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表題作ホーム・スイート・ホーム

人を拒否する甥っ子、19〜20歳
怜慈
ムショ帰りの叔父、現場作業員、アラサー

その他の収録作品

  • 描き下ろし(20P)

あらすじ

とある事件に関わり刑務所生活を送っていた怜慈が出所して実家に帰ると、
見知らぬ青年が暮らしていた。
どうやら姉の子供だという青年・光に叔父だと説明すると、
犯罪者と同居なんてありえないと激しく拒絶される。
唯一の理解者だった姉を出所直前に亡くした怜慈にとって、光は姉の忘れ形見。
なんとか打ち解けようとするが、すべてが裏目に出て光は部屋に籠ってしまった。
しかし、光の脆さを垣間見た怜慈の中に“可愛い”という感情が芽生えだして…?
★雑誌掲載時のカラーを完全収録!!

作品情報

作品名
ホーム・スイート・ホーム
著者
akabeko 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796416993
4

(110)

(46)

萌々

(39)

(14)

中立

(8)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
23
得点
436
評価数
110
平均
4 / 5
神率
41.8%

レビュー投稿数23

叔父と甥 社会から孤立した2人が見つけた愛と家

光× 怜慈

akabeko先生の人間味がすごい。

刑務所帰りの怜慈が実家に戻ると、
そこにいたのは姉の形見で彼女の息子・光。
10歳年の差の叔父と甥、不思議な同居が始まる。

叔父と甥といっても背徳感はない。


独りぼっちで社会に疎く、拠り所のない
2人がどんな関係性を築いていくのかーーグッと引き込まれた。

決して甘々な恋の話ではないけど、
2人が自分の人生を変えるほどの人に出会って、
お互いの存在によって救われていって、
2人だけの根拠である「家」を見つけていく過程が、
心の闇や裏社会という深刻さがありながらも暗くなりすぎず、
どこかほのぼのとした雰囲気が感じられる。
それぞれの強くて純粋な感情や、
愛の伝え方が丁寧に描かれていて心に沁みる。


引きこもりで無愛想、態度も悪く、怜慈も読者もまったく掴めない光。
そんな光でも、向き合いたい怜慈。

気になって読み進めるうちに、
次第に明らかになっていく光の「あること」、
唯一認めてくれた怜慈の姉、そして怜慈――。

甥っ子の光に親身な態度を一生懸命見せる怜慈、
誰かの支えになりたいという根底が垣間見えるし、
表面は楽天的に振る舞っていても、
罪のトラウマに囚われて、
奈落の底で生きてきて、これからも
腐敗しているという自覚していながらも脆弱で、
脆弱だからこそ、そのやり方しかないと思う。
光が歪まないように大切にしたいという健気な想いが刺さる!

光が怜慈への否定から承認へと変わっていく過程で、
本能的に溢れ出す執着や嫉妬には息を呑んでしまう!
怜慈を失いたくない一心で、不安定で感情すら持て余すほどの衝動!
その怜慈への依存や、それ以上の渇望、そして重愛が見え隠れする様が圧巻!

ラストの初エッチで、 
光の子犬のような求め方に悶える!
怜慈の大人らしいツンツンも可愛い!
2人の愛おしい姿、永遠に見ていたくなる!

怜慈の姉が大切にしていた2人を引き合わせたその意味、そして
2人が姉の愛を分かち合うかのように、
温かい家族のような関係性を築きながら愛し合う姿、
しばらく2人のことを考えていたいです。

7

まだまだこれから

akabeko先生の新刊✨

甥×叔父ですが、叔父はまだまだ若いので、おじさんBLではないです。

主人公(叔父)は姉亡き後、忘れ形見の甥と共に暮らし始めるも、何やら訳アリな甥との距離をなかなか縮められず...
しかし、甥のとある面を目の当たりにし、甥に対して"可愛い"という感情が芽生え始めて...?!

という感じなんですが、心と心の繋がりが深まっていく様子が丁寧に描かれていて素敵でした。

まだまだこれから色々なことがありそうな感じで終わっているので、続編希望です。
宜しくお願いします!

7

おじさんも甥っ子も、、、らぶ(光、かわいい♡)

単話、途中まで読んでコミックス待ちしてました~٩(♡ε♡ )۶

描き下ろし、、、豪華だった、、、!!
これは単話追いだけじゃ絶対ダメなヤツだ、、、!!

単話で追ってる時はちょっと仄暗さと抜け出せない負の連鎖みたいな重さが息苦しいかも知れない。。。ってドキドキ動機がする感じで読んでました

でも、今、こうして1冊になったコミックスを読んでみると、、、⁈
おじさん(怜慈)も光(ミツ)もすごく人間味が溢れてて可愛らしい
BL的な萌えの可愛さっていうのもあるけれど、身内を愛おしく思う様な可愛さもすごく感じて読めるので、全然息苦しさは感じずに読む事が出来ました (ღˇ◡ˇ*)

シリアスなんだけどキャラの話すセリフの口調、間の上手さ、表情の上手さが彼らの「人としての」チャーミングさを魅せてくれてるのが、やっぱり『akabeko先生らぶだわぁーーーーー』って思わずには居られない٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶

そんな身近に感じられる2人の優しく肩を寄せ合うように近付いていく距離感にそわそわとほっこりが入り混じります

光も怜慈も正直1人で生きていくには「危なっかし過ぎ」ます…‼
だからこそ2人で今は居るのがきっと良い時期なんだと思う
2人で居たらダメになっちゃう、、、って怜慈は気を遣ってしまうけど、気付いて知って欲しい
人に肩を預ける勇気と得られる力強さを、、、

東城さんの見せかけの「信頼できる」なんて甘い言葉に流されないで欲しい
そんな言葉よりも光のかわいい「おじさん らぶ」を今は先ず、素直に受け入れて欲しい、、、‼

そんな東城さんも終盤の差し込みカットでは親父にだいぶ詰め寄られてそうで心配っちゃ心配です、、、
正直東城さんを心から心配しているというより、気の優しい(少々弱いとも言う…)怜慈が東城さんに義理立てして巻き込まれに行ってしまう事の方が心配(>︿<。)

2人でのこれからの人生の歩み方も、2人それぞれの成長も、そして不穏な動きの行方も、、、
続きが物凄~~~く気になります!!!

次巻も楽しみにしております!!

巻末の電子限定のかきおろし漫画がかなり貴重では⁈
姉、美優によるコメントがクスっとしながらも愛を感じて1ページ漫画とは思えぬ内容でした♡

修正|おーーーー‼良修正~~~~‼
濡れ場は描き下ろしのみなのですが、元画+白短冊です
内容も本編の緊張と緩和が効いていて、流れが良かったし可愛さとエロさがやっぱりステキでした((*♡ω♡*)) ホント、豪華な描き下ろしでした‼

5

不仲から徐々に心を通わせていく二人にほっこりキュンとする

大好きな作家様。
本作は1話だけ連載中に拝読していて、単行本となったので、あらすじや受け攻めなどの前知識なしで読んでみました。

服役していた怜慈が刑務所から出所して実家へ行くと、亡くなった姉から聞いていなかった、甥の光(みつ)という青年がいた。前科者として光に拒絶されるが、同居することになり…というお話。

ほとんど前知識なしで読み始めたので、第一印象最悪な二人がどんなふうにBLになっていくのか、そして左右はどっちなのか、ワクワクした気持ちで読み進みました。

ストーリーは、怜慈がグレてヤクザ絡みで捕まってしまうまでの過去が語られたり、光もかなり訳アリだったり、仄暗さのあるお話です。

でも渋々同居を始めた二人が、徐々に心を通わせていく様子が、少しコミカルさも交えつつ描かれていて、ほっこりします。
特に怜慈が実は根が優しいいいヤツで、訳アリで気難しい光がその優しさに絆されて徐々に懐いていくのが、猫ちゃんみたいで可愛いです。

怜慈が知人女性と電話した後の、アイスのシーン。光が急に雄っぽさ出してきて、ギュン!となりました。
この辺から、「え、光が攻めだよね?でないとつらい…」と思いました。光が攻めでよかった〜!
怜慈の「おじさんに性欲向けたでしょお!?」には笑っちゃうw
キスシーンもすごくいいな、光やるな〜。

終盤、怜慈のピンチに、パニくりながらもがんばった光には愛おしい気持ちになりました。
ラスト、怜慈に甘える光も可愛い…。

本編はエロなしで終わったので、あららと思ったら、しっかり描き下ろしで描いてくださいました、感謝!二人とも真っ赤になって可愛い濡れ場でした。光の「かわいい」連発最高だわ〜♡
そして光が可愛げのある年下ワンコ攻めになって嬉しかったです♪

ヤクザ絡みでちょっと怖い描写もありましたが、心に傷を持つ訳ありな二人が、徐々に心を通わせて仲良くなっていく様子に、ほっこりキュンとするお話でした。

できればもう少し、甘くなった後の二人も読みたかった。番外編など描いてもらえたらぜひ読みたいです!

電子 白短冊修正(少なめ短冊でエッチな良修正♪)

5

年下甥っ子攻めの赤面と、言葉の破壊力に陥落

先日「蜜果」最新刊で萌えに萌えたばかりのような気がしますが、
こちらのakabeko先生の新刊も、また違ったテイストでグッとくるものでした〜!・:*+.

赤面症で引きこもりの20歳の甥っ子×出社したばかりのアラサーの叔父。

甥っ子は姉の結婚相手の連れ子なので、血の繋がりはありません。

なんといっても見どころは、初対面であんなにツンツン&嫌悪感を露わにしてた光(みつ・攻め)の変わりっぷりではないでしょうか。

も〜〜親を初めて見たひよこのように、急速に
懐いてくる様子にどうしようもなくムズムズした気持ちになり、
庇護欲を掻き立てられた…

そして家から一歩も外に出られなかった彼が、目の前で攫われた叔父・怜慈(れいじ・受け)を
救おうと走り出す瞬間のカッコ良さよ!✨
手に汗握って応援してしまいました。

そんなふうに、光を無意識ながら変えさせた怜慈(れいじ・受け)。
流されやすく騙されやすく、ダメなところもおおいにあるのだけど、
いろんなシーンでその心根の温かさが伝わってきて、愛すべきキャラです。

序盤の、カレンダーに書き込まれた自分の出所日を見て大泣きするシーン。
心にグッときたー…

それを見てしまった光が、叔父への悪印象をガラリと変える、大きな意味を持つシーン。
とても印象的でした。

なんとか無事に救い出し/救い出された後の、
2人のホテルでのやりとりと初えちも、も〜萌えしか込み上げてこなかったです。

2人ともただただ可愛い。。

とはいえ、一時的には逃げられたけれど
これから2人の生活はどうなる!?と気になるばかり。

恋人編も、ぜひ…!読めたら嬉しいです◎

どこかコミカルなテイストでもありながら、攻め受け2人の心情に共感して、
温かいものが込み上げてくる。

そんなakabeko先生の新作、最高に楽しませていただきました☺︎

4

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