人間関係を諦めていた30代―― まっすぐな言葉に心が、揺れる。

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年下上司は褒められたい

toshishita joshi ha homeraretai

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表題作年下上司は褒められたい

雨宮 徹
エリート年下上司、28歳
柏木 将太
元管理職の年上部下、34歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

連載時から大反響、エリート年下上司(28)×元・管理職の年上部下(34)の
『褒め合い』から始まるリーマンBLが待望の単行本化!

30代にして他業種に転職した柏木は、
教育係である年下上司・雨宮との微妙な関係を気がかりにしていたが
うっかり彼を褒めてしまったことで妙に懐かれることになる。

「俺、もともと褒められて伸びるタイプなんですよね」

そんな彼から提案されたのは、まさかの『褒め合い』で!?

丁寧な人物描写が話題の新星・みなもやかづきデビューコミックス。
初回限定版はここでしか読めないラブHを収録した豪華《描き下ろし20P小冊子》付き!

作品情報

作品名
年下上司は褒められたい
著者
みなもやかづき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
文苑堂
レーベル
.Poika comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784861178016
4.4

(219)

(138)

萌々

(54)

(21)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
22
得点
972
評価数
219
平均
4.4 / 5
神率
63%

レビュー投稿数22

上司(年下)×部下(年上)だけど...

年下上司×年上部下という設定だけでも癖なんだけど、この話はかなり心情描写がすごく丁寧に描かれていると思いました。

雨宮は若くして仕事出来て、色んな人に頼られているけどそれが普通だと思ってしまっていた。柏木が来てから初めはかなり距離を取ってたけど、柏木に褒められて泣いてしまってから少しづつ関係が変わっていく...と思いきや、柏木は前の職場でのトラウマがかなりの傷になっていて、雨宮が1歩住み出すと柏木は一歩後ろに下がるような...
埋まらない距離感がまさに絶妙でした。

柏木は自分はそんな人間じゃない。知られたらあの時みたいに...っていう気持ちが重くのしかかっているが故に自分で自分を苦しめている。雨宮はそれを知っているから少しづつ溶かそうと思っている。
かなり社会的な部分も描かれていて、とても良かったです。
本編ではキス止まりですが、小冊子ではかなりHでとても良かったです

1

地味リーマンBLの好き作品がまた一つ

BLとしては少々珍しい雰囲気の作品でした。恋愛の前に同僚として真面目に向き合っていく二人がとても素敵で。心理描写が丸見えなのに掴みづらい年上部下柏木は、雨宮の目には魅力的に映っているのがよく分かります。年下上司雨宮のフラットな対応に惚れました。
柏木は中途採用の34歳、管理職経験もある中、28歳の雨宮の下につくことに。状況的にお互いやりづらいし、柏木は上から接する癖が抜けていないしで、雨宮の戸惑いに同情したい感じ。
でも雨宮は、褒められて泣くほど素直に柏木を受け入れていて、人間的な器の大きさを感じました。変に上司としてのプライド出してこないとこすごい。そして柏木の内面を暴いていくとこもすごい。それを未熟な素を出しながらやってるとこがなによりすごい。
お互いに気を遣いすぎて面倒に思うところはありますが、今どき上司と部下の社内恋愛なんて大変だし、これくらいの距離の詰め方が良いのかな。
描きおろしや電子特典でその後のらぶらぶもたくさん見れて満足。地味リーマンBLの好き作品がまた一つ増えました!嬉しい~。

0

お仕事してます

最初、雨宮さん(年下上司)も柏木さんも表情が固いんですよ。作画の意図としてってのももちろんあると思いますけど、デビューしたばかりの作家さんで連載慣れしてないから、ってのもひょっとしたらあったかもしれない。現に話数重ねるうちにどんどん線が綺麗になっていく(連載辛くて逆に荒くなってく作家さんも居ますが)。二人のいい表情がみたい段階で作画の完成度が増しているという嬉しさ。この変化が、仕事が落ち着いていったり、関係性が変わっていったり、明るくなっていく雰囲気にとても合っていて、いいもん見たなという気持ちなる。意図してできる範囲を超えたところにある要素。この作家さん、このままキャリアを重ねてくれたら好きだなぁ。

描き下ろし、双方が双方を可愛いと思ってるの本当にいいよね!外野から見ても可愛い。

柏木さん、34歳の割にやつれ過ぎてるので、もうちょっと元気出してください。今時の34歳はまだ若いぞ。あとタイトルのn番煎じ感がほんと勿体無い。そういう作品ではないのに。

萌2〜神 デビュー作とのことで応援加点の神

2

心理描写がとても丁寧

転職で他業種の営業職に配属になった柏木は、雨宮から仕事を教わるようにと上司に言われる。
が、雨宮はとても忙しく、ましてや柏木の方が年上で前の会社では管理職でもあったことや、現時点では入社したばかりで担当業務がないため時間的余裕があることから、周囲への目配りがきき他の人のサポートをするなど、立ち回ってしまう。
そのことで雨宮は自分とのやりにくさを感じているようだと察した柏木は、ぎくしゃくした関係を少しでも良くしようと、一人残業する雨宮に声を掛け資料が分かりやすいと褒める、といったところから始まるお話。

主人公である柏木が、どういう経緯で転職したのか、そのことを踏まえて他との関係性をどのように考えているのか、とても丁寧に描かれています。
そのため、読み進めていく上で、柏木が動転して気持ちが揺れ動いたりしても、それを矛盾やブレとは感じず寄り添って読み進められます。
一定の距離感を保ちたいのに過剰に距離を詰めてくる雨宮に戸惑ったり、果たしてそれを自分は迷惑なのか満更でも無いのか、ぐるぐる考えるところに、過去のエピソードが差し挟まれる形です。
ただ一方で、雨宮の気持ちが、途中私は掴みきれなかったところがありました。
頼りになる同僚として懐いているわりには強引に休日に会ったりしますし、雨宮はノンケなようなのにどうなんだろうと。雨宮がゲイ設定だったらもう少しスムーズに思えたかもしれないです。
そういうこともあるからか、本編はエロはほぼ無し。
私は読みながら、これだけ丁寧にじっくり描いている二人の恋を、最終話でいきなり濃厚セックスになだれ込んだら興ざめだなと思っていたので、そこは良かったと思いました。
それで巻末の番外編も朝チュンだったので、そういうものかと油断していたら、電書の最後についていた初回限定小冊子は取り戻すかのようにエロでした。逆に見てはいけないものを見ているような気分に(笑)

些末なことですが、タイトルは「年下上司」となってますが、二人は上司部下の関係ではなくて、同僚(先輩後輩)ですね。
まあ年下上司の方が分かりやすいのでしょうけど気になりました。

1

No Title

転職して年下の上司が出来て。扱い辛そうだったのに何故だか褒め合いをすることに…。
好きバレした時の年下上司の反応が可愛すぎるっっ!!序盤表情筋が仕事しないタイプだと思ってた攻めのこの変わりようにばんざーい!!
一方年上部下は…。34歳。難しい。勢いだけじゃいけないし諦めるには早いし。素直に喜ぶことも好意を受け取ることもできず。年下上司めちゃくちゃ頑張った!!好きになってもらいたくて頑張る攻め大好きです♡

0

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