電子特典付き
俺の夫は、嫉妬深くて、ひねくれ者で、クソかわいい。
たつもと先生の作品は作家買いで漫画も読みやすくお話もしっかりとしていて好きだったのですが、今回の作品はあまりにも自分の好みの真逆をいってしまってて後半さしかかる前から、パラパラ読みになってしまいました。
年齢もそこそこいってるであろう美人顔のメガネ受け。
一見偏屈にも見え感情を表に出すことが苦手な受け。
読み始めは結構なモラハラだと思ったのと、攻めが大分受け入れてないと、と、いうか、それすら愛おしいという強大な愛がないとやっていけないような相手。
猫ちゃん飼うことにしたあと直後の大喧嘩。人間味が出ていてとても良いと思えたのですが、受け攻め逆であったとしても、個人的にはこの評価だったかもしれませんm(__)m
大人の歳の差カップルのシチュエーションが良いなと思っていて、たつもと先生の作品は好みの感じなので期待してました。
いやぁ期待通りでした!
小さなエピソードの積み重ねなのですが、そこがまた良くて。
家族とも縁を切って、自分に自信が全くなくて愛想もなくて、そんな啓司が可哀想でかわいいです。
そして潤也の余裕がありそうな見た目だけど、心の中の感情が熱くて、自分が感じていることと啓司が思っていることが違っていて。啓司に心の中で思っていることを口に出させるシーンも好きなところです。
続編が連載されているので、また楽しみです。
26歳の潤也と14歳年上の会社員・啓司の年の差カップルの話。
潤也は在宅のフリーランスライターで収入が不安定だと啓司は思い込んでいるが、将来のことを見据えしっかり貯金もし、家事洗濯も完璧でまさにスパダリ。
啓司は仕事はできるが職場の人から怖いと恐れられ、コミュニケーション不足で誤解を与えがち。年の離れた潤也に自分はふさわしくないと思い込み嫉妬をし、あたふたしている、可愛らしい人だなぁと思うけど、心の広くない私はイライラしてしまう。潤也のような余裕と広い心をいつも持っていたい。
受攻のキャラが立っていて、楽しく拝読させて頂きました。
二人とも経済的に自立していて安心しました。
共依存ではない協力と思いやりで長く続くカップルになるといいな、と思いました。