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死んでください、神様

shinde kudasai, kamisama

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表題作死んでください、神様

彌宵
宵闇御主神(忌神)
真白
斎王(彌宵御主神の生贄)、人間

その他の収録作品

  • 描き下ろし(9P)
  • カバー下漫画:ハラハラする/美味しいものを食べさせたい

あらすじ

「俺の側に居てくれ、真白」

神代の昔、「忌神」として畏れられる・彌宵御主神の“生贄”である「斎王」となった真白。

真白の目的は、一族迫害の原因となった彌宵を殺すこと。
しかし、その計画はあえなく失敗し、逆恨みだと突き放されてしまう。

絶対に殺すと息巻く真白だったが、彌宵の隠れた優しさに触れるうち、憎しみは次第に愛しさに変わり――

作品情報

作品名
死んでください、神様
著者
百々地さ和 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784575381894

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85

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
3
得点
28
評価数
7
平均
4 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数3

触れられない「忌神」と、その生贄が恋に落ちたら、、、?!!

「忌神」として恐れられている火を扱う彌宵御主神の生贄、「斎王」となった真白。

冒頭では、真白が一族が受けた迫害のために彌宵を殺めようとするが、失敗してしまう。
しかし、諦めない真白。
傍にいるうちに、「忌神」の本当の正体を知り、実は誰よりも優しい神様なのでは、、、??
と、思い始めるのと同時に、自分はすでに斎王への資格がないことや、ハメられていたことなどにも気が付いた真白だったが、、、
という展開です。


こんなにも想いあってるのに、直接真白は優しき彌宵へ触れられないなんて!!
と、読みながらまりあげはも取り乱していたら、やはりその辺の救済措置はありますよね、、
と、知った途端安堵。


個人的に、BGMは「We’re ○ll alone」が脳内で流れまくってた作品でした。
メロいんですよ。
ホントに。
あの、強引に鏡を割らされるシーンとか。
ハラハラドキドキ、からのキュン///で。(説明ヘタクソ代表)


描き下ろしが一番甘々なので、甘めBLがお好きな方はそこを目指し、溺愛攻めが少しづつ受けへ心開き、甘々に蕩けさせていく姿にニッコリ微笑んでしまうこと間違いなしです!!


タヒすら分かつことのない2人の永遠愛を、ぜひ骨の髄まで? ご堪能なさってみてください( ◜ᴗ◝ )


0

不器用な優しさに萌える

けっこう物騒なタイトルだったので、ちょっぴり身構えながら読み始めたのですが…
思っていた以上にものすごくあたたかいお話でいい意味で驚かされました。
最初こそ険悪なムードがあるものの、徐々に打ち解けて心を通わせていく様子がたまらなく良かった…!
ファンタジー色が強すぎないのも読みやすかったです。

崇めるべき存在の神を真白は殺そうするわけですが、それをほぼ気にも留めず。
関わり合いたくないから出ていけという彌宵の冷徹さは、まさに血も涙もないという感じ。
…なんですが。
彌宵がそんな風になってしまったのは実は人間思いの優しい神様だから、なのです。
過去の経験から自分の存在が人間にどんな影響を与えるか知っているので、あえて冷たくしている…そんな彌宵の不器用すぎる優しさが切なくて胸がぎゅっとなりました。

でも真白はそんな彌宵の心をしっかり汲み取り、きちんと寄り添ってくれるので悲しい展開とはならず。
それぞれ犠牲にするモノはあっても相手を思う気持ちが勝るような結末に、ものすごく救われました。

「神と神に仕える人間」ということで当然対等な立場ではないふたりなんですが、隔たりなくお互いを思い遣るやり取りにものすごく萌えました!
エロは多くはないんですが心を満たしてくれる場面は満載で、特に布越しの口付けは最高に良かったです。

0

忌神より恐ろしいのは人の欲

最近 早々に情報修正依頼はされてるのにレビューなしにぶち当たる率があがってきており 不本意ながら今回も飛び出してきたみたいになっておりますがッ!

発売日から丸2日はたっておりますので 悪しからず


作家さま買いです 全力応援してます そうは見えないでしょうが
神さまとか鬼とか人外がお好きなんでしょうね

今回は忌神さまですって

え? 文句じゃないですよ
百々地さんの描かれるお話って人外だろうがなかろうが 受けが強気で意地っ張り
んでもって攻めはちょっと意地悪な溺愛系が多めで しかも色男で男前揃いときていますので

そう 今回も男前だったな

人から忌み嫌われた神 なのに斎王(※ 神に奉仕する聖なる皇女─として仕向けられてはいるがここではほぼ生贄)にとことん優しい
自分が直接人に触れれば障りがあるのを知っているので 例え寝首をかこうと画策する贄にさえ迂闊には触れない そこがね

良いも悪いもない 神がすることはすべて「善」

って どっかで誰かが言ってた気がするけど 口では脅しをかけるくせにその傲慢さがまったくないのよ


ふたりのおふざけが可愛らしくて忘れそうなんですが けっこうシリアスなお話にはなってると思います
何せ 朝廷が祀っている神とは相反するもの その火を司る神がたまたま忌神と呼ばれ なかば言いがかりみたいなもので疎まれてる
宮中仕えに送り込まれはしたけど たまたま火を扱う民だった真白(斎王)にも仕打ちが降りかかっているので

ただ ありがちだよありがち と呟ける設定なので こちらとしてはこのありがちをどう生かしてくれるのかってところだと思うんですが
作家さまがお優しい方なんですよ 不憫なものはあるのにあまり辛さを出してくださらない ここに毎度物足りなさを感じちゃうのが

おかげさまで 絶賛全力応援中な訳ですッ 個人的にッ!←欲深いんです


自分の裁量ではどうすることもできなかった過去に囚われ続ける孤高の荒御魂

真白の一族の生業と三種の神器の使い方 うまかったな
真白を利用し神殺しまで企てた人間の浅ましさと 神の加護と寵愛を受けた真白の明暗が見せ場として確立されていて面白かったし

でもいいたい あたしの欲を
言ってしまおう この際

Σ 神殺しの祟りを受けた宰相の最期がみたかったーーーーーーッ!((怒)) ←ちょ――ネタバレなんですけど (((汗


相変わらず あまあまなうえに 幸せ婚礼エンド
描き下ろしで交わされるふたりの情に カバー下で荒ぶるふたりの愛らしさ

いやもぉさ えちえちよりあまあまなお話しがお好きなら読むの迷ってる場合じゃないんじゃないかしら? これってばw

2

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