視点で書かれたレビューがなかったので(②は多くの方がいろんな販売サイトでも書かれてましたが)、レビューを残すことにしました。

1

映画を見ているよう

一本野映画を観ているようでした。まさか攻めが受けの大好きな小説がとはほんとにどんでん返しがあってびっくりしました。さすが、感情blを描く天才イズミハルカ先生だと思いました。ほんとに、ゆっくりですが2人の距離が縮まっていく感じがリアルでとても良かったです。進みすぎす、遅すぎすその距離感がたまりません。これは、メディアミックス化してほしいです。絶対にその価値のある作品だと思っております。最後に、2人が幸せで良かったです。

2

小説と漫画のいいとこ取り!

題材が小説なため、モノローグやなんかは文学にありそうな静かでリリカルな雰囲気
その言葉から色や温度、質感や感情まで想像できます
(これは小説のいいところですよね!)
それと登場人物たちの表情や行動が絵的にわかる漫画の良さが相まって、双方のいいとこ取りみたいな作品だなと思いました

小説的要素と漫画的要素を最大限駆使して描かれた
お互いが惹かれ合っている様子(最高)だけでなく、
『これはあくまでも恋人ごっこ』というしんどい現実がスパイスになっていて、すごくがバランス良かったです

小さな気持ちのひとつひとつを丁寧に描いてくれている作品です◎
登場人物の心の機微をつぶさに感じたい方!
オススメですよ!!

2

凄すぎる!!

凄すぎてやばいです!!ここ数年で感動したbl漫画です!!感情ストーリーの天才漫画家イズミハルカ先生の作品はほんとにハズレがないです!!これは、メディアミックス化しないとほんとにもったいない作品だと故人的は思っております。
切なくて、うれしくて、なんとも言えない作品であったのはほんとに久しぶりだと思っております。出来れば、続編がアンドDramaCD化そしてメディアミックス化大希望です!!しなきゃ思ったいない作品だと思っております!!

2

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP