電子限定おまけ付き
あぁ〜〜〜〜疲れた心にめちゃくちゃ沁みる
当て馬は出てこないし、若干のスレ違いはあってもハラハラするレベルじゃ無いので割と安心して楽しめる、ひたすら可愛いDKBLでした。
ぶっちゃけ【ヒエラルキー上位攻め×平凡受けの】王道ではありますが、王道で良いんです!
正に「ドラえも〜ん!傷ついた攻めが天然な受けに救済されるBLが読みたいよ〜〜〜!!!!!」と他力本願のび太状態だったので、それがめちゃくちゃ満たされました。ドラえもん、ありがとう
そうです。博愛主義ゆえに他人に愛を与えすぎて空っぽとなり、自暴自棄になった少年が攻めです。
はい。そんな攻めに初めはオドオドしつつも、裏表の無い態度と見返りを求めない〝無償の愛〟で攻めの乾きを癒していく受け……
カーーーーーーーーーーッ!
これだよ。正に求めていた要素満載!!
ぶっちゃけ展開は王道ですが、読みながら「こうであれ!」の欲望が満たされていくので、めちゃくちゃ気持ち良い〜〜〜〜!!!!です。
この快感は王道でしか味わえない。だから、王道が好きなんだなぁ
また、自暴自棄だったカラスがスズメとの関係が深まるにつれて、どんどん溺愛攻めになっていく変化がね。堪らんよね……!
おいおい、愛を与える側から受け取る側になったら、そんなに依存しちゃうのかい!?みたいな。
この変化に、めちゃくちゃ可愛いーーーー!!!好き!!!となりました。
何だかんだ、登場人物みんな良い人ばかりの優しい世界だったのもポイント高いですね!
甘々イチャイチャな2人のおかげで、私の心のチャージも満タンになりました……ありがとう
ただ、初エッチが教室だったので謎にハラハラしましたw
◆Renta!/刻み海苔
急に不登校になった同じクラスのイケメン唐栖の元へプリントを届ける事になった鈴芽。人気者で目が離せない存在だったカラスと久々に再会し初めて彼の本音を知ったスズメは、空っぽになってしまったカラスの「充電」を手伝う事になり…。
何か少しでも力になりたいと思うスズメの真っ直ぐな気持ちから始まり、触れ合うごとに深まり満たされていく2人。お互いの想いは同じなのに、充電が終わればこの関係は終わってしまう?というすれ違い…。
クールに見えたカラスの執着がたまらないし、本物の特別になった2人の関係がめちゃ甘でとろける〜。キーホルダー可愛すぎ♪
不登校になってしまった学校でも目立つ存在のカラスくんの元に先生に頼まれてプリントを届けに行ったスズメくん(真面目タイプ)
流れでカラスくんのハグ友になって、空っぽのカラスくんを充電してあげることになります。
ハグから始まるラブってところでしょうか。
普通に考えて恋愛に全く免疫がないのに、恋愛に慣れてそうなイケメンくんとハグやらスキンシップされるって、好きになっちゃいますよね〜
カラスくんが学校に行かなくなった、空っぽになったことにはちゃんと理由があり、スズメくんとの交流でそこは埋まっていきます。
カラスくんの不器用さとスズメくんのピュアで温かいところ、良かったです。
スズメくんが恋愛に免疫がないタイプなので、反応含めていちいち可愛いです。
ゆっくり関係を深めて、スズメくんのタイミングで最後まで結ばれる2人。
高校卒業後、先に大学生になったスズメくんと留年してる(と思う)カラスくんのお付き合い編も見てみたいです。
極上の攻めデレ、ここにあり!
教師に頼まれて不登校のクラスメイト・唐栖の家を
訪ねることになった鈴芽。
はじめは派手で自分とは正反対のタイプの唐栖と
どう接して良いか戸惑う鈴芽でしたが、
“ハグ”を通じて二人の絆が深まってゆきます。
性に奔放で普段はクールな印象の唐栖ですが、
鈴芽に心を許していくにつれて執着&甘えたな
素顔が少しずつ見えてきてじわ萌えしておりました。
恋愛経験0ながら、唐栖を元気にしたい一心で
慣れないハグやちょっぴりエッチなお触りにも
一生懸命応えようとする鈴芽が健気かわいかったです♡
最終的には鈴芽に依存して溺愛しまくって、
鈴芽に嫌われまいと触れたくてもHも待て状態で
耐えまくる唐栖がいじらしくて愛おしく見えてきてしまいました。
初登場時のふてぶてしさから振り返るとすっかり手懐けられちゃった感(๑′ฅฅ‵๑)フフフ
ストーリーは鈴芽が唐栖の家に通い、
そこで二人の距離感が縮まってゆくお話に絞られているので、
世界観の広がりとしてはややあっさりとした感があるかもしれません。
でも、二人だけの世界でただのクラスメイトから友情、愛情、と
段階を追ってじわじわと育まれてゆく関係性が丁寧に描かれていて
その過程をじっくりと堪能できることができます。
攻めデレが好きな方は悶絶しちゃうこと請け合いな1冊です♪
同じクラスのDK同士・唐栖と鈴芽。
これまで接点がなかったふたりですが、
学校にこなくなってしまった唐栖に鈴芽がプリントを届けることになり。
そこから急速に距離が近付いていくふたりの日々を描いたお話でした。
作品タイトルから鳥の話…?なんて思っていましたが、苗字が“カラス“と“スズメ“なんですね〜!
こういう小技の効いた感じがすごく好きなので、それがわかった冒頭からテンション上がりました。
唐栖が学校にこれなくなった理由はとても繊細なもので。
チャラそうに見える彼の心の内側は実は優しさでいっぱいで、そのギャップがすごく良かったです。
流されるように“充電“に協力し始めた鈴芽ですが、自然と気持ちが動いていくのも納得してしまうくらい不思議な魅力がある人だなーと思いました。
ほぼふたりだけのお話なので、周りに振り回されてハラハラ…みたいなこともなく。
彼らの想いが交わっていく様子をゆっくりと見守ることができました。
頼ってきていた女子たちに、唐栖自身が心を明かすところまで見れたのも嬉しかったです。
恋人になってからのふたりはどれだけ甘くなるのか…?その先も見てみたいカップルでした。