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表題作ナンバー9のセルフィッシュ

権堂玄一郎
26歳、不動産会社専務取締役
小野辺真
28歳、ホテルのフロントスタッフ

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下イラスト

あらすじ

手に入れると決めたことは、必ず手に入れる主義なんだ

幼い頃から憧れていたホテルのフロントスタッフとして働き、
慎ましやかに暮らす小野辺。
そんなある日、宿泊にやってきた権堂という客は、
ことあるごとに小野辺を指名し無理難題を押し付けてくる。
彼の正体は権堂不動産の専務取締役で、
自社の新ホテルに優秀なスタッフをスカウトするため小野辺を試していたのだった。
今の職場に思い入れがある小野辺は権堂の引き抜きを断るも、
「必ず手に入れる」と彼に引き下がる様子はなく……!?

作品情報

作品名
ナンバー9のセルフィッシュ
著者
にふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
SPコミックス mimosa
発売日
電子発売日
ISBN
9784845867516
3.8

(8)

(3)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
30
評価数
8
平均
3.8 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数3

セルフィッシュって、わがままなって意味らしいです!

幼い頃、家族で利用した時に感銘を受け、憧れとなったホテルでフロントスタッフとして働いている小野辺。

そこへある日、権堂というわがままな客がやって来る。
無理難題を押付ける権堂に、疲労困憊の小野辺だつたが、ある日部屋へ呼ばれて行ってみると、なんと自社のホテルへの引き抜きのために試していたという種明かしをされて、、、
というお話。


まず、えちはありません。
キス止まりです。

そして、ホテルを舞台にしたお仕事BLです。

お仕事ありきで芽生えていく二人の恋心。

仕事での繋がりがなくなってしまえば――小野辺が、権堂からの誘いを断ってしまえばそこで終わってしまう関係。
そう分かっているのに、小野辺は権堂の言葉に必要以上の感情をそこへ見出そうとしてしまいます。


身分差大好きマンとしては、その格差を見せつけられて、攻めの態度を特別だと思わないようにしよう…その心情にとても切なキュンとしました。


あと、強引すぎる攻めも大好きなので、権堂の「手に入れると決めたことは、必ず手に入れる主義なんだ」のセリフに違わない行動力にもキュンとしました。


えちがなくとも、強引な攻めが好きだ!! と、叫び出したくなる方にオススメの1冊でした♡


タイトルのセンスもオシャレで、お話にぴったりでとても良きでした!


0

そう簡単にはデレてくれない

俺様な不動産会社取締役×仕事一筋なホテルマン。

子供の頃からの夢を叶えてホテルマンとして働く小野辺。
ある日、客としてやってきた権堂から直接接客を指名されるも
無理難題ばかり押し付けてきて…。

猛スピードで受けに接近してきたと思ったら抵抗する間もなく
振り回して惚れさせて、まさに王道の俺様攻め、久々に見た気がします。

はじめはそんな権堂を厄介客として警戒していた小野辺ですが、
真摯に向き合ううち仕事としてではなく権堂という男自身が気になってゆき…
恋を自覚しても仕事同様にまっすぐ純粋に向き合う小野辺の人柄が素敵でした。

権堂の気持ちが見えづらくて、ホテルマンとしての小野辺を欲しているのか、
恋愛的な視点で小野辺を欲しているのかが伝わってきにくかったけれど、
いざ蓋を開けてみれば予想以上に小野辺にベタ惚れで、
恋人になった途端にデレデレかつ執着ダダ漏れで
いつもは俺様なのに恋には不器用だったり、盲目的であったり、
そんなギャップが可愛く思えちゃいました。

最終的には権堂のデレも解禁されはしましたが、
告白で彼の本心が見えるまではクールを貫いていたので、
やはり読後感としては少々糖分の物足りなさを感じました。

贅沢を許されるなら、描き下ろしエピソードで描かれているような
権堂が小野辺を執着溺愛しちゃう二人の恋人編も見てみたかったです♪

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恋する描写と攻めの魅力が足りない

やさしくてさっぱりとした絵柄が魅力的な作品でした。
ホテルを舞台に繰り広げられる恋愛もの…といっていいのか、お仕事BLといっていいのか少々悩むところです。

憧れのホテルのフロントスタッフとして勤務し、なだらかな日々を送る小野辺の世界に突然入り込んできたのは、有名別企業の取締役を務める権堂という男。
彼がまあなんと、客として宿泊をしては小野辺に無理難題を何度もふっかけるわけです。
うーん…受けの心情やホテルマンとしての丁寧な仕事ぶりが見られたのは良かったのですが、攻めの魅力がいまいち伝わらずにこちらの評価となりました。

お仕事ものならば、もう少しお仕事描写がほしかったですし、そこから恋愛に持っていくのならば、どこでどう惹かれて恋に落ちたのかについて説得力がある大きなきっかけがほしかったです。
というのも、小野辺がなぜ権堂に惹かれたのかがわからなかったのです。
強引に無理難題ばかりを要求し、小野辺を引き抜こうとぐいぐい…と、私には顔が良いモンスター客にしか見えないまま萌えられずに終わってしまいました。
小野辺が気持ちを新たに仕事へ向き合おうとする心情はとても丁寧で良かっただけに、恋愛面の希薄さと結びの駆け足さが惜しいです。

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