電子限定かきおろし漫画3P付
一途な大学院生×魔性の大学助教授、11年の時が紡ぐ燦爛初恋譚
突き抜けた描写力とエロスに度肝を抜かれたデビュー作、次いで胸がギュンギュンするようなキャラ萌え地獄(と書いて天国‼)の沼に堕とされた前作、、、
絶対に買う!と決めていた先生の新刊♡
お迎えさせて頂きました٩(♡ε♡ )۶
※あらすじにある内容含んで以下、ネタバレありで書きます
設定などを分解して並べてみるととても切ない要素や郷愁や原風景などを感じさせるエモさがあります
かつて愛し愛された恋人を亡くした数学者の鵜飼先生(受け)視点で進みます
時代は1980年に差し掛かる中という事で、同性愛者に対して積極的な理解がある世の中とは言えない昭和の時代で、方言から九州地方でしょうか?恐らく東京などよりはまだ偏見などもあったのではないかな?と察する舞台背景
そんな中で再会した眩しい記憶の中に居た少年が精悍な青年として目の前に現れ、窮地の自分を救ってくれ、あまつさえ彼から好意を感じる
未来ある青年、土岐(攻め)を自身の劣情で乱してはイケないと身を引く鵜飼
それでも一途に鵜飼を慕う土岐の真っ直ぐさと包容力
身を任せてしまいたい、でもそれでいいのか、、、良い訳がない、、、‼と悩む鵜飼先生の悩ましく見悶える姿
そんな想い人を亡くした喪失感や人を惑わすと苛まれた過去を抱えた鵜飼先生の未来を見守るようなお話しとして読むのが主流の読み方かな?と思います
正直、私はこの手の「受けが受け過ぎる」ような性格にそこまで惹かれない方です
一見健気な身を引く行動、、、それまで距離を近く感じていた人が急に離れたら寧ろ気になるデショ…普通に考えたらサ…(ー_ー)、、、って思っちゃうんです。。。
身を引いて見せていながら結果「無言の圧」になっているように見えちゃう。。。健気さがあざとさに見えるんですよね(性格が捻くれてるんです…スミマセン)
なので今回は受け視点で進むお話しですがそんなに鵜飼先生に寄り添って読んだりは出来ませんでした
逆に、失礼かも知れませんが過去に傷を持つ賢い人が肉欲に溺れ、ピュアな想いで好意を寄せる青年を肉欲で絡めていき、結果そこに「生と性」を感じる事で潤いを取り戻すような官能的な描写にこの作品の楽しみ方を私個人としては覚えました///
純文学に官能的な薫りを見出して愉しむ、というような褒められるようなものではない読み方をさせていただきました(ホント…個人の趣向なので…‼)
邪道かも知れないし、褒められたものではない読み方かも…とは自覚しています、、、(>︿<。)
それでもこの読み方が、私のこの作品から得られた最大級の萌えだった事は否定出来ませんので素直に告白させていただきました (,,•ω•,,)
先生がこんな読み方をして欲しいとお考えになったかは勿論分かりませんし、皆さまにこの読み方をおススメしている訳でも決してありません
ただ、私に取ってこの作品は奥深さを感じたり切なさや救済を感じる作品というよりも、抗えない人の素直な欲を否定しない…とても大らかでそして官能的な作品としてその甘やかな時間を目一杯享受させていただけた素敵な1冊でした
官能に忠実だなって思った描写で指が止まったシーンがあります
それは、えっちする前にご飯を抜く描写!!
コレ、なかなか見ないからちょっと「おぉ~~‼」と心の中で手を叩きました♡
実際のセックス前ってコレが普通なんだそうですが、漫画の中ではここに言及してるのって少ないですもんね
そこを敢えて描いてるのを見て、やっぱりこの作品、めちゃえっちやん//♡//って思っちゃったんですよね(*´ェ`*)
そんな官能的な描写を盛り上げる修正、、、これがまた大変良かったです‼
ココ、声を大にしてお伝えしたい٩(♡ε♡ )۶
先生の作品を既読の読者さまなら言わずもがな、キャラの男性らしい体つきのいやらしさはご周知の事と思いますが、、、ずっと憎い…‼思っていた白抜き修正が、、、!!!
ナント、、、今回はナイ!!!!!
色んなアングルから描かれる2人の男性らしい肉感ある体躯の交わり
色っぽい、、、違うな…”ぽい”じゃない、、、セクシーの塊、そのものでしかなかった⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄
描き下ろしのお互いキスマバチバチの濡れ場、、、♡
最高でした(♡´∀`♡)
地雷かも?POINT
・あらすじにありますが過去に人が亡くなる描写あります
・無理強いされる過去シーンあります
・攻め受け以外との受けの濡れ場あります(浮気ではない‼)
・気持ち悪いストーカー居ます…
・作画で毛の描写あります(腋、アンダー)
修正|上記記述通りの高修正…!!!白海苔修正で元画を感じられます!!兜合わせと素股描写も後ろからアングルとか、、、エロかった~~~!!!(シーモア)
わぎもこ先生の新刊…!
「聞いて、俺の恥ずかしい音」や「アフラーグロウ」が大好きで、楽しみにしていました。
紙本もコミコミさんのR18公式同人誌付きを注文したのですが、
シーモアさん先行で、電子で一足先に拝読。
良かったー……!!
学生×先生、歳の差、昭和(1979年)、トラウマ・喪失からの救済、一途攻め…
そんなキーワードにどこか引っかかるところがあったら、ぜひ!とおすすめしたい一作。わぎもこ先生ならではの濡れ場の濃さも必見です。
胸震える、読み応えある一冊でした。
ちなみに、タイトルにもある「ユリイカ」とは…
ユリイカ(εὕρηκα)
:ギリシャ語で「見つけた!」を意味する言葉。数学の大天才であるアルキメデスが叫んだとされる
とのこと。
先生のあとがきでこの言葉の意味が分かったところで、「ユリイカ!」という言葉の
意味を噛み締めてしまう。
以下、簡単なあらすじと共に感想を。
今回の舞台は1979年、博多。
主人公である大学の理学部助教授・鵜飼(うかい・受)は11年前に同郷の後輩で
恋人でもあった天方(あまかた)を亡くし、そのトラウマを抱えたまま、
研究に没頭する日々を送っていた。
そんなある日、学内で文学部院生の土岐(とき・攻)と出会い、一目惚れをしてしまう。
必死に自分の想いを押し殺そうとする鵜飼だけれど、付き纏いをする困った学生から
偶然助けられたある日、土岐とは11年前に一度会ったことがあると分かってー
と続きます。
途中、複数の男達からの強姦(未遂?)描写があるので地雷の方はご注意ください;
失われてしまった天方との恋の記憶がとても甘く、優しい香りのするものだけに、
鵜飼がこの11年間、いったいどんな気持ちで生きてきたのかー
と想像すると、胸が締め付けられました。
男同士、相手は未来ある若く優秀な学生、歳の差…とままならない恋。
踏み出すことに臆病になる鵜飼の気持ちに、とても共感しました。
で!ここからの”追い縋る攻め”の姿が…自分的に大大大好きなシチュエーションで、
刺さって刺さってしかたなかったです…!!!!!
なんとか距離を置こうとする鵜飼に追い縋り、震える手、涙ながらに想いを告白する土岐。
…ここ、完全に心を持っていかれました。
震えるその手、振り払えるわけがないけん!(すみません、作品に引き摺られて…;)
攻めの涙に、自分も涙が。。
互いにかけがいのない「ユリイカ!」な存在である二人。
再び手にした”ひまわりの種”が大きく花咲くところを、今度こそ二人一緒に笑顔で
見て欲しい。
そんなことを思いながら、本を閉じました。
学生運動、内ゲバ……聞いたことはあるけれど実体験がなく
自分の中でふわっとしていたものが、作品を通して”巻き込まれた人がいる”ことが
リアルに感じられたのもまた(作品自体はフィクションではあるけれど;)、新たな発見でした。
あ!そしてわぎもこ先生ならでは、の濃厚な濡れ場描写(いろんな体位、潮吹きなど…)にも大満足です◎
特に描き下ろしの攻め視点でのえちが!甘くて甘くて最高だったー…✨
電子限定描き下ろし漫画も、通常1ページだけのことが多いと思うんですが
3ページあります!
そちらの攻め視点での嫉妬&えち(鵜飼のフ◯ラ事情)も言うことなし!文句なし!
の素晴らしい内容でした・:*+.
★修正:白短冊(シーモア&紙本)
私的には2度目以降の読み込みで楽しみが増した感覚が強かったです!
過去2作は初読み時からストレートにストーリーとエロさが一緒に押し寄せて、その波にグワっと一瞬でさらわれて巻き込まれて、気付いたら見知らぬ浜辺に寝そべっていた・・・Σ(゚Д゚)‼という感覚になったのですが、今作はその感覚とは違っていました
先ず初見で「どんな物語なのか?」という部分に馴染みの薄い時代背景などがあって、全く予想が付かない感覚でソワソワしながら読みます
なので大きな波にさらわれるというよりは、波打ち際から小波を足でピョンピョンしながらかわしつつ大きな波にのまれないように注意しながら沖に進んでる感覚です
その穏やかな心地よさに身を任せ何度も小波を飛び越えて・・・
気付いた時には結局見知らぬ海岸?国?に漂い着けてしまっているという新境地!!!(分かり難い例えですみません…!)
やっぱり先生の作品には先生からではないと得られぬ読書体験があります!
そしてクセになってしまう引力があります
今作は特に見え隠れする攻め受けお互いの気持ちを奥ゆかしく抱えて伝える流れが特に好きでした
こういう性格の2人を表現するのにこの時代背景がすごくピッタリだったように思いました
勢いやノリ、世間体などが「今」とは違うからこそこの2人のキャラが活きてるように感じる設定がまた上手さを引き立てていたと思います
個人的にはこの時代を知らないからこそ自由に妄想出来てしまう、というのも楽しかったです(´艸`*)
たっぷりのあとがきもとても見応えがありました!
あとがきにもしっかり描き込みをして下さって、すごく最後まで楽しませて頂けた1冊でしたので是非最後までじっくりゆっくり、そして何度でも味わい続けたい作品でした♡
いや…無自覚だから魔性なんでしょうね…
わぎもこ先生の新刊!
前作で天授さんに骨抜きにされたワタクシ、
とっても楽しみにしておりました…!
真冬に発刊された真夏の物語。
美しかった~!ものすごく美しい世界でした。
わぎもこ先生、魅力的な攻めさまを描かれる先生と
お見受けしておりましたが、
今作は儚げ年上受けさまの魅力が溢れてました…!
この受けの助教授、鵜飼先生…
ちょっと抗えないくらい、猛烈に魅力的なんです…。
控え目で知的。シンプルな白シャツからも匂い立つ色香、
さらに嗜虐心を煽ってくる照れ困り顔…!すぐ赤くなっちゃう…
黒縁メガネをズリ上げながら目をゴシ…かっわ!!!
こ、これは…ワタシ知ってる!これが魔性や…!!!
で、年下攻めの土岐くんは、ちょうど性の目覚めの時期、
ピュアーな小学生のときに、清楚で知的なお色気を放ちまくる
ヤング鵜飼に出会ってしまい(当時25歳くらいかな?)
癖をバキバキに歪められてすくすくと…
(実際は複雑な家庭環境でしたが)育ってしまうんですね。
まあこんな美人で優しい知性派だけど生活能力からきしダメで、
自分が支えないとダメなお兄さんおったら、
誰でも守ってあげたい…ポワポワポワってなるし
その宇宙とか数字にフワフワいってる意識を
自分に向けてもらえたらハァハァ…って、
まあ、なっちゃいますよね~わかる。
この、12歳年下の土岐くんが大学に入ってきて、
助教授となっている鵜飼と再会するところから物語は始まります。
年の差や時代背景なども相まって、お話自体はハピエンですが、
甘いだけではない恋愛で切なく、かなり大人っぽい展開を楽しめます。
博多弁も柔らかいのに芯は強い感じが作品の世界にピッタリで、
ページごとの充実度も含めて映画を見ているようでした。
しかしワタシにとって本作の超絶萌えポイントは…
なんとゆーても!年齢を重ね妖艶さがマシマシな鵜飼先生…ッ!
勉強にしか興味なさそうなテイなのに
夜はガッツリグッチュグチュのソロプレイ。
ギャップすご!!!前のページの切なさと儚さはど、どこへ…!
我慢できず体を重ねる2人の肉体の厚みたるや…!
(突然の雨、いい仕事してくれた…!)
ギリシャ彫刻がセッしてるみたいな美しさでございました。
ムッキムキじゃないんですよ。きれいな筋肉のつき方してる体…。
(シーモア版でしたが、修正も甘めだと思います!)
とにかくギャップ萌えが…この普段は清楚な先生が…ッええッ!アッ!
結構…アッ!大胆にこう、淫蕩に耽る姿が…ッ!OH…!
なんかもう、えっちすぎて
いけないモノを見てしまっている感がすごいッス…。
(電子の描き下ろしでは、土岐くんの土岐くんを
おくちに含んじゃったり結構上手だったり…(赤面))
前作では攻めの天授さんの魅力に抗えなかったのですが、
今作は受けの鵜飼先生の魅力に抗えないワタクシでした…。
このヒトになら人生狂わされてもきっとみんな幸せなのでは?
ほんとの魔性はビッチにあらず。無自覚な色気に勝るものナシ…!
こんなすばらしい受けさまを爆誕させてくださった、
わぎもこ先生に感謝でございます…!
ユリイカ、という言葉が冠されてる限りにおいては今回はアルキメデスの理系界隈なのか雑誌名からであれば文芸界隈なのかどっちかなぁ
といずれにせよ期待値MAXで読み出しました。
でもまさか1960年代終わりから70年代終わりにかけてのノスタルジー風味とは!
ごめんよ、この年代にはめちゃこだわりがあります、わりと詳しいです、だからいくつかの有名な先生の作品にも結構キツいダメ出しをしています、わたし。
事実と違う相違点をつい指摘してしまうんですね、、、
そんなわたしから見てもこの作品中にはおかしなところがありません、噛みつく隙を与えてくれません、吾瀬わぎもこ先生&ブレイン、スゴいです。
でもまあ昭和レトロ云々を抜きにしてもぜんぜん楽しめます。
だって今回もエロエロですもの!
舞台はQ大なんだろうけど方言は長崎弁?博多?
九州に住んでいたわりにはさっぱり分かりませんがとにかくこの方言のせいなのかえらくエロい!
何処かでこの方言を耳にしたらわたしもう顔真っ赤になってモジモジするんじゃなかろうか?
挙動不審じゃな!
前回の「アフターグロウ」と比較すると多少インパクトに欠けます。
方言にも慣れたし濡れ場はスゴいんだけどこれも慣れたというか実をいうとわたしの好みのエロとはもともと少し違う。
今回メインキャラに近い第3のキャラもいて3人の顔が似ています、、、わかりにくいシーンがありました。
まあ神評価ですけどね!
紙本、白短冊。
短冊の数は多いけどけっこうせめてます。
この数学博士はこんなにえちが好きで積極的で今後だいじょうぶだろうか?
最後に、
わたしが最後まで理解し得なかった高校数学、博士が言いたかったのは美しい自然の節理の顕れこそ数学と永遠の定理の一端なのだと思う、博士のような人に公園を散歩しながら教えてほしかった。
ちょっとは分かったかも。